4話 危険な賭け
 ソールから、ブロディの犯行声明についての話をきかされたデイヴィッド。
ブロディにまんまと騙され、失敗に終わりながらも、襲撃を許した失態で、
デイヴィッドのクビは確実である。ならば、このまま、ブロディを泳がせて、
より大きなテロ計画・首謀者を捕まえようじゃないか・・という事になる。
 ブロディを監視するチームが編成され、キャリーもそのメンバーに入る。

そして、デイヴィッド推薦の人物、
ピーター・クインもメンバーに加わる。

キャリーは、ブロディにCIAに復帰した事を告げる。
そのことに動揺したブロディは、ナジールの内通者・ロイヤに接触する。
 キャリーが復帰したという事は、何かナジールの情報が出ているんじゃないか・・・と
気が気ではない様子。
 
ロイヤは、キャリーと話をして、
情報を聞き出して・・と伝える。

 その夜、ブロディは、キャリーを誘い出す。
ブロディと会話する中で、キャリーは自分のちょっとしたミスを、
ブロディは感じとった。計画は失敗だ。
すぐに、ブロディを確保しなければ、地下にもぐられてしまう・・・とクインに掛け合うが、
「大丈夫だ。そのまま帰ってくうんだ」という。

しかし、ブロディは異変に気付いた・・と言い張るキャリーは、彼のホテルの部屋へ行き、
ブロディのテロ行為を非難。
 彼を、確保する事になったのだった。



5話 Q&A(尋問)
そして、CIAに連れて来られたブロディは、クインとキャリーに尋問を受ける。
なかなか、真実を言わないブロディであるが、
キャリーの言葉に徐々に、口を開こうとする。

「アイサを殺したウォールデン(米副大統領)もモンスターだけど、
ナジールもまた、同じように、大勢人を殺している。
それは、政治家や軍人ではない。子供や女性。アナタのジェシカや、クリスやディナのような人々なのよ。
 ナジールも、ウォールデンもモンスターよ。
その2つのモンスターに、アナタの人生は狂わされたのよ」

ブロディは、ナジールの内通者として、ロイヤの名前、
爆弾を作った人物バーセルの名前を告げる。
 ただ、そのバーセルを殺したことは、言わない。

キャリーはブロディに、今後はCIAに協力してくれるように頼む。
ブロディは自宅にもどり、ジェシカに、「内密だが、CIAに協力している」と次げる。

 一方、副大統領ウォールデンの息子フィンと、距離を縮めているデイナ。
2人が車でデート中、ある女性を轢いてしまう。
 その場を逃げてしまい、ひき逃げをしてしまうのだった。

6話 ゲティスバーグの嵐
 さて、ブロディの情報で、ロイヤを見張るCIA。ロイヤは、ある男と会っているところを確認するが、途中で見失ってしまう。
 顔写真からは、誰なのか特定できない。
 ブロディにも写真を見せて問いただすが、「知らない」という。
 そして、ブロディは新たな情報を提供する。爆弾を作ったバーセルは死んだ・・という情報。
勿論、自分が殺したとは言わず、事故で死んだと告げる。
 
 バーセルのお店を張っていたクインは、
ゲティスバーグのバーセルの店に、突入する事となった。

それを知ったロイヤは、ゲティスバーグを襲わせる指示を出した。
数人の男が、その店に入り、CIAメンバーを射殺。
クインも、重症な様子。
 その後、店から大きな荷物を取り出すのだった。

 キャリーは、ゲティスバーグの一件を、ブロディも知っていたのだろう!と詰め寄るが、
知らない様子。
 
 そして、ひき逃げをしたデイナは、その女性が運ばれたと思われる病院へ。
事故にあった女性が、今まさに、死ぬ瞬間を、目にするのだった。

ブロディの行動に疑問を持つ、元同僚たち。
トム・ウォーカーを殺したのは、ブロディではないか・・と考え、マイクに調査を依頼するが、
ソールとデイヴィッドに、それ以上の詮索はしないで欲しい・・・と釘をさされる。
 しかし、ブロディの車庫から、トム・ウォーカーを射殺した銃弾と同じものが見つかったことから、ブロディがトム・ウォーカーを殺したという事を確信し、
ジェシカに告げる。
 ジェシカは、「ブロディは、CIAの手伝いをしているだけ」と言うだけだった。

7話  暗礁
 切羽詰った状態で、ロイヤがブロディに接触してくる。近いうちに、
アナタの助けが必要になると。

 ブロディは、家族とともに、ウォールデンの資金集めのパーティーへ。
その主催者である、レックス・ヘニング自身もまた、
ベトナム戦争を経験し、「生きて帰れるとは思わなかった」と、
ブロディに共感するのだった。
 そして、ウォールデンよりも、君に期待している・・・と告げるのだった。

 また、ブロディは、ジェシカからマイクがウチにきて、
ブロディがトム・ウォーカーを殺したのだと言われたことを伝える。
 CIAの手伝いをしただけだ・・と言葉を濁したが、
キャリーに電話をかけ、「どういう事だ」と憤慨する。
 唯一の情報源であるブロディが精神的に参っている・・・と感じたキャリーは、
マイクに、
「テロが起きるかも知れない。それを阻止するためには、ブロディが必要なの。
これ以上の詮索はやめて」と伝えた。
 更に、「ジェシカに恋してるからよ」と、マイクとジェシカの関係に、
自分とブロディの関係を重ね合わせるのだった。

 ブロディを落ち着かせようと、ブロデイに会いに行くキャリー。
マイクの件は大丈夫だと伝える。
 そして、ひかれるように、キスを繰り返す。
「僕は、騙されて、利用される。これも、きっと、そうなんだ」とブロデイは言うが、
キスをやめれなかった。

 ひき逃げの事実を、親と警察に話すべきだ・・・というデイナに、せかされて、
フィンとデイナは、打ち明けた。
 しかし、副大統領の子供のひき逃げ・・・というニュースは、世間に知らせたくない。
何とか、もみ消そうとする副大統領。それに違和感を覚えるデイナにジェシカ。

 ソールは、ロイヤが会っていた男の情報を得に、収監されているアイリーンに会いにいく。
その男を知っているというアイリーン。しかし、情報の提供は、
自分の要求を通してからだ・・・と言う。
 彼女の要求は、「窓のある部屋へうつして欲しい」というものだった。
しかし、彼女の要求を満たし、情報を得たが、その情報は、偽モノだった。
そして、彼女は、窓のある部屋で、自殺を遂げるのであった。
「失態だよ。彼女への思い入れが強かった」と反省するソール。

 デイナを連れて、警察へと出向くブロデイ。
しかし、直前に、キャリーがそれを制止する。
「今、ウォールデンと仲違いして貰ったら、困るわ」

 事故のことは、もみ消そう・・と言ったウォールデンに同調するように促すのだった。
警察に行くことに躊躇した父に、失望したディナであった。


  ・・・という事っで、ホームランドは、毎回、
面白い。
 
 ブロディの正体が明るみになってからも、
面白さは、変わらない。
 果たして、ブロディは、
本当に、CIAに寝返ったのだろうか・・・という疑問が沸いてくるのだ。

 キャリーは、「ナジールもウォールデンと同じで、
子供や女性を殺している」と言うけど、
それが、ブロディを洗脳から覚醒させる要因に成り得るのか??って話ですよ。
 ナジールが、そういう面を併せ持つ・・・という事なんて、
ブロディは百も承知じゃないのか。
 それを知った上で、ナジール派になったんなら、
そう簡単に、CIAになるんだろうか・・・

・・・と疑問を持ってしまうわけです。

 しかし、ブロディ自身が、嘘を重ねてきた事に疲れてきたことや、
キャリーとの心の通わせ方などを観ていると、
彼の中に「救われた」という気持ちを感じる事が出来る。
 
 ブロディは、ただ身をまかせているだけかも知れない。
生きるために、家族を守るために。
 ナジールを裏切れるかどうか、その瞬間になるまで、
ブロディ自身も、分からないのかも知れない。

 同じ戦争経験があるレックス・ヘニングと話をする場面。
ブロディは、「彼のような人生を歩む可能性もあった」と、
彼を羨むように言うのが、切なかったな・・・・。
 自分は、どこで、間違えてしまったのか。
 

私は、ブロディは好みではないけど、
そりゃ、彼の境遇に同情をしてきた。
 けれど、ブロディと同じように、私も、
目からウロコ・・・的な感情を持った。

 そうなのだ。同じ境遇でありながらも、祖国を裏切らずに生きて、もしくは死んだ兵士は、
沢山いるというのも、現実。
 その違いは、何であったのか。

 彼の弱さであり、
「流れに身をまかせる」的な部分であったのかも知れない。


 それはそうと、クイン・・・・生きてて良かった~!!
ピーター・クイン。
 ハッキリ言いまして、
好みです。
 
 
そして、デイナのひき逃げの一件。
若干、デイナとジェシカの、
「警察に行かないと!!親が副大統領でも、関係ない!!」と言う、
いい子ちゃんぶりに、

「あれ??こんなキャラでしたっけ??」という違和感は拭えなかった私(笑)
 
デイナは、フィン以上に、「警察に言わないで!」って言いそうだし、
ジェシカは、ブロディ以上に野心家のイメージだったんで。

偉そうに詰め寄るデイナが、若干、鬱陶しかったんですが・・・。
私だけかな。

 


 さて。
今後は、どんな風に展開するんでしょうか。
しかしながら、事態はまさに、「暗礁にのりあげた」状態。
どこから、糸口をひっぱってくるのか、楽しみだし。
ブロディの今後の変化も、見逃せない~!!



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