ペンションメッツア
2021年 全8話 日本
☆☆☆ AmazonPrime
松本佳奈監督作品 小林聡美を据えてのドラマといえば、
「パンとスープとネコ日和」が記憶に新しい。
この世界観と、小林聡美ともたいまさこと、美味しいもの・・・・
間違いはないはず・・・・
なんだけど。
今回は、どうも、私にはイマイチな感じでした。
・・・というか、MAXが第1話だった。
いや~・・・・いいんですけどね。
でも、なんか、イマイチだなぁ~・・・と思いながら、
最後にコレか!これが、原因か・・・・と判明したワケなんですけど。
私の血に流れる貧乏根性ゆえの、嫉妬・羨望が原因なんで、
個人的な意見・偏見なってしまうんですけど。
つまりに、テンコの道楽じゃね・・・・?
という、所詮、金持ちなんじゃ・・・?
あの立派なペンションを、簡単に捨てて、
違う所に行ってみたい・・・とか、言えてしまう。
その余裕。
正直、羨ましい。
でも、そういう一般人離れしている人の印象は、
この世界観にはそぐわないんじゃないかと思うんですよね。
小林聡美さん作品で、同じような世界観のものはあるけれど、
自然体でありながら、自分の生きる世界を大切に愛でて、
その小さな世界で、肩の力を抜きつつも、一生懸命に生きる・・・
という所に、私は少なからず、共感したワケです。
けれど、この作品は、同じようでいて、全く真逆で。
その小さな世界を、捨ててしまうという最後に、どうも違和感を感じてしまった。
いや・・・作品としては別物だし、それはそれで良いんですけど。
テンコがペンションを捨てる覚悟をしたのならば、
テンコ自身が影響を受けた場面を、もっと描くべきじゃないかと思うんですね。
テンコがそのペンションを捨てるに相当する理由がないから、
道楽じゃね??
所詮、金持ちめ・・・・
・・・と、根性のひん曲がった私は、そんな風に思ってしまうんですよ。
普通に観れない、自分に沁みついた貧乏根性が憎いぜ・・・・
とはいえ、第1話・役所広司様がゲストの回は、
まさに神回であると思います。
役所広司様の、あの人間でありながら非なるものの演技は、
本当に素晴らしくて
もたいまさこの持つ雰囲気と、奇妙に合致していて、
この世の不思議さ、怖さ、滑稽さを混ぜ込んだファンタジーの世界を、
見事に作り上げていたと思ったワケです。
あと・・・ほんと、私の好みかも知れないけど・・・
けっこう、どの回も、
シャワー!!シャワー先に入って~~~!
きゃ~そのまま、ベッドとかご飯とか、やめてぇぇぇぇぇ~
・・・・ネツキさんも、自転車乗ってる人も、
真夏の焚火の人も・・・。
まず、シャワー勧めてあげて・・・と思ってしまいました。
・・・・余談ですけどね。。。。
巷では高評価です。
あくまで、私の個人的な意見です(笑)
いや・・・私も好きではあるんですよ。
この世界観。