11話
 グレンとタラを乗せたトラック。男エイブラハムは、もう一人の男ユージーンをワシントンへ
連れてく任務があるのだというが、詳細は機密事項だという。
 そのワシントンへ向かうつもりであったが、トラックが故障してしまい立ち往生。
 機密事項には興味のないグレンは、マギーを探すために、その場を立ち去ろうとする。
男たちは、トラックがない今、グレンとともに進む事とした。

 リック・カール・ミショーンは、食料を集めて、
リックの傷が癒えるのを待った。
 ある日、カールとミショーンが食料を取りに出掛ける。ミショーンとカールは、
ミショーンが抱える秘密について、語り合う。
 ミショーンには一人息子がいたこと、世界崩壊後に死んだことなどを話す。
 
 一方、家に残り、眠っていたリック。
その隙に、家に入ってきた野蛮な男達。
 何とか、大きなもみ合いにならずに、その家を脱出。
 3人は、線路脇にある「みんなの避難場所。みんなのコミニティ」という看板を見付け、
そこへ向けて歩き出すのだった。

12話
 ダリルとべス。
ハーシェルを亡くし、仲間ともはぐれてしまった事を、抱え込んでいるダリル。
そして、一人生き残ってしまったべス。
・・・この2人の心の葛藤と、交流を描いた1話。
 お酒の力を借りて、本音をぶつけ合い、最後には、分かり合う・・・みたいな。

13話
 ダリルとべスは、民家に辿り着く。その家は、非常にきれいに整えられていて、
誰かが住んでいる様子。数日、そこで過ごそうとしたが、ウォーカーの襲来に遭い、
ダリルは格闘。その隙に、べスが何者かの車に連れ去られてしまう。
 ダリルは必死に追いかけるが、その途中、野蛮な男達と出逢ってしまう。
(どうも、11話でリックの昼ね中に押し入った男達のようだ)

 マギー・ボブ・サーシャは、途中で見付けた「みんなの避難場所・終着駅」という看板を見付け、マギーはそこにグレンも向かっていると信じる。しかし、サーシャは同調出来ない。
 サーシャはどこか安全な高いところに住みたいようだ。
 ボブは、マギーを一人には出来ないという。
1度、マギーと別行動になるが、結局、3人で「終着駅」を目指すことになった。

 14話
 タイリース、キャロライン、リジ-、ミカ、ジュディスグループは、
林の中の一軒家で過ごしていた。
 が、ここにきて、リジーの異変を感じているキャロル。
 リジーは、ウォーカーを生きるモノとして捕らえており、ウォーカーにエサ(生きてるネズミ)を与えたり、ウォーカーを簡単に殺すキャロルを非難していた。
 一方、妹のミカは、ウォーカーを殺すことは出来ても、生きているものを殺すことは出来なかった。
 そんな、ある日、襲ってきたウォーカーを、リジーが殺すことが出来、
ホッとしたのもつかの間。
 リジーが、ミカを殺してしまう。その場に戻ってきたキャロルに、
「待って。ミカはもうすぐ戻ってくるから・・・」と訴える。
 ミカは、ウォーカーになるのだというワケだ。
 キャロルは、リジーに見つからないように、ミカをウォーカーにしないよう始末するのであった。
 そして、キャロルは、人とは暮らせないリジーにも、銃口を向けるのであった。

 キャロルはその夜、銃をタイリースに渡し、
カレンを殺したのは自分だと告白。
 タイリースは、「君を許す。でも、君のした事は忘れない」と伝えた。
翌朝、3人は「終着駅」に向かい始めた



 ・・・という感じです。

毎度のことですが、私の勝手なあらすじですから・・・。
12話 14話良かった。

12話は、前半の間延び感は否めないですが、後半は、ダリルの心情が吐露されていて、
良かった~。
 とはいえ、1話丸まるこの2人で、終わっちゃうのん??という印象は受ける。


そして、14話。
 何と言うか。
この回は、考えれば考えるほどに、思考が混乱する回だった。
完全に常軌を逸脱してしまったリジー。
 人や動物は殺せるけど、ウォーカーは殺せないリジー
ウォーカーは殺せるけど、生きている人や動物は殺せないミカ。

 そして、人を守るために、人を殺したキャロル。

 一体、何が正しくて、何が正しくないのか。

 リジーがすべておかしい・・・とも思えない。
そういえば、今は亡きハーシェルもはじめはそうだった。
 ウォーカーは、人間が病気に陥っただけ・・と捉えてしまったら。
リジーにとって、ウォーカーはそんな位置づけだったのかも知れない。
 生きるために、食べる。食べるために、襲う。
 それが、許されず、ウォーカーが抹殺されるのならば、

人を守るために人を殺す。
人を殺させないために、リジーを殺してしまったキャロルの行為もまた、
同じではないだろうか。

 本能のままに人を襲うウォーカーを、ただの肉食動物だとしたなら、
やはり、人間が、野生に回帰していく印象を受ける。

 14話の邦題は「正気の狂気」だが、まさに、その通り。

亡くしはしたが、一人娘を持つキャロルが、
今だ生きているリジーを撃ってしまうっちゅうんだから・・・・。
 いやいや、しかし、致し方のない事。
リジーが、いつ、幼いジュディスを襲うか分からない。

 まさに、正気の狂気ではないだろうか。

こうなってくると、何が、正しいのか分からなくなってくる。

 人間は、結局は、ウォーカーと同じ

・・・・危うく、そんなところに辿り着いてしまいそう。

 しかしながら、
このドラマを観る限り、ウォーカーは、ただ欲求のままに、
欲しいものを求めて、ひたすら進むだけ。
 人間は、こんな世界になっても、縄張り争い・モノの奪いあいは耐えない。
ウォーカーに殺されないように逃げながら、人間同士が殺しあう。
 
 ウォーカーよりも、恐ろしい現実

 リジーは、そんな人間世界から、目を背け、
現実逃避の場所(モノ)として捉えたのが、
ウォーカーだったのかも。


 ああああ・・・・やはり、奥が深過ぎる・・・。

それでも、どんな世界になっても、人間の愛は信じたいところ。

リックとカール
グレンとマギー
ダリルとキャロルと、仲間たち。

 奥が深すぎると思わせておいて、実は、シンプルな愛が、そこに。



そして、気になるポイント。


① しかし、11話で出てきたエイブラハム御一行は、
 お馬鹿3人トリオみたいやん。
 ほんまに、「秘密事項」とかあるん?ただの、妄想??

②べスを連れ去ったのは?
③べスとダリルの関係って・・・?
 ダリルは、キャロルだよね・・・?
 私は、べス&ダリルが、初々しくて、好きだけど。
④ダリルとべスは、合流できるのか?
 ってか、ダリルとべスだけが、「終着駅」に向かってないんだけど。
 みんな集合できるんやろか。
 でも、ダリルがどこかで、「ワシントン」と書かれたスプーンを見つめてたから、
 ワシントンで合流するのかな。


・・・・あと、2話しかないけど・・・・・

まさか、合流しないまま??さも、ありなん。



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