【韓ドラ】ザ・グローリー~輝かしき復讐~ ネタバレ感想 | ROUTE8787 サンサクキロク

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ザ・グローリー ~輝かしき復讐~

2022年・2023年 NETFLIX

全16話 ☆☆☆☆ 

韓ドラ7本目(通算80本目)

 

これで、溜まっていた視聴済み作品のレビューは終了ですグッ

こちらは、少し前に視聴済みでした。

☆4つ・・・というか、気持ち的には、4.5という所です。

 

 とにかく、このドラマは、分かり易い!

善と悪が気持ちよいくらい、クリアで、

なんというか、計画もスムーズじゃないですか。

 反撃されて、味方が死んでしまうワケでもなく、

視聴者の満足感をかなり満たしてくれる作品のように感じましたキラキラ

 

主人公の描いた計画が見事に進行しながらも拍手

「そんな、うまく行くかいな」という非現実的に思われそうな所を、

味方であるヨジョンとの出会いでさえ計画の一部とした事で、

見事に一蹴した形となっているグッ

 

長い時間をかけて、綿密に練られた作戦というリアル感。

人生をすべてかけて、一分一秒を、その復讐に費やしてきたというドンウン。

ソン・ヘギョ様が見事に演じていたと思いますキラキラ

 いや、適役だよね。

感情の起伏のない感じとか・・・・口笛

 毎度変わらずの、ヘギョ様って感じだけど、

今回は、母親と対峙するシーンは、珍しく、私もグッときましたよ泣くうさぎ

 

 でも、正直、最後のキスシーンはいらんかったって感じもやもや

このドラマは、ラブライン不要なんだよね。

最後まで、ドンウンへの一方的な、畏怖と敬愛を交えた愛情であるべきで。

 ヨジョンが、ドンウンに「おおせのままに」と言い、

彼女に仕えるという設定で、

最後まで来て欲しかった絶望

 そうでなければ、あれほど盲目的に「剣舞を踊る処刑人」になる

納得材料がないのだ。

 キスも不要で、最後の意味不明なシーンでの「愛してる」も、

ほんと、いらんあせる

 

あああああ。ここだけだね。

これが、無かったら☆5つでした。

 

キャスト演技は、どの方も素晴らしかった。

加害者5人もいるけど、見事にキャラクターがそれぞれ際立っているし、

振り切った演技は、子役さん(高校生だけど)たち含め、

見事だった!!拍手

 

特に、加害者ヨンジン

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 個人的には怪演と評されたイム・ジヨン様よりも、

高校生を演じたシン・イェウン様が素晴らしかったと思います。

 高校生で世間知らずだからこその、大胆不敵なところや、

歪んだ楽しみを見つけ、存分にそれに興じるところ。

 ゾッとするような怖さと、きっと将来は大物になりそうな気がしたり。

重厚感からいうと、高校生の方があったかなって。

 なので、ちょっと大人のヨンジンは、小物感があって、

こんなアホな設定だっけ?と違和感があったかも爆笑

 

被害者ドンウン

こちらは、同一人物も納得でしたね。

静かで、でも、芯のある描き方は、大人になって

完璧な復讐を計画する人物として、違和感なしでした。

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あとはさ・・・・

主犯格ヨンジンが、1番軽くないの???っていう所ですよね。

死刑になるならいいけどさ。

 男性2人は死亡して、主犯格のヨンジンが、刑務所送りになるだけってねぇ。

 

そして、ヨジョンとドンウンの最後のシーンも、

よく分からなかった。

総じて、明確なドラマだったので、最後がこういう曖昧な感じは・・・アセアセ

 

2人揃って、復讐しにいくの??

 一体、どういう状況なのか分からないんだよね。

 刑務所を前にして、不穏な雰囲気で、

「愛してる」って言いあって。

 

なんなの??

何すんの?

まさか、2人で死を覚悟しての突撃とかじゃないよね????ポーンポーンポーン

 

でも、刑務所での復讐って、けっこうハードル高いと思うんだけど。

 

というか、このヨジョンの復讐エピソードいるんかな??

いや、必要だったとしても、最後は、

ドンウンの計らいで、ひどい刑務所に移送されて、

それで死んだ・・・じゃダメだったのかな?

 

最後、上着を脱いで、街を歩くドンウンと、ヨジョン姿。

2人でおばさんの総菜屋さんに行ったりして飛び出すハート

 

こういう終わりじゃ、ダメなんですか???

 

まさか、これは続編のため?

でも、正直、続編はなかなか難しいと思うよ。

 この作品は、イジメにあった女性が、生涯かけての復讐だからこそ、

面白いのであって、これ以上の復讐を繰り返すなら、

それは玄人の領域で。

全く、別物の作品になってしまうもんね。

 

あ!!ひらめき電球

やるとするなら、これより10年ほど未来で。

「復讐屋」を営む2人。

で、そのエピソード・ゼロとして、今作を位置づけるなら、

いいのかも!

 

で、今回も私の好きな女優さまが出ておりました。

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ヨム・ヘラン様

「椿の花咲く頃」や「トッケビ」「カウンターズ」や「賢い医師生活」など。

かなり印象深いですよね。

それぞれ、全然違う役柄なのに、強烈に印象を残すという・・・・

 

このおばちゃん、私的にけっこう早くから、

死んじゃうフラグ日本国旗が立ってたんですけど、

良かったです。生きてくれてて~!笑い泣き

願わくば、娘さんとの再会を描いて欲しかったわ!

 

そして、今回、1番私の心を射抜いたのは・・・・

イ・ドヒョン様でもなく・・・・・

(あ・・・でも、イ・ドヒョン様好きです。

チョイ役でもけっこう印象残しますよね)

 

ドヨン様です~~~!!

チョン・ソンイル様~!!!キューン飛び出すハート

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いやぁ~・・・ダダ洩れる色気と、

奥底に流れる父性愛の、ギャップ萌えに、悶絶でしたラブラブラブ

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役柄としても、最高でしたよね。

冷徹冷淡の中に隠された、人間味のある感情が、

こう滲み出る感じが、最高でした!!

血の繋がらない娘を守る姿に、彼の人間性が現れていて。

 正直、彼が最後に手を下した復讐が、

1番痛快で、1番意味があったように思えるんですね指差し

 

最後のこの復讐だけでも、

☆5つ、差し上げたい気分です。

 

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この作品は、イジメ問題もさる事ながら、

社会の強弱、貧富の差も含めて、充分に描かれている。

 この社会の強弱によって、被害者は、光がなく、

その絶望はいかほどかと思う。

失ったしまった尊厳や、名誉を、一体誰が、戻してくれるのだろうか。

 ドンウンのとった「復讐」という行動は、

道義上問題かも知れないが、

そうせざるを得ない状況であるという、その苦しみを理解しないといけない。

 

 ただ、全体的にはエンターテイメント仕立てで、

うまく行きすぎる復讐劇は、あくまでも夢物語。

 

現実には、自分で尊厳や名誉を取り戻せる人は、

いないんじゃないのかな。

傷を秘めて、忘れる努力をして生きてきた人や、

悲しい選択をしてしまった人。

 

このドラマを観て、痛快で、勝利した気持ちになったとしても、

それは、きっと、まやかしに過ぎない。