【邦画】スパイの妻 ネタバレあり辛口レビュー | ROUTE8787 サンサクキロク

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スパイの妻

2020年公開 日本

115分

NETFLIX

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緊張感全くなしのスパイもの

映画というよりも、舞台のような感じ

星星

 

 

  キャスト

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福原勇作役/高橋一生

貿易会社を営む

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福原聡子/蒼井優

優作の妻

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津森泰治/東出昌大

聡子の幼馴染 憲兵部隊の隊長

  あらすじ

1940年、神戸。瀟洒な洋館に住み、貿易会社を営む夫の福原優作と何不自由ない生活を送っていた聡子。ある日、仕事で満州に渡った優作は、同地で衝撃的な国家機密を目にしてしまう。正義感に突き動かされ、その事実を世界に公表しようと秘密裏に準備を進めていく優作。そんな中、聡子の幼なじみでもある憲兵隊の津森泰治が優作への疑いを強めていく。一方、聡子は、優作がたとえ反逆者と疑われようとも、彼を信じてどこまでもついていこうと固く決意する。

 

  感想

ベネチア国際映画祭コンペティション部門で銀獅子賞(最優秀監督賞)を受賞ってね・・・・ポーン

海外は、煙に巻いたような作品が好みなのかしらね。

(万引き家族といい・・・・なんとなく、日本の良い所があまりない作品が選ばれるんだよね・・・)

 

 この作品、私は知らなかったんだけど、

ドラマを劇場版にしたんだってね。

 ドラマはもうちょっと時間とか長かったのかな・・・・

 

この作品は、

映画にしてはリアリティさのないもので、

どちらかといえば、舞台??という印象を受ける。

 セットも・・・・まぁ、、、セットね・・・・という感じだし。

役者さんたちの台詞回しも、

舞台俳優さんのような発声で、

映画と思えば違和感、舞台と思えば、

納得できる感じ。

 

そういう風「舞台映画」なものを狙っての事なら、

まぁ、いいんだけど。

 それなら、舞台でしろよ・・・とも思うけどニヤ

 

 あくまで「映画」っていうなら、

セットは陳腐で、台詞回しはとても違和感がある。

特にラストの、空襲のシーンとか・・・・あれ、ひどいよねゲッソリ

 

 どちらにせよ、まぁ・・・・イマイチな作品ではありました。

銀獅子賞(最優秀監督賞)を受賞や、

高橋一生・蒼井優と、

正直ハードルは上がっていたけど。

 

それを差し引いても、全く、

緊張感のないスパイものに、驚いた。

 山場はなく、これからか?これからか?と思っていたら、

まさかのエンディングロールで、一体なんなんだ・・・と思ったね知らんぷり

 意外に簡単に釈放される優作だったり、

割と堂々と大切な書類を隠しているし

(尾行とかないのん?)

密航までしているのに、

撮影されたものが別のモノだったから、

殺されてないし。

 しかも、本人が堂々と密航して、

日本を売ろうとしていた・・・

みたいな話をしているというのにね。

 

そして、日本人はこうあるべき・・という時代で、

夫の自由な行動を心配しているクセに、 

人前で平気で夫に抱き付くってのが、

全く理解出来なかった。

 しかも、相当、抱き付いてたやん?

船に迎えに行くとき、めっちゃ抱き付いてたやん?

あのシーンが、1番、緊張したかも・・・

 誰かに、逮捕されるんじゃ?みたいな。

密告されるんじゃ?みたいな。

 

 そして、最後。

夫は、妻をスケープゴートにした 

スパイだったのか、

妻を助けようとしただけなのか・・・・

 

正直、どっちでもええわ・・・

興味ないわ・・・レベルなんだけど。

 

「お見事!」と聡子が叫んだから、  

スパイだったのかな?

・・・なのに、最後では、わざわざ優作は死んだけど偽造の跡があって、

聡子は、アメリカに渡ったってね。

 

・・・・もう、意味分からんけども。

やっぱり、聡子は、あの空襲の中、

死なないわけで。

そういうのが、なんか、ぬるいんです。

 

しかも、さも、実話みたいに

字幕でお知らせってさ。

それこそ、蒼井優に演じさせて欲しかったけどね。

そうしたら、ちょっとは、

「ん?どっちやったんや?」って深堀しようって気になったかも。

 

役者さん達の演技は、良かった。

特に、高橋一生さんは、本当にどんな役柄も出来るなぁ・・・と思った。

スパイでも、ただの正義感のある愛妻家でも、 

納得できる演じ方が、

醍醐味だったかな・・と。

 蒼井優さんは、相変わらずという感じ。

うまいんだけど、今回は、

演じてる感が強かったかな・・と。

 ラスト辺りの演技は、よく分からん雄叫びやったしな。

 

そして、東出昌大さん。

毎度、この方の演技を観ると、

「勿体ないな~」と思ってしまう。

今回も、不気味な感じがよく出ていて、

存在感があった。

 妙な残忍さがあったから、余計に、

「ん?それで、終わり?」というぬるさを余計に感じてしまったのかも。

 いい俳優さんだと思うけどね~・・・とあくまで密かに応援してます凝視

(ホント、私生活を何とかしてよね・・・・勿体ない知らんぷり