マイPSパートナー
2012年 韓国 114分
☆☆☆☆☆
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現在、チソン祭り開催中です
昨夜、「キルミーヒールミー」を完走したんですど、
チソンのロスが恐ろしくて、勢いのまま、夜中2時に観たのが、
こちらでした。
まさかの R18!!!
チソン様の18禁!!!
もうそれだけで、お腹いっぱい・・・・
無意識に、リモコンを持つ手が震えましたね・・・・
と独り盛り上がったけど、私が観てきたR18指定作品からすると、
まぁ、そこまででも無かったですね。
下ネタ満載の台詞と、喘ぎ声でしょうか(笑)
残念だった?
いえいえ、チソン様のマジ本気の18禁だったら、
私、死んでしまうかも知れません。刺激が強すぎるので、
この辺りで、ちょうど良いです
・・・・前置きが長くなってしまいましたが、この作品が、ホント、恋愛映画にしては、
もの凄く良く出来ているので、ちょっとビックリでした
私の映画歴の中でも、かなりの上位にくる恋愛映画だと思います。
あらすじ(ネタバレ)
ヒョンスン(チソン様)は7年付き合った彼女を別れて、失意の日々だった。
音楽に諦めがつかないヒョンスンに、三行半をつけた形で、
彼女から別れを切り出されたのだ。
そんな時、女性の喘ぎ声の間違い電話がかかってきた。
何かの間違いだろうと思っていたが、ついつい、そのテレフォンセックスの快感に
陥ってしまったヒョンスン。
その電話は、
恋人とのマンネリを改善しようとして、
テレフォンセックスを試みたユンジョンの間違い電話だった。
ユンジョンもまた5年付き合った彼氏と結婚するために、
仕事を辞めたが、プロポーズされず、挙句に彼氏の浮気現場を目撃してしまい、
鬱々とした日々を送っていた。
その強烈な間違い電話をキッカケに、2人は電話で本音を話す仲に発展。
赤裸々に互いの恋愛などについて話をするようになった。
そんなある日、とうとう2人は初めて顔を合わし、
一夜を共にする。
互いに惹かれながらも、付き合っている彼氏と安定の結婚を捨てきれないユンジョンと
元カノへの未練を断ち切れないヒョンスンは、
本音を話せる友情関係を築こうと、互いに一線を引く事にした。
時に、ヒョンスンの悲しみに寄り添い、
夢を諦めてはダメだと伝えたり
年齢と結婚にこだわるユンジュンに、自信を取り戻せと言ってあげたり・・・
けれど、近づく心とは裏腹に、すれ違いが2人を阻む。
ヒョンスンが、その恋心を伝えようとしたタイミングで、
ユンジュンはプロポーズされたと報告。
気持ちの盛り上がらない結婚準備の合間に、
ヒョンスンへの気持ちを自覚したユンジュンは、ヒョンスンの元へ向かうが、
そこには、元カノが・・・・
思わず、結婚招待状を渡してしまうユンジュン。
・・・が、その再会でユンジュンへの愛を再確認したヒョンスンは、
元カノのヨリを戻そう・・・という提案を拒否する。
結婚式当日、ユンジュンへ自分の気持ちを告白していない事に気付いたヒョンスンは、
結婚式場で、自分の想いを歌で披露する。
長年の夢だった結婚式がぶち壊されたユンジュンは、
「あなたが、結婚式をぶち壊してくれて、良かった。
久しぶりに正気に戻った気がする」と言ったが、
「愛してる」というヒョンスン言葉には、
「もう信じない・・・」と答えるしかなかった。
数年が経ち、ヒョンスンはシンガーソングライターとなって音楽を続け、
ユンジュンは下着デザイナーとして多忙な日々を送っていた。
リスナーがゲストの歌を披露するラジオで、
ユンジュンは、あの日、結婚式でヒョンスンが歌った曲を歌った。
(刺激の少ない歌詞に変更して発表されたようですね)
その声がユンジュンだと気付いたヒョンスン。
「あの日、告白してくれた彼に、信じないと言ってしまった。
終わった事だけど、後悔してると彼が知ったらやり直せますか?」
ユンジュンの言葉をさえぎって、ヒョンスンは、
「今、どんなパンツを?」
「ピンクのレース、スクエアタイプ」
ネタバレ感想
めちゃくちゃ、面白かった。
恋愛映画はついつい厳しめになっちゃうんですが。
この作品は、恋愛映画というくくりの中で、しっかり勝負して、
しっかり映画作品として見劣りしない秀作に仕上がっている
恋愛テーマだけで、映画ってなかなか難しくて、
映画にするために、病気モノや余命モノやサスペンスモノを練り込んでくるのが多いんですよね。
そうじゃないと、「ドラマで十分」とか「映画にする意味ある?」とか、
私みたいな人間が文句をつけるんですよね
でも、この作品は、そういうモノ一切なく、
恋愛映画として、しっかりと昇華させた事に、びっくりしています
ちなみに私が恋愛映画でNO1と思っているのは、
「ノッティングヒルの恋人」なんですけど、
こちらも、ちょっと非日常な設定があるので。
本当の恋愛映画ってなると、こちらが人生のNO1かも知れない。
何故、この作品が、恋愛映画として成功しているか・・・・と言うと、
勿論、主人公2人の素晴らしい演技力の賜物です。
普通の日常にいる年相応の役柄を、しっかりと演じていた点。
スタイル抜群で美人の女優さんが、結婚に焦る等身大の女性を演じて、
ここまで納得させる演技力は素晴らしいし、
チソン様のちょっとダメだけど、根本に流れる優しさや、情熱が、
見事に表現されてて。
この凄いところが・・・・・
「普通と思っていた人が、本当は凄く情熱的で良い人だった」ではなく、
「普通の人の心の中には、情熱と優しさがある」と思わせてくれる点なんですよね。
ここまでの、リアル感ですよ
さすが、チソン様です
そんな2人が織りなす恋愛は、
多少の「やりすぎ感」「すれ違い過ぎやろ感」をも、飲み込んでしまうのです。
結婚式で歌ってみたり、ラジオで歌ってみたり、
本来なら、「ありえんやろ」とツッコミ入れたくなる所を、
映画レベルのシーンとして、成功させながら、
ギリギリの所で違和感を払拭してくれるんですよね。
そして、もう一つの理由は・・・・
まさかのR18という、テレビでは扱えない点にしたという事。
こちらでは、「応答せよ1997」にも出演していたシン・ソユルさんが
いい脱ぎっぷりででした
(広末涼子さんに似てますよね?)
無意味なヌードや濡れ場には否定的ですが、作品をよりリアルに近付ける手段として、
必要だな・・・と思う時があります。
この作品も、まさにそれで・・・・
元カノとのざっくばらんな濡れ場シーンは、2人の7年間が、
素晴らしいものだったと教えてくれるワケですね。
この2人がいかに気が合っていたかも、感じ取れます。
これがあるからこそ、ヒョンスンの失意や、元カノに執着してしまう気持ちが、
際立つし、もっといえば、
主人公2人の恋愛のすれ違いやタイミングの悪さを見ると同時に、
ヒョンスンと元カノのタイミングの悪さや、すれ違いを感じたりもするんですね。
そうする事で、非日常だと思っていた「すれ違い」や「タイミングの悪さ」は、
意外に、日常なのかも知れないと思ってしまうワケです。
つまりは、ありきたりの日常や恋愛は、
ありきたりではないという事なんですよね。
日常と非日常、ありきたりな恋愛と、そうではない恋愛。
それらを絶妙な匙加減で、映画作品にした恋愛映画の名作だと思います。
好きな言葉とシーン
自分を卑下しすぎだ。
君はわざわざ年だの結婚だの言って卑屈になってる。
自分を愛さなきゃ、他人にも愛されないぞ。
君は本当に愛らしくて魅力的だ
めっちゃ美しいキスシーンでした。
ユンジュンが始め拒否して、「電話しようか」って、
めっちゃ優しい。
あのアホの彼氏とは大違いだよね
そして、自然なこの流れ~・・・・
もう、素敵過ぎでした。
このアホな3人組・・・・
特に、このシーン笑えたわ・・・
ヒョンスンの顔だった・・・ってところ(笑)
男たちって、こうもバカなんですか???
バカだけど、愛おしい・・・
そして、チソン様
いや~・・・・普通の年相応の役をしても、
カッコイイ~!!
もう、ニヤニヤが止まりません
下ネタ全開で、元カノに未練タラタラの役をしてても、
やっぱり、チソン様はカッコいいのです。
そして、嬉しい、胸板厚い、鍛えられた肉体美!
ありがとうございます。好きです
R18という事で、観る事を躊躇されてる方がおられましたら、
是非、観て頂きたいです。
でも、お子さんとか家族と一緒に観るのは、
やめた方がいいでしょう(笑)
という事で、チソン沼にハマったら、
恋愛映画の秀作に出会ってしまった本作。
おススメです。