私は、自分で言うのも何だが、
努力でここまで来たタイプだ。
地頭が良いワケでもなく、とても不器用で、
物事をすんなりと覚えられない。
時間を費やす事で、何とかやってきた感じ。
なので、ソビンの気持ちが良く分かる~。
一番初めに、「努力だけでは限界」
という言葉があるけども、
本当いそうだわよ~と頷いてしまった。
同じ姉妹でも、2つ年上の姉は、地頭が良く、
要領もよく、勉強してないのに、
成績はすこぶる良かった。
どう考えても、
私の方が勉強時間を費やしているのに、
私の成績は姉の半分にも及ばなかった。
内職の手伝いも、
姉は1つした事はすぐ覚えて、
出来るようになったけど、
私は、まぁ、、、、覚えが悪い。
内職の手伝いにもランクがあって、
姉はドンドン出世。
私は、ホント、
大した仕事をまかされる事はなかったんですよね。
(そんな姉はお医者さんになりました)
結婚した時に、ウチの母親が、
義母に言った台詞は、
「もう、この子は、
本当に努力しか取り柄の無い子で・・・」
っと言ったのをよく覚えてます。
いや・・・・ほんと、その通りで。
ウチの母親も放任やったワリには、
よく子供の事を見てたわな・・・・
と感心した位です。
・・・という事でソビンにも共感する所はあったんですけど、
まぁ。。。。
ジュンとスヒョンに比べたら、
エピソードが弱く感じました。
掘り下げたら、私、もっともっと共感したかも。
「そやねん~努力だけでは報われないのよ~」ってオイオイ泣いてたかも。
総括
・・・・という事で、私の想い出とともに、
ダラダラと書いてきましたが。
全てが満点というワケではないです。
かなり、私の共感ポイントをついていた分、
加点も大きかったと思うし。
俳優さんたちのフレッシュな演技も
良かったですが、
少し力み過ぎ・・・という感じもしました。
パク・ジフン様の陽と陰の演技も良かったけど、
極端過ぎた感は否めません。
ん??この場面で、その表情なの?とちょっと、
感情のままいけばいいってモンじゃないんだよ・・・・と
思ったりもしたけど。
でも、そこは青春という枠組みであって、
感情の高鳴りや傾きの極端さは、ある意味、
それを表現しているようにも思えました。
ジュン&スヒョン
ジュン&ソビン
正直、ソビンとの関係性の薄さを感じました。
この2人には、山場も・邪魔もなく、
比較的スムーズな流れだったからかも知れません。
メインはあくまで、ジュン&スヒョンの、
BLとまではいかない、
ブラザーフット的な関係にあったんでしょうね。
原作は、BLモノなんですが。
この作品ではあくまで、
「青春」を題材にしていて、
ジュン&ソビンの関係をなくして、
ジュン&スヒョンを描いてしまうと、
軸が「青春」ではなく、
「BL」というものに偏り、
それはまた、別の題材になる可能性も
あったのかな??と思うと、
ジュン&スヒョンを
ブラザーフット的な関係におさえたバランスは、
絶妙だったかな・・・と思います。
更に、スヒョンにもヨンランという存在を用意し、
スンヒョン→ジュンという片想いの悲しき構図を
シャットダウンしたのも、
かなり後味としてスッキリさせてくれた
要因かなって思いました。
彼女であるソビンを、
ひたすら我慢をして(努力する子は我慢も得意)
出しゃばらないし、
ヨンランもまた、然り。
あくまで、青春の中で一人でも理解者が
出来れば救われる・・・という点に、
絞り込んでいます。
そこは、恋愛など特別な感情は不要で、
相手に興味を持ち、心を開き、
受け入れる事の大切さを、
シンプルに表したかったのかな・・・
と思いました。
・・・という事で、
ジュン&スヒョン以外の人間関係は、やや、
ぼやけた印象になってしまった感はありますが。
全編通して、青春の苦しさを感じながら、
解放されていく様を見つめ、最後は、
初夏の風のような爽快感をもたらしてくれる、
良い作品だと思います。
心に残った言葉
意外にナイスな場面で、
ナイスな台詞を言ってくれるパク教授。
「わざわざ、苦労する必要はないが
若い時の苦労が思い出になることもある
今はそう思えないだろうが状況は変わる
自分は一人だと思い込んでいるだけだ
心を開いて助けを求め、それを快く受けて耐えろ
その時間を耐えれば、返す機会も余裕も生まれる」
いろいろ
ヨンラン役の方が、凄く印象深かったです。
目力ありますよね・・・・
なんか、松嶋菜々子様をキツくした感じ。
クォン・ウンビンさんって方です。
この方もプロデュース101から、
CLCってグループにいて、
今は女優さんみたいですね。
アクションが得意って・・・・確かに。
そして、私の中の子役NO1・・・
「紳士とお嬢さん」のセジュンが登場してました!
ジュンの子供時代・・・・
もう、泣き顔も可愛いぜ・・・・・
このポスター??っていうのかな。
このジュンが凄く好きです。
ちょっと不安で、
後ろを振り返るって感じが・・・・。