思い、思われ、ふり、ふられ
2020年8月公開 日本
124分 ☆☆☆
NETFLIX 2022年⑦
あらすじ
恋愛に対して積極的で社交的だが自分の気持ちをうまく表現できない朱里(浜辺美波)、恋愛に消極的で自分に自信のない由奈(福本莉子)、朱里の義理の弟・理央(北村匠海)、由奈の幼なじみの和臣(赤楚衛二)は、同じマンションで暮らし、同じ高校に通っている。由奈は理央に憧れていて、理央は姉の朱里に好意を抱いていた。
感想
原作漫画読了済みです。
漫画の実写化は、大体痛い目に遭うのが常なので
かなりハードルを下げての鑑賞。
漫画の世界観がそのまま、投影されていて、
実写化としては、それだけで合格点だと思う。
それぞれのキャラクターの特徴をつかみ、違和感なく、
リアルな世界に染み込ませて、いい感じ。
原作漫画だからと、よりキャラクターに・・・と寄せてしまい、
大袈裟になってしまったりするけど、
この作品は、背伸びせず、むしろ若干落ち着かせる感じで、
好感の持てる作品に仕上がっている。
映像の撮り方や、キャスト陣の自然な演技の賜物で、
4人とも良かったなぁ~・・・・
特に、赤楚衛二くんは、初見でしたが、
自然で、かつ存在感あったように思う。
まぁ。。。でも漫画じゃないから、時間の枠もあるし、
最後の海外云々はなくてもいいんじゃないかな・・・と
思ったけども。
もう少し、思い思われふりふられ・・・の所を、
引き延ばしても良かったように思うけどね。
恋心の移り変わりとか、それぞれの心理を丁寧に描いて欲しかったかな。
そのせいか、後半は失速した感じ。
あと。
私、もともと、浜辺美波が好きな顔ではないからかも知れないけど、
高校生は、ちょっと厳しいんじゃないかと。
でも、演技的には、しっかりハマってました。