あらすじ

【最終話】星が輝く真昼

ブジョンは、ガンジェからの

「気を付けて 連絡をください」

のメールに返事を出せずにいた。

父親の家に荷物を取りに行き、

病院へ戻ろうとした時、

病院からの電話が鳴った。

急いで病院に戻ったが、父親は亡くなっていた。

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泣き崩れるブジョン

 

ガンジェはジョンウの遺品を、

姉に手渡したが、その時に、

携帯がない事に気付いた。

 以前、ガンジェの家にジョンフンが

来ていた事を思い出し、

ホストクラブへ向かった。

ジョンフンの部屋には、ジョンウの携帯と、

ブジョンが代筆したアランの小説の原本があった。

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「女たらしかと思っていたら、泥棒だった」

と、自分の家から勝手に持ち出した

ジョンフンを責めた。

 携帯は、すべて消去していたガンジェ。

 

「何を言ったって、あの女とはもう終わりだ

写真は渡したし、俺がお前に仕事を頼んだことも

ジョンウの話も全部した。

連絡を待っても来ないぞ

相手は人妻だろ?

家庭を壊すような事はしない。それが人妻だ」

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 ガンジェは少し諦めたような表情をして、

目を閉じた。

 

愛するお父さんへ

きっと私は いつか40歳を過ぎたら

ソウルではないどこかに小さな家を持ち

洗濯物を干せる庭か もしくは小さな書斎があり

子供は一人もしくは二人

そして運が良ければ 私の名前で本を出している

そういう人になっていると

それが失敗しない人生だと

それがお父さんを幸せにすると

そう信じていたんだと思います

どこから 間違ったのでしょうか

どこから やり直せばいいのでしょうか

私はやっと死とは何か

生きるとは どういうことか

分かったような気がしています

結局 死ぬことが生きることの一部だと

なぜ 分からなかったのでしょう

お父さんがいない世界で 

生きたことのない私が

どうやって生きていけばいいか分からないけれど

お父さん やっと私は 

お父さんが私に

この世界で何になるかより 

何をするかが大事だと 常に目で 体で

生き方で見せてくれていたのだと

ほんの少しづつ ゆっくりと 分かり始めています

愛するお父さん

どうか安らかに眠って下さい

 

ジョンスの舅が亡くなったと聞き、

お葬式に向かうキョンウンは、

先日、ジョンスが妻について

語っていた事を思い出していた。

 

「飾り気がなくて、思慮深くて 

確かにいい人だけど

君と正反対だと言ったことはないし、 

思ったこともない

むしろ違うようで、どこか似てる

そう思ってた。見た目とは違って、

寂しそうで、悲しい雰囲気が

近くにいるのに 遠くに感じるんだ。

島みたいに 

それをただそのままでいられるように

守りたいと思った

君のことも 妻のことも

守れなかったけど

俺こそ 何もかも さんざんだ」

 

キョンウンは、葬式には行かなかった。

 

 ガンジュは、カレーライスを

ブジョンの父親に届けようとして、

その父親が亡くなった事を知った。

 

お葬式も終わり自宅に帰ったジョンスとブジョン。

ブジョンは眠っていたが、その時、

彼女のメールが鳴った。

「つきあたりの部屋」という登録で、

「お父さん件、今知りました」という内容だった。

 不意に、以前エレベーターで一緒になった

青年を思い出す。

その顔に見覚えがあったのは、

結婚式で、役割代行をやっていた青年だった。

その時に貰った名刺の電話番号を入力すると、

同じアイコンだった。

 それを、見ていたブジョンは、

「私に何か言いたい事があるのかと・・・」

と問うが、

ジョンスは「何もない・・・」と答えた。

 

その夜、ブジョンは、ジョンスに

 

「誰も知らない内緒の話をしましょうか」

と声を掛ける。

「私、死のうとしたの。

自殺サイトで知り合った人たちと、

知らなかったでしょ?

お金も貯めてたの いろんなことに必要らしくて

でも 結局死ねず 病気の子供の治療費にした

現場の下見にも行ったわ 仲間と会って

数か月前のことなのに、昔のことのようだわ」

ジョンスは、

「生きていてくれて良かった・・・」と。

ブジョンはジョンスに1年前、流産した頃に、

前に好きだった人と会ってるって、

私が聞いたわけでもないのに、

どうして話したの?とジョンスに問い掛けた。

 ジョンスは答えず謝るだけ。

ブジョンは、責めているワケじゃない・・・

 

「私好きな人が出来たみたい

好きな人が出来たの

私には、話す相手がいないでしょ?

友達がいないから

あの時は、

何故私に話すのか分からなかったけど、

今なら分かる気がする

話したかったのよね?誰にでもいいから

好きだと」

 

突然の告白に、動揺するジョンスは

「どうしたいんだ?」

「ただ好きだと言いたいだけよ」

「そいつに好きだと言ったのか?」

「言ってないし 今後も言わないわ

あなたも言わなかったから 

私に話したのよね

相手の人に言えないから

 言えば壊れるから

解決出来なくなるから」

 

「俺は君を愛してる

君になら全て あげてもいい。

本当だ。俺の目も心臓も 何でもあげられる」

 

「私もよ

でも自分を犠牲に出来ても、

もう好きにはなれない」

 

その夜、ブジョンはカンジェの連絡先を削除した。

その事を、カンジェはブジョンと過ごしたあの屋上で知る。

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ホストクラブにやってきたアランは、

ジョンフンに

「あの二人はどうなった?」と聞いた。

 

「会ってませんよ。

最初は僕もよく分からなかったけど、

愛し合っていたようです」と答えた。

 

「まだ、そんなものが?愛・・・・」

アランは、自嘲気味に笑った。

 

時が過ぎて、

日常に戻ったガンジェの元へ、

登山客(テントを貸してくれた)から、

「真夏の夜の星座フェスティバル」の案内が届いた

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ブジョンは通訳の仕事を再開しようとしていた。

仕事を斡旋してくれた後輩が、

アランの近況を教えてくれた。

 

「離婚を決意し、すべてを公表して再出発をする」

相変わらずね。私のことなんてすっかり忘れてるわ・・・とほほ笑むブジョン。

中傷コメントは??という質問に、

「時々書いてる」と答えた。

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(その手に結婚指輪はない・・・・)

 

その帰り、星座フェスティバルの広告を見て、

ガンジェと共にみた夜空を思い出す。

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ガンジェは星座フェスティバルの会場の中へ

足を踏み入れた。

座席につき、辺りを見回すと・・・・

そこには、ブジョンの姿が・・・

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視線を感じて、ブジョンが顔をあげる。

見つめ合う2人。

ガンジェは胸の高鳴りを感じながら、

ホッとしたように、ほほ笑んだ。

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サブカップルの行方

スンギュ(タギの姉)&ウナム(キョンウンの夫が入院したていた病院の看護師)

ウナムが離婚した後、

スンギュの家に転がり込んだが、

前妻との縁は切れておらず、

スンギュはヤキモキしていた。

(この前妻が事あるごとにウナムも

呼びやがるんだよ)

最終的に、スンギュが大切だから、

前妻の呼び出しには応じないと決めた。

 スンギュの家を出て、

1から関係を築きたいと言う。

待ち合わせをして、デートをしよう!

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タギ(ガンジェのソウルメイト)&ミンジョン(ガンジェの仕事仲間)

 ミンジョンはガンジェが好きなのかと、

ヤキモキしたタギだったけど、

最終的には、しっかり両想いになっておりました。

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ジョンス&キョンウン

どうなんでしょう・・・・

最後の描写はなかったですね。

でも、ブジョンの手に指輪がなかったので、

離婚したと思うから、

是非、この2人は、

くっついて欲しいな~と思います

 

アラン&ジョンフン

こちらも最後の描写はなかったけど。

アランも、あのDV野郎とやっと離婚したし、

この2人もくっついて欲しいなぁ~と思う。

 

感想

全体的な感想は、またするとして・・・

(まだするのか??って声が

聞こえてきそうですが)

最終話良かったです。

なんとなく、曖昧な雰囲気で

終わるのかと思っていたけど、

嬉しい誤算でした。

かなり明るい未来を想像できる、

文句なしのラストだったと思います。

 

最後、ブジョンを見つけた時の、

ガンジェの胸の高鳴り、見ました????

いや~!もう、自然な感じだからこそ、

かなりリアルでした!

 

そして、ジョンフンからブジョンに

全部話した・・・と

聞いた時の、ガンジェの落胆・・というか、

しょんぼり具合が可哀そうでした。

 フンジョンも良くてね・・・・

「それが人妻だろ」って言う所は、

ガンジェではなく、

まるで自分に言い聞かせているみたいでした。

 

最終話で私が1番唸ったのは、

意外にも、ジョンスがブジョンを

どんな人か表現する所でした。

「島」みたいな人って言うんですわ!!!

 

もう、その通りじゃないですか????

 

「島」みたいな人って表現が、

これほどピッタリな人います??

 

ついつい、リュ・ジュンヨル様の演技に

注目しがちだけど(私の場合)

ここにきて、チョン・ドヨン様の

凄さを感じた次第です。

「島」みたいな人・・・という所で、

こんなにも同意出来るキャラ作りって、

凄すぎるわ~