恋する寄生虫
2021年 日本 99分
NETFLIX 2022年⑰ ☆☆
あらすじ
極度の潔癖症で人と関わることができずに生きてきた青年・高坂賢吾。ある日、見知らぬ男から視線恐怖症で不登校の高校生・佐薙ひじりと友だちになって面倒をみてほしい、という奇妙な依頼を受ける。露悪的な態度をとる佐薙に辟易していた高坂だったが、それが自分の弱さを隠すためだと気付き共感を抱くようになる。世界の終わりを願っていたはずの孤独な2人はやがて惹かれ合い、恋に落ちていくが。
感想
原作未読
主人公2人が惹かれ合う過程が、よく分からなかった。
「え???いつ、そんなに好きになったん??」という疑問が、
最後まで残るので、正直、2人のラブラブにのめり込めなかった。
これも、その寄生虫のせいなんだとしたら、
それはそれで、「なんやねーーーん」となる。
というか。寄生虫の定義が曖昧でね。
寄生虫がいると、惹かれ合って恋に落ちるけど、
キスとかすると卵が出来るからダメなんだよね。
で、惹かれ合うと虫は大きくなって、
生きづらさも改善される、
でも、放っておくと、宿主も死ぬから、大きくなったところで手術を決行したいと。
手術して虫がいなくなると、この恋心も消滅するから、
いつ恋に落ちたか分からない2人は、「この気持ちを優先するわ!」と、
手術を拒否して、キスしちゃうんだよね・・・・。
なのに、次のシーンは、手術してるし、
で、卵は残っていたり(キスしたから)でも、死なないらしい。
で、恋心は消えるけど、最後のシーンは、どう解釈したらいいのん??
あれ、恋してないって事なの???
分からへんで~・・・・
全然。分からへんで。
虫いても死ななないなら、2人が恋に落ちて、
生きづらさも改善されて、めっちゃ、ええんちゃうん?
そもそも、この手術云々言ってる父親が、めちゃくちゃ、胡散臭いし。
石橋凌も、適当なんじゃないの??その演技って感じ(笑)
まぁ、胡散臭さを出したがっての演技なら、合格だけど。
そういう、なんとも、意味不明な映画だけども、
音楽は、無駄に良いです。
そして、小松菜奈と、林遣都。
どちらも、好きな役者さんですけど、
今回は、脚本が悪かったのかな・・・という感じかな。
潔癖症や、視線恐怖症のリアルさは、あまり感じなかった。
ひとえに、虫のせいで、容易にいつの間にか克服していたからです!
わりと邦画の良作が続いていたので、
久しぶりに、邦画のおもろない所を、観た気がした。
これやわ。。。。これ。ご都合主義の違和感の連続やってね。
忘れてました。
この映画を一言で言うなら、「音楽が無駄に良いドラマ」でしょうかね~。
原作は良いのかしらね。
多分、原作は良いと思う。
そんな感じがするわ~。