ジャック・ニコルソン | ROUTE8787 サンサクキロク

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ジャック・ニコルソンが引退されたそうだ。
76歳。
記憶障害によるらしく、ひっそりとした引退らしいが・・・・
関係者は否定しているなど、本当のところどうなるか分からないが、
いずれにせよ、第1線から退いているのは確かであり、
映画を観始めた頃から、作品を多数観てきた私としては、
寂しい気持ちだ。
 ジャック・ニコルソンは、私の映画人生の青春だった。

 ジャック・ニコルソンといえば、
あの、憎たらしいけど、嫌いになれない、
何となく母性本能くすぐられてしまう、キュートな笑顔が、パッと思い出す。
 素直になれない、頑固人間の役柄が多かったように思う。
実生活でも、様々なスキャンダルがあったが、
きっと同じような、人柄じゃなかったのかと推測する。

 ジャック・ニコルソンの映画といえば。

「クロッシング・ガード」のジャック・ニコルソンは、
カッコ良かったな~。

「シャイニング」の演技は圧巻だったなぁ~。

「心みだれて」では、メリル・ストリープとの競演が最高だったなぁ~

 と、鮮明に思い出されてくる。

 「愛と追憶の日々」も良かったし、
その続編「夕べの星」も、ジャック・ニコルソンの存在感が、
大きいものだった。

 「バッドマン」のジョーカー役も、映画はどうであれ、
印象深いかったし、
私がアメリカ映画の最高のコメディと評する「マーズ・アタック」も、
面白かった。

 何と言うか。
ジャック・ニコルソンは、主役でも端役でも、
その存在感は、変わらないのである。
 たった一つの場面で、彼が、ニヤッと笑う。
それだけで、ジャック、ニコルソンの存在は、そこに刻まれたことになるのだ。

嫌われ者で、生きていくことに不器用な人間を演じることが
多かった反面、
ごく普通の役柄は、あまりなかったかのように思う。
 年を重ね、全体的に丸くなったジャック・ニコルソンの役も、
観てみたかった。
 そういえば、ピクサーアニメの「カールじいさんの空とぶ家」の、
カールじーさんを実写化したら、ジャック・ニコルソンしかいるまい・・・と
思ったものだが。
 ・・・・アレも、相当頑固じじーやったな(笑)

 訃報だったら、もっとショックも大きいだろうが、
生きているのなら、まだまだ、分からない。
 俳優なんて、引退宣言なんてしなくていいのになーと思う。
 最近、引退宣言した宮崎駿せんせーも、宣言しなくてもいいのにな~。
突然、作品をひらめくかもしれないのに。
 引退宣言しないと、
「はよ、作れ。新作まだか」とか、言われるんかなー。
 
ひょっとしたら、ただ黙っているだけでもいい・・・という役柄で、
80 90歳のジャック・ニコルソンに会えるかも知れない。

 嗚呼・・・
やっぱり、その時も、サングラスを少し下げて、
二ヤリと笑う、ジャック・ニコルソンに会いたいな。

  丸くなったジャック・ニコルソンなんてね。
棺桶に入るまで、是非とも、
憎たらしいジャック・ニコルソンでいて欲しい。
 
 
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