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人工知能プログラマーのムン・ハウォン(チョン・ヘイン)は、対話型スマートスピーカーの動作テストをしている途中で、 思い入れのある曲を耳にする。音にひきつけられたどり着いたのは、閉鎖間近の録音スタジオ。そこにはクラシック専門 のレコーディング・エンジニア、ハン・ソウ(チェ・スビン)がいた。ソウと出会ってから、ハウォンのスマートスピーカーは活性化していき…。

 

  ネタバレなし感想

 

レビューがたまっているんですけど、

開封したこちらの作品が、

最近ではかなり、私のドンピシャだったので・・・

今、6話なんですけど。

 

とにかく、全てが美しい作品だと思います。

キャスト、台詞、音楽、映像ととても美しい仕上がりになってます。

スウェーデンでの想い出のシーンは、異次元の空間を感じさせ、それが、AIスピーカーというSF要素を受け入れる下地になっているように感じます。

ハウォン、ソウ、ジス、イヌクの想いそれぞれが、

まっすぐで、そして切なくて。

 けれど、観ていて、かなり癒される作品になっています。

 

でも、韓国では視聴率が振るわず、

12話に話数を減らす事になったようです。

うーん、勿体ないな~。

まだ、途中だから何とも言えないけれど。

 

特筆すべきは、ハウォンとジスの絆の深さの描き方です。

ハウォンのジスへの感情と、

ジスのハウォンへの感情。

同じ「愛」だけど、別物だと感じる素晴らしさですね。その違いをしみじみ感じて、切なさ倍増です。

 

始めはなかなか受け入れがたい

AIスピーカーですが、

それを理解してくると、この存在を通じて、

ハウォンとソウが距離を縮めていく過程が、

なんというか、エモいんですよね。

 

チョン・ヘイン様の出てるドラマって、OST良いのが、多いですよね・・・・

この作品も、めっちゃ良いです。

 

  キャスト

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ムン・ハウォン役 チョン・ヘイン様

 人口知能プログラマー 幼少期をノルウェーでジスとともに過ごす。

大人になり、ジスが結婚した後も、「君の心の半分の半分でもあればいい」と彼女を想い続ける。

 

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ハン・ソウ役 チェ・スビン様

 録音エンジニア 両親を亡くし、悲しい過去から抜け出せずにいる。

レコーディングスタジオで働く事をきっかけに、

ジスとハウォンと出会う。

 

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カン・イヌク役 キム・ソンギュ様

 ジスの夫で、ピアニスト 

彼もまたスウェーデンでジスと出会った。

ハウォンとの関係に何か秘密がある様子

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キム・ジス役 パク・ジュヒョン様

 ハウォンの想い人 幼少の頃、スウェーデンで過ごし、韓国で結婚して以来、ハウォンとは疎遠。

 夫の秘密を知ってからは、夫婦仲は悪い

 

  6話(UNEXT)まで簡単あらすじ(ネタバレあり)

AIプログラマーのハウォンは、AIが人格をコピーして、その人の声で対話するスピーカーの制作をすすめており、自分自身の声で試作品を作成していた。

AIが人格をコピーするには、キーワードとなるものが必要であり、それにより人格が確立する点を、反応点と呼んでいた。

 自分の試作品は、いまだ、その反応点を見つけられなかったが、偶然、スタジオで出会ったソウが録音したピアノ音によって、試作品である自分のAIスピーカーの反応点を見つける事が出来た。

 

 ハウォンは、そのスタジオを買い取り、

親戚であるムン・スノにその管理を依頼した。

(※スノの祖母がハウォンの親代わりっである)

 ハウォンには、AIスピーカーとして人格をコピーしたい人物がいた。幼少の頃にスウェーデンで一緒に過ごしたジスだった。

彼女が結婚した後も彼女を想い続けていたが、ここ10年は疎遠だった。

(※ジスの声が自分のAIスピーカーのより強い反応点になると思ったからか)

 

スノを通じて、ソウがジスと接触するように仕向ける。スノは、管理するスタジオで働く事を条件にして、ソウへジスと接触するように話す。

 

ソウはジスと交流を持ち、その声を録音する事に成功する。

彼女の声が欲しいという気持ちに共感したソウは、徐々に、ハウォンとジスを会わせてあげたいと思うが、ジスはハウォンに会いたくない様子だった。

 

ジスと夫のカン・イヌクは、夫の秘密が発覚して以来、不穏な状況だった。イヌクは、ハウォンへ何らかの嘘をついたようで、それをハウォンに謝罪して欲しいと願うジスと、

謝る必要はないと言うイヌク。

 

昔、ハウォンに結婚すると伝えた時、

君を思い続ける・半分の半分の気持ちでもいい。

不幸になったら戻ってきて欲しい・・・・と言われたジスは、不幸である現状と、夫のハウォンへの罪などから、会える心境ではなかったのだ。

 

ジスは、この問題に決着をつけようと、

ハウォンとともにスウェーデンへ行こうとするが、

結局、一人で向かい、そこで遭難死してしまう。

(スウェーデンのハウォンの母親のお墓で、代わりに謝罪します・・・と涙を流すジス。夫が犯した罪は、ハウォンの母親の死に関連したことか?)

 

ジスの死を知り、精神的に落ち込むハウォンは、

ソウが残したジスの声を求めた。

また、ジスが死ぬ直前に電話で話した相手は、ソウであり、ソウもまた、彼女の死にショックを受けていた。夫であるイヌクは、妻の死から立ち上がれず、極度のスランプに陥っていた。

自分の罪、ジスとハウォンとの特別な関係への嫉妬心が、彼を苦しめていたのだ。

 

ハウォンは、

ジスの声でAIスピーカーを作成するが、

反応点は見つからなかった。

 ソウがそのスピーカーを借り、

ジスを想い続けているハウォンを見るのが好きだ・・・と呟くと、「それは片想いね」とジスの言葉が返ってきたのだ。

 

ハウォンが、反応点は何だったかと問うが、

ソウは、まさかハウォンへの片想いだとはいえず、曖昧に答えた。ハウォンとソウは、ともにジスの面影を追い求め、その中で、ハウォンがソウ両親が山火事で同時に亡くなった事を知る。

 ソウは、自分だけが生き残ったという罪悪感を、

抱えて生きていた。

 

 ハウォンとソウと、ジスのAIスピーカーで会話を楽しむ事が多くなったが、ジスAIスピーカーは、ハウォンとは話そうとしなかった。

 そして、ジスAIスピーカーが、ソウのハウォンへの想いがどうなったのかと、曝露してしまう。

慌てて、AIスピーカーをOFFにしようとするが、間に合わず、ソウは、ハウォンへの気持ちを言葉にした。

 

「好きよ。会えると嬉しくて、

ジスさんを大事に想い恋しがって、

真心を尽くす姿も 全部好き。

この気持ちを知られたくないわ。

ジスさんが彼の想いを知らなかったように、

彼に、知られなくないの」

 

  ネタバレ感想

 とにかく、チョン・ヘイン様がカッコイイんですね。

感情を抑えた静かな演技なのに、

その感情が手に取るように分かる、

素晴らしい演技をされています。

 また、コートがほんとに似合うんですよ。

目の保養です。

 

あと、キム・ソンギュ様が、

また、いい感じなんですよね。

「ある日 真実のベール」でのボス役も素晴らしかったんですけど。

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今回は、ピアニスト役なんですけどね。

ほんと、ピアノが上手で・・・・

多分、自分でも弾けるんじゃないかな~って思うくらいです。

 

チェ・スビンちゃん、好きな女優さんの一人です。

ヘイン様にしろ、スビンちゃんにしろ、

私が観た作品の中で、

この作品が1番好きかも知れない。

 

映像も、音楽も、台詞も、キャストも、

美しいんですけどね・・・・

 

正直、それに水を差すような、

下宿ネタはなんなんでしょう・・・(笑)

特に、女主人と年下男性との恋愛ネタは、

これ、必要なんでしょうかね・・・・・

この後、大きな意味を持つのなら、

それで良しとはしますが。

 

なんとなく、私の中でのワースト1サブカップルと同じ匂いがしますが・・・

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(Ohご主人様の悪名高きサブカップル)

 

 6話のソウがハウォンへの気持ちを

告白するシーンも、

すっごく良かったです。

 

大抵、こういうドラマは、

 

・結婚してるくせに、ハウォンに中途半端な態度をするジス

・長年の想いを断ち切れないハウォン

・自分の正体をなかなか明かさないハウォン

・自分の気持ちを隠して、

悲劇のヒロインになるソウ

・妻とハウォンの関係に、ヒステリー激怒する夫

 

・・・・と、かなり私のイライラポイントを刺激する展開があるはずなのに、

 

そういうのが、一切にないというのが、

本当に、素晴らしいと思うんですね。

 

みんな一途で、純粋で、切なくて。

そっと見守りたくなる、そんな作品です。

 

とはいえ、まだ6話です。

後半、どうなっていくかで私の評価も変わりそうですが。

 

とにかく、ヒーリングドラマと位置付けたいくらいに、癒されてます。