ちょっとレビューがたまっていまして。
昨年のものが、2つ3つ。

 その1つが、ウォーキング・デッド。

まさかの8話で、中断状態。

 新たに守るべきものが出来た総督が、再開したのは、
昔の部下であったマルチネス。
そして、マルチネスの久アンプと合流する。
 自分は変わったと思わせながらも、マルチネスを殺害し、
彼のキャンプのリーダーとなるのだった。
 リーダーなった総督は、安息の地を手に入れようと、リックたちが住む刑務所を訪れ、
ハーシェルとミショーンを人質にとる。
 そして、2人を楯に、リックに刑務所を明け渡せと宣戦布告。
リックは刑務所をともに使おう・・・と提案するが、総督は拒否。
 結局、お互い譲歩せず、ハーシェルが総督によって、首を切断される。
 そんな中、ウォーカーの犠牲になったメーガンの頭を躊躇なく、打ち抜く。

 ミショーンが、総督を刀で刺したものの、戦闘と、多数のウォーカーによって、
刑務所は壊滅。リックのメンバーはそれぞれ、刑務所を去ることとなった。
 そんな中、リックとカールは再会を果たしたが、チャイルドシートの妹は確認できず、
失意のまま、刑務所を後にするのだった。



 残念だよ・・・総督。
こんな形になるのなら、一体、2話丸ごと、総督につぎ込んだエピソードの意味は、
何だったんだろう・・・。

・・・と空しい気持ちになったりして。

 正直、あそこまで描いたのなら、
ほんのちょっとの片鱗でいいから、総督の「変化」が欲しかった。
結局、総督は、娘を失った時と、何も変わっていない。

・・・というか、「変わったのね・・・総督」・・と見せかけて、
いやいや、人間そんな簡単に変わるモンじゃおまへんで。

・・という、ウォーキング・デッド的な、
「一筋縄ではいかない」作戦なのだろうけど。

それでも、私は、やっぱり、
人間は変われるものだ・・という片鱗を見せて欲しかった。

 総督の捉え方として、
こんな世界で娘を失って、何かが狂ってしまった男であり、
こんな世界になる前は、普通の人間だった。
 つまりは、心の底に、「人間味がある」・・と期待してしまっていたから。

 果たして、ここまで、無情になれるものなのか。
ハーシェルの首を、ちょん切ってしまえるように、
なるんだろうか。
 自分に心を開いたマルチネスを殺してしまえるんだろうか。

 なんというか、そんな違和感が、残ってしまうのだ。

 違和感といえば、総督が率いる新たなメンバーたちも、
突然名乗りをあげた総督をリーダーにして、
ホイホイと付いていくのも、よく分からないし。
 マルチネスが極悪非道のリーダーだったなら、そういうのに慣れてたかも知れないけど、

いきなり戦車にのって、突入~って。
順応性ありすぎじゃないの??・・・と思うんだけどね~。

 なんとなく、コレは、想像に過ぎませんですけど。
脚本が、行き詰ってるんじゃ・・・・。
 とりあえず、新たな展開として、
リックたちを刑務所から放り出さなければ・・・という前提のもと、
総督が現れた気がするんだけど。

 正直、総督ほどの面白いキャラクターが、
こういう使われ方をして、死んじゃうなんて・・・。
勿体ない。

 もっと、「熟成」させて(←最近のハヤリ表現)
ここぞ!!というときに、再来させて欲しかったなぁ・・・。

そして、あれほどの生命力を見せ付けたハーシェルが、死んでしまった。
 なんか、無口な人間ばっかりが残って、
更に、暗くなっていきそうだけど・・・・。
 
 ウォーキング・デッドは、何だか、段々、暗くなっていくよね。
はじめは明るかったはずのグレンも、なんか、すっかり陰に籠もっている感じがするし。

 そして、何より、人間の怖さばかりが描かれて、
若干、辟易しているのも確か。
あ・・・私に限ってだが。
 そろそろ、人間の良さ・・・っていうものにも、触れたい。

・・とはいえ、あんな世界で、トラブル続き。
そりゃ、無口になるし、暗くなるわな~。
 それが実際なのかも知れないけど、
それでも、希望を見たくなるもんだし、
生存者にも、希望を持ってもらいたいな~と思う。

この物語は、刑務所で、暮らしましたとさ・・・が終着ではないもんね。

 そろそろ、転換が必要な時かも・・というのも分かるので、
今後に、期待したいところ。

 3月か。。。。


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