2014⑯ マレフィセント(劇場)☆☆ | ROUTE8787 サンサクキロク

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長女が前から行きたいと言ってたので、行ってきた。

完全、ネタバレでお送りしてます。



とある王国のプリンセス、オーロラ姫(エル・ファニング)の誕生祝賀パーティー。幸せな雰囲気があふれるその会場に、招かれざる邪悪な妖精マレフィセント(アンジェリーナ・ジョリー)が出現する。オーロラ姫に永遠の眠りにつく呪いをかけたマレフィセント。それは、なぜなのか。答えは、謎に包まれたマレフィセントの過去にあった。


 映像の美しさと、迫力と、アンジーらしい魔女。
それなりに、子供も大人も楽しめる作品だろうが、
 こういった映画の醍醐味が、見事に欠落した作品だったように思う。


 「眠れる森の美女」のマレフィセントを描く・・・

・・・のはいいんだけど、あまりにも、捻じ曲げすぎて、
全く、別物じゃないの?と思ってしまうのだ。

 こういった映画は、基本の物語が主軸にあってこそ・・と私はおもう。
そこに描かれていない行間を汲み込むことで、
「そうだったのか!」
「マレフィセントは、悪いヤツだと思っていたけど、こんな人間らしい部分があったのか!」

・・という面白さ。

もっといえば、「成程。だから、こういう展開だったのね」と、
まるで、物語のパズルがキレイにはまったような感覚をもたらしてくれたら、満点。


 だから、そういう意味で評価してしまうと、
この映画は、完全に別物で、
別物のドラマにしては、イマイチ、面白みがない・・という感想になってしまう。

 あまりにも、マレフィセントに比重を置いてしまったせいで、
本来なら、もっと存在感を示して欲しい王子様(フィリップ)は、
完全に蚊帳の外だし。
 なんだか、それが哀れで、いっそのこと、中途半端に登場させなかったらいいのに・・・とさえ思っちゃう。
 まぁ・・・・「マレフィセント」の株をあげるために、周りのキャラを悪くさせたみたいな・・(笑)
 ここまで悪い描き方をされた、王様に同情・・・・。ちーん。


そして、ここまで「マレフィセント」だけで、話を通すのなら、
アンジーの「マレフィセント」は、
私的には、イマイチだった。
 確かに、冷たい魔女を演じる点は、充分に見応えがあるし、
アンジーの十八番だから、安心して見れるけど。

 はじめから、最後まで、この「マレフィセント」では、
羽があった時と、羽がない時と、世界が違うのに、
「マレフィセント」だけが、変わらない・・ということに、違和感を覚えるのだ。

 せめて、メイクだけでも、変えたらいいのに・・・と思ったり。

 「マレフィセント」の演技・雰囲気が変わらないから、
オーロラ姫が、マレフィセントに親愛の情を持つ家庭が、
しっくりこない。

せめて、オリゲルド役を演じた姫川あゆみが、劇終了後に、みせた、あの微笑・・・・。
あれくらいの変化が、必要だったんじゃないかと。
(BY ガラスの仮面です。すんません)



 そして、最後は、王子様のキスではなく、
マレフィセントのキス。

どっかで観た展開だと思ったら、
「アナと雪の女王」
 あの時は、
「近くにある本当の愛!」と思ったりもしたが、やっぱり、二番煎じという感が否めない。

しかし、ディズニーの流行なのかしらね・・・。
この、シスターフット的パターン(笑)

 



・・・という事で、なんだか、書いてしまうと辛口レビューになってしまいました。
特に、今、娘とハマッているドラマ、
「ワンス・アポン・ア・タイム」を観てるからかな~。

 「面白かった!」と言ってたハナッペですが、

「ワンス~」のが面白いって言ってました。

そして、後日みた、ドラえもんとどっちが面白い?ってきいたら、

「ドラえもん」って即答してました(笑)

そして。


 「絵本の「眠りの森の美女」の王様、いい人そうやったのにな~・・」と、残念そうに呟いていた。

やはり、この映画は、改悪か。



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ちなみに、私は、「ドラえもん」よりは、やっぱり、
こちらが面白かったです。


追記・・・・私、「眠れる森の美女」の内容は、かなり簡略化された子供向け絵本程度なんです・・・。
だから、もっとこの童話の詳細を知っていたら、違った見方になっていたのかも知れません。