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メタモルフォーゼの縁側

2022年 日本 118分

2023年32本目 ☆☆☆

Hulu/amazonprime

うらら、17歳。毎晩こっそりBL漫画を楽しむ女子高生。 雪、75歳。夫に先立たれたひとり暮らしの老婦人。 ある日、ふたりは同じ本屋にいた。 うららはレジでバイト。 雪はきれいな表紙に惹かれて漫画を手にとっていた。それがBLだった。 初めての世界に驚きつつも、男子たちが繰り広げる恋物語にすっかり魅了されてしまう雪。 そんなふたりがBLコーナーで出会ったとき、それぞれ閉じ込めていたBL愛が次から次へと湧き出した。 それからは雪の家の縁側にあつまり、読んでは語りを繰り返すことに。そして二人はある挑戦を決意する。

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 とても高評価みたいなので、観てみました。

内容も興味あったし、原作は漫画のようですが、

未読です。

 

 私の感想としては、

宮本信子さんのおばーちゃん役が、

もう、コントですか???

 

っていう感じで、

この方、こんなにも演技が下手くそでしたっけ??

・・・という印象で。

このおばーちゃんが、

もう手本のようなおばーちゃんで、

自然さがなくて、巷にいる75歳というよりも、

コントに出てくる

志村けんのおばーちゃんのようで、

最後までその印象が抜けなかったかな。

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芦田愛菜ちゃんは、

もう、こういう役をやられたら天下一品だと思う。

普通のどこにでもいる高校生だけど、

高校生独特の、青春のきらめきや、

成長中だからこその、苦悩を、

見事に演じていたと思います。

 

特に、うららちゃんがリュックを背負って、

駆け抜けていくシーンは、

清々しくて、その背中だけで、

「青春」を体現しているかのようでした。

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ただ・・・・

そろそろ違う芦田愛菜ちゃんを

観てみたい気がするな・・・と

思った次第です。

 もっと違う役をこれから

ドンドン観たくなる女優さんです。

 

内容は可もなく不可もなく。

最後の流れは、「耳のすませば」やん??

・・・と思ったら、

「耳をすばせば」の実写の雫役は、

芦田愛菜ちゃんが良かったんじゃ?

と思った次第です。

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途中から雪さん75歳の死亡フラグが

立ちまくっていたけど(笑)

正直、この作品においては、そっちの方が、

映画としての重厚さがあがったような気がします

(もちろん、それ相応の脚本があっての話ですが)

 

最後までご存命で、それはそれで、

ホッコリするんだけど、

映画としては、盛り上がりがないというか。

盛り上がりになるには、

「耳をすませば」の流れも、

漫画作者との偶然の出会いも、

かなり、弱いと思うんですよね。

 

…と考えると、映画じゃなくて、

2時間ドラマ向きじゃないかな。

 

色々書いたけど、

世間では評価高いので・・・(笑)

 

個人的には、

雪さんの役を樹木希林さんが演じていたら、

最高に笑えて、

ホッコリでする作品になってた思う。