【韓ドラ】LOST人間失格⑪ ネタバレ感想 | ROUTE8787 サンサクキロク

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きゃあ・・・どうしよう。

 

投稿が⑪まで来てしまった。

私も早くロスを抜けて、

通常の生活に戻りたいんですよ。

このロスのお陰で、ダイエットも中断してる・・・(←ナゼ??)

 誰一人気付いてないと思うんですけど、

レビューしながら、

「あ・・・あそこの場面は・・・

あ・・・あそこのナレーションは・・・」

 

とか思っては、ドラマを確認し、

レビューを編集して、

追加してる作業も並行して行ってます。

 

な・・・・なんのために???

 

・・・というお声が聞こえてきますが、

私の性格で、こういう事が、

たまにあるんですよね。

 

ハマると、本当にひつこい・・・・

(笑)

 

そして、そうです。

告白します。

 

Hulu1ヶ月延長しました。

正確には、延長なってた・・・・

トライアル期間終わってた・・・

このレビューを書いてるウチに、

いつの間にか「7月25日」は

過ぎてしまっていました。

 

しかし、まぁ、ホントに、

このドラマ観てる方が少ないみたいで。

私が、こんなにレビューを毎日毎夜書いては

投稿しているのに、

アクセス数が、寒々しいのが、その証拠です。

 

逆を言えば、大半は観てないであろう方々が、

「いいね」してくれる事が、

本当に、励みです~。ホント、嬉しい。

ありがとうございます!!

 

この作品、

インスタで検索かけても、

9投稿くらいしか無いんですYO!!

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(ちなみに、1番上の左のピンクのヤツ、

私です♡)

 

韓ドラの投稿サイトでも、レビュー15件です!!

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(観た人マークが、39人だわ・・・)

 

そんな事ってあります??

密かに、配信がHuluってのが、問題じゃないかと・・・・

これが、NETFLIXだったら、もっと観る人増えてたと思ふ

 

韓国映画の巨匠・ホンジュノ監督が

初めて手掛けたドラマで、

話題性はあったようなんですけどね。

 

でも、本当にレビューを拝読すると、

みなさん、良かった良かった・・・

という感想なんで。

レビュー評価も4.0超えなんですよね。

 

あ・・・前置きが長くなってしまった(←前置きやったのか)

 

以下は、ネタバレで、まとめ感想です。

 このドラマのテーマに素晴らしさについては、

もう語ったので良しとして

(言い足りなさはあるんだけど)

 

主役2人がいい・・・とにかく、いい

とにかく、このドラマ。

何度も言いますが、リュ・ジュンヨル様が

かなり、いいんですよね。

 

設定では

ブジョン43歳!!

ガンジェ27歳!!

なんですよ。

 

で、実年齢(2021年時点)は、

リュジョンヨル34歳

チョンドヨン48歳

なんですね~・

 

「イルタ・スキャンダル」でも、

チョン・ギョンホ様との

年の差が、どうにもこうにも違和感が拭いきれないと言っていた私ですが、

 

この驚異の16歳差がね。

もう、全然、違和感ない訳ですよ。

 これは、恋愛を越えて、人間と人間

魂の結びつきまで、絶妙に表現出来ているからだと

思うんですよね。

 かといって、

「人間同士」の関わりだけではなく、

恋愛としての、胸の高鳴りや、

愛しさ、守られる喜びや、

互いの心の内を探る駆け引きまで、

このドラマでは、きちんと描かれていて、

さすがは、恋愛映画の巨匠やな・・・

と唸らせて貰いました。

 

 正直、年の差の友情とか、

人間と人間の繋がりだけなら、

これほどの名作にはならないんです。

 そこに充分、恋愛要素があるからこそ!!

しかも、キス1回です。

 それ以外は、完璧なプラトニックな状態で、

これほどの恋愛感情を表現出来るって、

マジ、凄いとしか言えないんです

(語彙力が欲しい)

 

しかも、「言葉」があるワケでもないワケです。

「好き」とか「そばにいたい」とか。

ガンジェに関しては、もう好き過ぎてたまらなく、

「会いたい」って言っちゃうんだけど。

(まぁ、若さよね)

その一言も「よぉ、言うた!!!」

と満を持して感が凄かった。

 

ブジョンに対しては、そういう事言わないし、

「会いたい」と言われれも「どこに行けば?」なんてクールな返しなんだけど、

そこが、人妻としてのルールなんだろうって

理解出来るし、

だからこそ、最後に夫へ告白するシーンが、

ガンジェへの愛の深さを

教えてくれた気がするんですよね・・・

 

ジョンスからしたら、

「犠牲には出来るけど、好きにはなれない」

なんて言われてね。

でも、ジョンスもそうだったんだろうな。

「愛してる」とは言うけど、

それは情で繋がったものだと、

ジョンス自身も気付いてしまい、

自分たち夫婦は、一体何だったんだろう・・・

っていう涙だったんじゃないかな・・・

 

ふぅ~!!熱く語ってしまいましたが。

  

とにかく、ブジョンとガンジェの

心が近寄っていく過程が、

もう、凄く上手くて。

人間同士の結びつきから、

最後は、完全な「恋愛」に着地していて。

もう、マジックですよね!

 

悪い人がいない

 こういうと語弊があるんですが、

生粋の悪いヤツは、アランの夫くらいで。

アランを含め、ジョンフンも、

悪いヤツ!!って感じじゃないんですよね。

 そういう、どちらでもない曖昧さが、

このドラマの真髄でもあると思います。

 主人公のブジョンでも、

悪質な書き込みをするとか、

どうなの??って事だし。

 誰しも、抱えてるものによって、

ルールや常識を失ってしまう時もあるんだな・・・と考えさせられる訳です。

傷付いた事情で、

悪質な書き込みをするブジョンと、

DVによって地獄を見ていて、自分のことしか見えていないアランも、

大小はあれど、

苦しみの結果のような気がしてきます。

 

 アランを影ながら支えるジョンフンは、

盲目的のように見えて、

実はしっかりとしているのは、

アランに一緒に死のうと言われても、

「一緒に生きるべきです」

と言い放っちゃう所です。

 このジョンフンという人間は、

自殺してしまうジョンウと、

正反対の立ち位置として描かれていて、

子供を亡くした女性と一緒に死を選んでいる男と、

一緒に死なずに生きていこうといえる男と、

人間というのは、弱くもあり強くもあるのだと

考えさせられます。

 

そして、韓ドラで大抵私をイライラさせる姑ですら、

この作品では、非常識なところもあるけど、

情のある人間として描かれています。

 ジョンスの母と、ブジョンの父との交流は、

とても良かったです。

 

サブのキャストたちは、

しっかりと存在感を示して、

それぞれが抱える苦悩や、孤独を、

描いています。

 それらを描くことは、

自分だけが孤独ではない・・・という

安堵感に繋がっていくし、

他人は悩みなんてない・・

という思い込みを打ち砕いてくれるんですよね。

 誰もが、孤独で。

誰もが、死を生きることの一部として、

生きている。

 それは、決して、ネガティブな答えではなく、

誰もが同じ条件の中で生きているという

励みになっていくんじゃないのかな

・・・と思わせてくれました。

 

シンプルで分かり易い

雰囲気的にノスタルジックで、

曖昧なイメージの本作ですが。

じっくりと時間をかけて観ていくと、

とてもシンプルで、

分かり易い作品になっていると思います。

登場人物たちの言葉は、少ないけれど、

その分、ナレーションや手紙が、

それぞれの状況を集約し、

教えてくれています。

 

全編を通して、1冊の詩集を読んだ気分ですよね。

 

ガンジェがブジョンに捧ぐ優しさは・・・・

例えば、ブジョンが孤独だと感じれば、

役割代行の名刺を送ってみたり、

車や人からブジョンをそっと守ってあげたり、

ブジョンが父親の話をすれば、

静かに「帰りましょう」と言ってくれたり。

そういう優しさは、この作品の優しさなんです。

 

ガジェンの優しさに癒され、

寄り添われるんですよね。

そういう優しさに、何度も出会いたくなるし、

何度も感謝を伝えたくなる・・・

私にとっては、そんな作品となりました。

 

 

リュ・ジョンヨル様劇場

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(スタイルがええんですよ・・・)

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(印象に残る表情を集めてみました。

表情一つ一つが、本当に素敵です)