【韓ドラ】私たちのブルース① ハンスとウニ | ROUTE8787 サンサクキロク

ROUTE8787 サンサクキロク

好きなものを好きなだけ。
韓ドラ狂騒キロク
映画と音楽とドラマがあればいい

 

 

キャスト 

image

チェ・ハンス役/チャ・スンウォン

 銀行勤務。娘をゴルファーとして成功させたくて、アメリカに留学させている。

その為、金銭的に苦しい状態が続いている。

 銀行の済州島の支店長を任され、故郷に転勤してきた

 

image

チョン・ウニ役/イ・ジョンウン

 初恋はハンスだった。高校時代に両親を亡くして以来、魚屋働き、成功をおさめた。

久しぶりに戻ったハンスを、トキメキでもって迎える。

 

image

チョン・イングォン役/パク・ジファン

 ハンス・ウニの同級生で、食堂を経営している。

 

image

パク・ホシク役/チェ・ヨンジュン

 ハンス・ウニの同級生で、ウニの元カレ。

氷屋を営む

上差しどこかで見た顔だな~と思ったら、「ヴィンチェンツオ」や「賢い医師生活」に

出てましたね!

image

キム・ミョンボ役/キム・グァンギュ

ハンス・ウニの同級生で銀行勤務

上差しよく出てますよね。「君の声が聞こえる」

「トキメキ成均館スキャンダル」とか。「社内お見合い」にも出てますね。

 

あらすじ ハンス&ウニ(一部妄想あり) 

ウニとハンスは、高校時代の友人だ。

ウニはハンスに恋心を抱いていたが、両親が亡くなった事で、

学校を退学する事になった。

 ウニは、以後、必死に水産の仕事をし、弟たちを養わなければならなかった。

 ハンスもまた、ソウルへ出て、銀行に勤務し、疎遠な状態であった。

 

ハンスは結婚し、一人娘ボラムをもうけた。

娘にゴルフの才能があると知ると、その道で成功させてやりたいという夢が

ハンスを金銭的にも大きく苦しめる事になった。

 アメリカへのゴルフ留学。

ハンスは、家を売却し、あちらこちらから借金をした。

娘に付き添っている妻も、アメリカでの貧乏暮らしに嫌気がさしていた。

 お金をいくら投資しても、ボラムのゴルフは世界レベルに達してはいなかった。

 諦めようとする妻と娘を、時に叱り、時に宥めて、過ごしていた。

 

そんなハンスに、済州島への転勤命令が出た。

自分の青春時代・・・・しかし、今のこの姿を見せたくはない気持ちもあった。

しかし、金銭的な事を考えると、拒否は出来ない。

 

済州島に帰ってきたハンスを、ウニは、トキメキの笑顔で出迎えた。

昔の友人と飲み交わしていると、今の苦境を忘れ、笑顔が溢れた。

 自分に恋していたウニは、今や、済州島で何件も店を持つ成功者になっていた。

現実にもどると、アメリカにいる妻子・ゴルフレッスン費用・借金・・・・

 ウニとの淡い想い出とともに、彼女が自分を救ってくれる存在に思えて仕方ならなかった。

 

ウ二に、お金を無心するのか・・・?

思いついては、かき消す。

かき消しては、思いつく。

ウにが高校を中退し、どれほど苦労して生きてきたかを、ハンスは知っている。

貧乏の苦しみも、彼は知っている。

だからこそ、娘にはさせたい事をして欲しいと願っているのだ。

 

ウニの今までの歩みに耳を傾け、彼女を労ってあげたい気持ちと、

ウニにお金を貸して貰えたら・・・という気持ちが、ハンスの中に、存在していた。

 そして、胸の奥深くで、欲望にまみれた自分が、

別居と偽り、ウニの恋心を利用しようとしていた。

 

image

ウニと歩く想い出の場所。

昔の自分は、こんな自分になりたがっていただろうか・・・。

過去の自分が、今の自分を見る冷たい視線。

「仕方ないだろう。娘には、幸せになって欲しいんだ。

貧乏のせいで、お金のせいで、夢を諦めて欲しくない」

 一体、自分は誰に言い訳をしているのだろう。

 

ウニは、貧乏も悩みだが、お金があっても同じだと話す。

近寄ってきても、お金目当てじゃないかと疑う。

嫌な女になってしまったと。

 付き合っていた氷屋のホシクには、寝たきりの母親と兄弟がいた。

自分は、その人たちを養えるとは思えず、別れを決めたという。

自分の兄弟の事だけで手がいっぱいだったと。

これ以上、何も背負いたくはないと、逃げたのだ。

 心の内を吐露するウニに、ハンスは、何も言えなかった。

 

 同じ頃、ハンスとウニの同級生たちは、

ハンスの噂を耳にしていた。

あちこちで借金をしているという話だ。

 すぐに、ウニにお金目的で近付いているのだと確信し、ウニに電話でその事を伝えた。

 

そして、ハンスには娘から電話があった。

もうゴルフが楽しくないという。ソウルに帰りたいと。

ハンスは怒りにまかせて、携帯を投げ捨てた。

 

image

ウニは、ハンスに、

「ここは済州島。下着を何枚持ってるかも知っている。

お金が必要な事をさっき知ったわ。お金がないなら、貸してといえばいいの。

それなのに、別居や離婚だなと嘘をついて・・・。

私を何だと思っているの?あなたに夢中な、ただの馬鹿のように私を扱ったの。

私の気持ちを利用してね。私は、今この瞬間、一生の友を失った」

 

ウリは、涙を悔しさで涙が込み上げた。

ハンスは、自分がどうしようもなく情けなく、

一体自分はどこで道を間違えたのかと、後悔ばかりが押し寄せた。

 

「出来るなら、初めから利用したかった。

娘にはお金で夢を諦めて欲しくなかった。夢を諦めるのは、

俺一人で十分だ。

 お金の話をしたかった。

けれど、弟たちの為に必死に生きてきたお前の、ただ一つの俺との想い出を、

金の話で壊したくなかった。

 それでも、やっぱり、本当にごめん・・・・」

 

ハンスは、そう言い残して、ウニの元を去った。

 

「お金は貸さなかったか?」と心配する同級生に、ウニは答えた。

「貸してないわよ。でも、1つ教えて欲しい。

あんたやイングォンは私にお金を借りるのに、

ハンスに貸したらダメなの?

友達のくせにヒョンシクは口実を作ってお金も貸さず、人に言いふらし、

ジェミンはお金を貸して高利貸し並みに2割も利子を取ってる。

あんたたちは町中で騒ぎまわって、人の裏調査をしてる。

私は、恥をかかせた。

 お金があってもなくても、友達なら気に掛けるべきでしょ。

私もあんたも、彼の友達なの?友達とは言えない。

彼は私たちを友達だというけど、私たちは今も彼の悪口を言ってるじゃない。」

 

 ハンスが、悩み苦しみながら、誰にも頼れずに孤独であった事を

想像して、涙するウニだった。

 

妻から、電話があった。ソウルへの向かう飛行場からだった。

娘のゴルフを止めたいという気持ちが、金銭的な理由なら、

将来、ボラムに恨まれるな・・・と言うハンスに、

妻は、「ボラムの言葉を信じましょう。ゴルフが楽しくないのよ。

人の心は変わるの。幸せが不幸せになることもある」

 

ハンスは銀行に退職届を出し、空港へ家族を迎えに行く。

image

ウニから2億ウォンの入金があった。

「お金は返すが、お前の気持ちは受け取った。

済州島での生活は儲けものだった。想い出の中の友達と再会できたから」

 

 

 

 

感想 

いや~・・・・泣きました泣

3話・・・・

ウニとハンスが、お金の話をする所と、

家族を迎えに行く所へ、

本当に、泣けました。

 

私の娘3人も、バドミントンをしてましてね。

一つの事を、精一杯するっていうと、お金がかかるもんです。

ゴルフほどじゃないけど、バドミントンもけっこうお金がかかるんですね。

それが3人です・・・私の働いた分は、ほぼ、バドミントン代に消えていきます。

 正直、全国レベルでもないのに・・・と思う時もあるけれど、

娘たちが続けたいという限りは・・・あと、私が働けてる間は・・と思ってます。

  小さい時からバドミントンをしてきてると、辞め時って難しいな・・・と思うし、

子供の想いよりも、親の想いの方が強い時もあるなぁ・・・と感じます。

  親の期待やプレッシャーで、辛いのに辞めたいって言い出せない事も、

すごく気持ちが分かって辛かったですね。

 ハンスほどじゃないにしても、自分が出来なかった分子供には・・・という気持ちも理解できます。

私は、これといった特技もない人間で、自信の持てるモノ何か1ツあるのが、

羨やましいんですよね。

 バドミントンが、子供たちの自信になっているのを見ると、

それを手放すのが、勿体ないな~と思えてくるんですよね。

 

子供が感じる親のプレッシャーって絶対あって、

ホント、それは、気を付けないと・・といつも思っているんだけど。

 こうして、解放されたハンス家族を見た時は、

本当に、ホッとしたというか、家族の笑顔が素敵過ぎて泣けました。

 妻の台詞も、ずっしり来ました。

「子供の言葉を信じて。人の心は変わる。幸せも不幸せになる」

 私も、子供が辞めたいと言った時や、バドミントンが辛いと言った時

「お疲れ様」って素直に言いたいな・・・と思いました。

 

そして、ウニの人間性に感動したかな~・・・

はじめは、なんなの?この人?って思ったけど、

最後、ホシクたちと電話で話す所は、感動した。

 めっちゃ腹立っていても、そんな風に、冷静に平等に考えられる人って、

素敵だなって。

 そして、それを素直に「ウニが正しいからだ」って認めちゃうイングォンも素敵やった。

 年とると、自分の思い込みとかがあって、なかなか、こんな風には考えられないモンだけど。

だからこそ、こういう人間でありたいモンです。

 

・・・という事で、色々と共感した話でした。