【邦画】弥生、三月 文句しかない感想です | ROUTE8787 サンサクキロク

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弥生、三月

2020年3月 110分

遊川和彦 ☆

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今年1番・・・というか、私の映画人生で、

1番の駄作かも知れません。

という事で、100%文句です。すみません。

 いや~!

途中から、この作品がどこまで、

やってくれるのか、

別の意味で興味が湧いたので、とりあえず、最後まで観たで凝視

途中から、文句言いたい所、

メモしながら観たで凝視

 

とにかく、これだけのキャストそろえて、

この駄作ぶりは、なかなか無い。

逆の意味で、演出・脚本・監督の力が大きいかを思い知ったわ。

 

 とはいえ、キャストも豪華だけど、

正直、波留さんは、元から演技が上手だと思ってないし、

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小澤征悦さんもね・・・

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そして、黒木ひとみさんもだし・・・・

 

豪華キャストだけど、ホント、演技うまい人おらんやん??って感じなんやけどね。

その上に、こんな脚本に演出やから、悲惨なものが出来上がったって感じ。

 

成田凌さんは、好きな俳優さんだけど、

とにかく、私の評価としては、

演出や共演者で、生きる事も出来るし、死ぬ事も出来る俳優さん。

つまり、アタリハズレが凄い。

かなり幅のある俳優さんだと思ってます。

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残念なことに、今回は、ほんと、いいところ何一つなかったよね。

 

この3人の関係をきちんと描く事って大事じゃないですか?

幼馴染なのか、どれくらいの関係なのか。

それが描かれていないから、

全く、この友情に感情移入出来ないワケですよ。

 そういう仲の良さや、弥生と太郎の気持ちの表現もないし。

 なので、突然、太郎と弥生が互いに想っていたとなっても、

「どれ、どこのタイミング?」ってなるわけです。

 とにかく、この2人が互いに恋してる雰囲気とか、皆無だし。

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 しょっぱな、いきなり平手打ちする弥生に引くし、

みんなの前で、

サクラにキスするのも信じられない不安

 HIVで苦しみ、差別されるサクラを守るのはいいけど・・・

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サクラを想って・・・っていう演技じゃなく、ただ大きな声で棒読みだから、

その強い想いが伝わらず、

ただただ、ドン引きやったガーン

 その上、HIVで苦しむサクラに、

太郎に告白しろと強制するのも、

デリカシーにかけるよねゲロー

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で、次のシーンでは、いきなり26歳で!

太郎の結婚式で、びっくり。

2人の関係に胸キュンもないまま、すれ違いの始まりなんだよね、

でもって、「好きな人がいた」って、

告白して、なんだそれ?

奥さんも、そりゃ、腹立つし。

  

で、太郎は案の定、離婚ってなったら、今度は、

弥生が結婚相手を連れてくるんだよね。

 

そして、父親が病気を倒れたんだけどさ。

弥生が施設に入れるって言ったのに、

「それでいいのかな?」とかワケの分からん事言い出す旦那に、

イラっとしたけどね・・・・イラッ

いるよね。

こういう人。当事者の気持ちを考えず、理想ばっかり押し付けてくる人。

 

太郎は離婚して、仕事もせずフラフラしてて、

突然、マンションに押しかけて、弥生は太郎に、

「親友じゃないの??」って、

え?そーなん?って、

本当に、意味が分からん。

 そんなに、親しくないやん?

だから、一体、どんな関係性なのさ。

 

で、2人して太郎の子供に会いに行くんだけどさ、

人の子供のボールを奪って、子供と太郎にボール蹴りさせるのが、意味不明。

更に、何が、意味不明って、この行動で、

息子は「僕はあの人みたいな教師になるんだ」って思ったんだって!

へ??なん、それ?ポーン

 

そして、帰り際に、太郎が弥生を抱きしめて、一夜をともにするんだけど・・・

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まぁ・・不倫ですよね。

 

・・・っていうかさ、その日まで家に引き籠って、カーテンも開けず、

掃除もしなかった部屋でよ????

しかも、太郎が、小汚くて。。。風呂とかも入ってたの?って疑いたくなるほどよ。

 そんな所で、そんな人と??絶対、ないわ。

 

そんでね。案の定、

「私、結婚してるのよ。もう会わない」ってね。

去るワケです。

 

で、地震です。

 もうね。こんな映画で、

あの大きな災害を扱うなって、

フツフツと怒りが湧いてきます。

 生徒たちと教室にいる時の演技が、

マジで、下手過ぎて・・・・

なんか、臨場感ゼロだし。

 

津波が押し寄せた街で、

太郎と母親が会うシーンもさ。

2人以外誰もおらんねん。

静かだし、絶対、設定おかしいやん?

って違和感も満載。

 で、この母親さは、息子に

「あんたには、まだ探さなきゃ、いけない人がいるだろ?」とか、言うワケよ???

いやいや、それ、人妻ですから。

 

てか、そもそも、息子にとって、

弥生が特別だとか、

どういう流れで知ってんのかしらね。

 

 で、弥生が見つからなくてさ。

太郎が、「白井弥生知りませんか?

旧姓結城弥生です・・・

そうですか、わかりませんか」

 

・・・って、避難所で叫びながら探すんだけど、

そんなモン、

わかるワケがないやろうが。

しかも、それを、意味なく何回も繰繰り返して撮影してんのよ。

 もう、滑稽やから笑い泣き

 

そしたら、奇跡が!

弥生じゃなくって、弥生の父親が見つかってさ!!

「あいつの事か??あいつのせいで俺は、人生を・・・」って、

めっちゃ恨んでるわけよ?

 弥生が大学生の時に、

実家に帰ると、父親が借金して、

夜逃げ準備中なワケよ。

 で、この父親が借金返済のために、

友達の子供と弥生を結婚させるっていうワケよ。

その友達が、財閥ってワケじゃないのよ?

銀行の理事をしてるって。

その子供と結婚させるとかって、

なんか、ほんと、古いのよ。

設定がさ。

 今時、結婚で借金の肩代わりとか、ある?

 

で、この母親も、「弥生、辛抱して」とか言って、結婚案に賛成って感じなのYO。

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 で、諦めて結婚式に行くんだけどさ、

結局、ギリギリの所で、逃げ出すわけよ。

サクラとの想い出の曲

「見上げてごらん夜の星を」が、

ウェディングマーチと間違って、流れるねん。

(どんな、間違いやねん・・・)

それで、サクラを思い出して、結婚しちゃダメ!って思ったらしい。

 で・・・結局、破談になってさ。

借金どうなったん??ってなるけど、

そこは、有耶無耶なワケ。

 

っていうか、この回想を、 

この大震災の合間に入れる???

 

で、弥生が見つかってさ。

でも、旦那さんが亡くなって、その棺の真横で、

浮気した事を懺悔するねん・・・・え?ここで?

「教師やめる・・・そんな資格ない。もう、私たち会うのやめよう。

アンタを見ると、サクラを思い出すの。昔を思い出して苦しくなるの」

・・・と、意味不明な台詞で、とにかく、

人生終わりみたいな感じを醸し出して。

 で、ビックリしたのは、そのまま、

太郎が立ち去るっていうね??

いやいや、もうちょっと、支えてあげたら??みたいな。

 

 で、旦那との出会いのシーンの回想だけど、

ここがまた、どうにもこうにも、

気持ち悪い感じで(笑)

 どこをどうしても、小澤さんが、いい人に見えない・・・・

まぁ、この親も、息子が震災に遭って死んだのは、嫁のせいだっていうくらいやからね。

これも、まぁ、かなりおかしいよね。

「あなただけでも助かって良かった」やろ。普通。

 いい年の息子が、夫婦で考えて転居して、震災に遭ったのにさ。

そもそも、弥生は、父親を施設に入れるって言ってたのを、

あんたの息子が、引っ越してして父親の面倒みろって言ったんやろが・・・ムキー

(口が悪くなる・・・)

 

で、ここから、もう分かり易いくらい、

弥生が喪に服すワケです。

もう、服からして黒しか着ないし、

動作が途端に緩慢になるし・・・・

そんな雰囲気で、本屋の店員とかしてくれんなや!とか思う。

 メイクもいきなり暗いメイクなんだよね。

 でも、それが違和感なくらい、気持ちの面で、弥生の心情が伝わってこない!

もう、暗くしてます!喪に服して、私、不幸です!!って、

ワザとらしいねんムキー

 

サクラのお墓で、太郎は、

「弥生を守ってやってくれよ・・」とか、またワザとらしい・・・・

それを隠れて聞いてる黒服・弥生。

サクラの花びら見て、去る・・・・・

なんやねん、それ。

 で、あんなに見晴らしいいのに、弥生と太郎は毎度のように、再会せずに別れるのよね。

 

太郎は、子供にサッカーを教えて、

息子は、なんと、教師に!!!!

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あの、ボールを蹴れ蹴れと命令した弥生になりたくて、教師になったと!!!!!!なんでやねん。

 これ、ホント、意味不明やねんて。

 

このタイミングで、サクラの父親がサクラの死ぬ前の音声持って参上。

 どうも、弥生と太郎の結婚式で流してって・・・

それを聞かせようと、弥生を探すんだけど、

前住んでた大家に、

大体の引っ越し先を聞いてね・・・・

「〇〇駅前」って情報つかんだら・・・・

 

まさかの、

「結城弥生って女性知りませんか??」って聞くわけよ(笑)

んな、アホな!!!

・・・と思ったら、まさかの古本屋さんで、

奇跡の人の本とったら、そこに、弥生が~!!!!

 

え~まじでぇぇぇぇぇぇ~!ポーン

 

いやいや、感動盛り上げようとするピアノBGMいらんから。

 

しかも、その「奇跡の人」の伏線もさ。

HIVで闘うサクラに

「ヘレンケラーよりマシだと思えばいいじゃん?」みたいな事いう場面があって、

それも何だか、デリカシーのない子やな・・・と思ったんやけど、

まさか、それが、

こんな所の伏線になるなんて・・・。

しかも、この1冊だけで、

「弥生は本が好きだったから、この本屋に来てるかな?と思って探しに来た」とか、

ンなワケ、あるかいなチーン

 

 で、弥生を追いかける。

逃げる弥生・・・・

 

で、どっかのホームセンターの広場みたいなところで、

流れたのは、

「見上げてごらん夜の星を」!!!!

 いやいや、これ、ほんと、おかしいから。

 それまでの曲から、これが、いきなり?????

どんな奇跡やねん。

 

で、サクラの音声を手渡して・・・・

 

弥生は、それを、

ホームのベンチに置き去り????

え・・・その行動あり?

 いや、結局、取りに行くけどさ、

亡くなった親友の音声をさ。

電車ホームのベンチに、一度でも置き去りにしようとした??

 

で、その音声ね・・・・

正直、杉咲花さんは、声だけで、

波留の演技よりも、成田凌の演技に勝っていたと思います。

 

でも、いかんせん・・・・その内容がね。

他に恋はした?とかさ、

シワとか白髪とかさ・・・・

で、そういう老いが私には羨ましいとかさ・・・・

 

正直、結婚式に流す内容じゃねぇ!!

 

・・・っていうか、結婚式に流す用じゃなくて、

死んだあとに、

2人に贈るメッセージじゃねーの・・・?

内容が、そっちのが妥当だよ?

 

で、太郎に会いにいく弥生。

バスを追いかけます・・・いや危ないから。

 

で、終わりかと思ったら、

太郎はそれどころじゃないって・・・。

教師になった子供が、

クラス内のイジメを解決しようとしたら、

保護者と揉めてて、教師やめろ・・・

とか言われてるらしい。

それを、何故か2人で助けにいくという・・・・

いや、息子は、立派な成人ですよ。

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で、そのイジメの内容に、震災の原発問題を絡めてさ・・・・

 

で、また、この教師の台詞が意味不明で・・・

「イジメはありました。でも、それは、僕たち人間が弱いからです!!

だから僕たちは強くならなくちゃならない・・・」とか、

もっともらしい事言うんだけどね。

 

もう、聞いてて、恥ずかしいんですよ。

 

で、弥生が大声でクラスに怒鳴り込み・・・・

 

「この若者は、孤独や逆境を恐れずに困難な道をいこうとしてるのよ。

自分の生き方を貫いて・・・・」

 

なんか、突然、文学小説みたいなん・・・

なんではてなマーク

 

そして、それを見て、昔の弥生にもどったな・・・って、喜ぶ太郎・・・。

差別を受けたサクラに、

教室でキスした場面と重なって、

あの時に恋に落ちたんだってYO!!!

マジ??ゲッソリ

 

で、サクラのお墓にやっと2人でお参り。

 

一体、何歳なってんねん。

で、最大の衝撃。

 

この2人が桜の木の下で、キスをするワケでも、

ハグするワケでもなく、

「見上げてごらん夜の星を」

を歌い出すという!!!!

 

やーめーてーゲローゲローゲロー

 

 でもね。

最大の衝撃は、

この衝撃のデュエットの後に、

あったんですYO!!

 

エンドロールの後・・・

 

赤ちゃんが、2人が並んでいます。

 

これは、太郎と弥生。

 

で、それを見ている母親2人・・・・

「太郎っていうんです」

「まぁ、いいお名前」

 ちょっと噴き出すけどさびっくり

 

この時の、

黒木ひとみが一体何歳の設定か知らんけど、

声が、もう、若くないので、無理があるんです。

長い黒髪・・・もあって、なんか、ホラーです絶望

 

で、出生届出した時に、父親が書き方の見本をそのまま見て、

太郎って書いたから、

山田太郎になったんだって!!!ポーン

 

弥生母はそのエピソードを聞いて、

「でも、ピッタリです」・・・

まぁ・・・確かにね。

確かに、これほどまでに、ピッタリはないわな滝汗

 

「この子は、弥生っていいます。

主人が言ったんです。

あたたかくなるのを待ちながら・・・て何だか人生みたいじゃないかって」

 

・・・・・いやいや、めっちゃ、運命みたいな。

感動みたいな・・・って感じやけどさ。

思い出して。

 

弥生を借金返済のために結婚させようとした、とんでもない父親です。

そいつが、何が、「人生みたいじゃないかって?」って??

マジ、しょーもないわ・・・・

 

で、幸せそーに言うこの母親は、

借金返済のための結婚を嫌がる娘に、

「辛抱して」って言った、母親ですよ。

 

何、最後に美化しとんねん。

 

この2人の台詞が、最後に出てきて、

感動的な感じで、締めようとしてるのん、

驚愕したわ真顔真顔真顔

 

・・・・という事で、もう、本当に、

面白くない作品でした。

 確かにね、

3月だけを切り取ったにしてもよ?

視聴者に伝わらないと意味ないやん??

 

とにかく、この2人の愛情なんて一つも伝わってこないし、

もう、感動しろハラスメントが、ひどすぎます。

 そのハラスメントや時代背景のために、

薬害HIV・大震災などを持ち出されてるのは、

嫌悪感しかありません。

 

時代の変化を描くなら、

景色の移り変わりや、

役者の演技から醸し出すものではないでしょうか?

でも、この作品は、

そういった努力を一切せず、

大きな出来事や、

携帯の変化で穴埋めしようとしてるのが、

もう、この作品のレベルの低さを物語っています。

 

 キャスト陣もうまく演じれているとは思えないし

脚本も演出も、全部おかしい。

全部、監督の責任だ!!!

 

 主人公2人が、最初から最後まで1ミリも好きになれず、

1ミリも、共感出来ず、

 すべての奇跡が、失笑だった。

 

起こる出来事すべてが、泣かせようとする下心丸出しの上に存在している。

発せられた台詞は、すべて、

夢と理想の世界で生きる、夢見る夢男や、夢子が語っているようなものばかりで、

重さも何もない真顔

 まさに、笑止千万!滑稽である!

 

 巷のレビューでは、評価 3.2とかです。

正直、意外に良いので、ビックリでした。

 

とりあえず、こちらにウップンを吐き出したので、

スッキリしました。

  あくまで、私の個人的な感想です。