ブラザー&シスターズ5 その敗因を考える | ROUTE8787 サンサクキロク

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さて。
ブラザーズ&シスターズ5ファイナルまで、終了しました。

 内容は、
・サラとルークの結婚までの道のり
・ケヴィンとスコッティに、養子&代理出産で生まれた子供が。
・ノラとブロディは、昔は恋人。サラは、ブロディの子供だった。
・キティは、若い彼氏をGETして、最後に妊娠発覚
・トミーは、新たな恋もあって、元気な様子
・ジャスティンはレベッカとお別れし、新たな恋を模索中

 ってな感じ。
あ・・・そういえば、スコッティが浮気したっけ。

まぁ。
それは、いいとして。

ブラシス5の敗因は、一体、何だったのでしょうか。


 あくまで、私の意見でありますが。

正直、惨敗。
シーズン5にして、かなりの崩壊感が否めません。
 
敗因①日本語吹き替え

 私の洋画歴ウン十年の中でも、ここまで、吹き替えが悪い・・・と思った事は、
映画「プロメテウス」の剛力あやさん位である。(コレも、本当に、ひどかった)
 特に、許せないのは、ノラ・スコッティ・・・・で、何とか我慢して、嫌々ながらに、
慣れた頃に、トミー登場。トミーの吹き替えが、また、ひどい。
 私は、吹き替え・字幕・・を選ばないので、吹き替えには、寛大な方だと思う。
gleeだって、吹き替えでも字幕でも観てるけど、
こんな文句は言わない。
 はじめから、吹き替えで観てたら、どうなってただろ・・とは思うけど。
逆に、シーズン5を字幕で観ていたら??
 もう少しは、楽しめただろうか。

敗因②降板劇
 ロバート レベッカ トミー ホリー 
 
 シーズン5にして、これらの方々が、降板。
それにあわせてのストーリー作りが、何だか、後付という感じが否めない。
 シーズン4まで(トミーはそうでもないけど)話の根幹を担っていたといってもいい方々が、
いなくなる。
何とか、シーズン4で事故をおこしたまではいいけれど、
 ウォーカー家の「純の象徴」でもある、
「レベッカ&ジャスティン」や、ウォーカー家の「危機を乗り越えた愛の象徴」である、
「キティ&ロバート」が、それぞで、別離してしまった事が、
このドラマの大切なものまで奪ったような気がする。
 そして、キティには、どうあっても、ロバートへの愛を貫いて欲しかった。
あんなにも簡単に、新たな恋を手にするなんて・・・。
 それはそうと、キティが妊娠ってさー。
イマイチ、エヴァンを育てるキティに母性を感じれないんですけど。
ってか、あっちこっち、長期でエヴァンを人に預け過ぎちゃいますか?

 敗因③恋バナに華やかさが欠ける
 
サラ&ルークも結婚式があるものの、恋云々という感じではない。
新たな恋の話は、ほぼノラであったり、ゾーイであったりと。
 正直、感情移入できない。
ジャスティンとレベッカのように、心温まるキスシーンとかが、いいのよ~。
サラ&ルークは見飽きたし、ノラ&ブロディは、あまり観たくない。
キティの若い彼氏は、何だか、もうロバートが不憫になってくるし。
年の差が、何となく出すぎて、違和感あるし。
という事で、もう結構です!!って感じだった。
 ケヴィンとスコッティも、妙に、倦怠感に入った夫婦みたいだし。
この二人は、それでいいんですけどねー。

 敗因④ウォーカー家業がなくなった

結局、このお話は、ファミリー業から始まった話で。
 その会社が倒産してしまったせいで、シーズン5は微妙な舵取りをすることになったんじゃないかな。
 そもそもバラバラな家族を、この家業とノラがまとめる事で、
その一体感があったはずなのに、
ノラ自身もバラバラになってるし、家族が食卓を囲むという場面であっても、
前のような面白さはなく、険悪さだけが残るようになっていたよね。


敗因⑤ トミー
 家族の1員であるトミーが、出てきたり出なかったり・・・がいけない。
家族が中心であるはずなのに、大事なところで、トミーはいなかったり、
と思えば、突然現れて、いらんことして帰る。
 結局、前の奥さんとも、あれだけして生まれた子供との関係も修復できないままである。
そんなこともきちんと出来ない男のクセに、新しい彼女を連れてくるけど、
これまた、いけてない。
 ってか、トミーがどっかで心入れ替える場面とかあっても良かったんじゃない?
 トミーこそ、こんな使い方するんやったら、
死んでしまった・・・っていう設定のが、良かった気がするんだけど。

敗因⑥ ノラとブロディとサラ
 この流れは、ほんと不要だったと思う。
ブラシスを根本から、覆すようなことだ。
 ウィリアムは、最低な男であるが、
そんなウィリアムをノラは愛していた・・・・という大前提が、必要なのだ。
まさか、ノラが二股かなんか知らんけど、ウィリアムの子か、
ブロディの子か分からない妊娠をした・・・だなんて。
 ノラは、ウィリアムの事を裏切られながらも、妄信的に愛していたんじゃないのー??

だからこそ、この一家の団結の、辻褄が合っていたように思うのに。
今更、サラは、父親が違う子かも・・・・「かも」なら、
まだしも、「そうだった」なんて展開。
 
 その上、コレにまつわる話の展開の、苛立ちったら。
トミーとその彼女が、ほんと、いらんことしかしないし、
いらんことしか言わない。
 この家族の「何でも秘密にして、なんでも喋ってしまう」というのは、
イライラと面白さの紙一重なところだったけど、シーズン5では、
見事に裏目に出た感じ。
 正直、こんなややこしい女に、ルークもよくついてくよね・・・と同情を否めない。


なんか、まだまだまだ・・・出てきそうなんですがね。
 シーズン4まで、あたためてきたキャラや、ウォーカー家を、
シーズン5で見事に、ぶっつぶした・・・・・と言ってしまうのは、
あまりにも酷でしょうか?
 
 私なら。

まず、

①ナローレイクから帯水層で、ウォーカー家業をもう1度はじめる。
 社長はサラ。
②(ロバートが死んだという設定は嫌だけど)
 ロバートを失ったキティは、ロバートの意思を受け継ごうとし、
 ワシントンへ旅立つ。
 「私の心には、ロバートがいるの。何でもやれそうな気がする」って言うわけよ。
③ ケヴィン・スコッティの養子縁組や、代理母の子供を受け入れる流れは、
 もっと丁寧に描く。
オリヴィアとダニエル・ケヴィン・スコッティの関係が、あれだけでは、不十分だと思う。
 自分の恋愛はどーでもいいから、コッチにもっとノラは関わるべきじゃないの?
④(ホリーが記憶障害って設定もいやだけど)ホリーは療養のため、
どこかへ引越す事になりレベッカも付き添う。
 「今度は、俺が君を支える番だ」とジャスティンも、それに付き添う。
⑤トミーは、子供と妻の修復する。
⑥日本語吹き替えにはしない。
⑦ノラの過去は一切なし。最終回では、ウィリアムのお墓の前で、
「あなたの浮気には、本当に腹が立ったわ。
 でもね。アナタのおかげで、今のウォーカー家があるのよね。
私は幸せだった。そして、これからも、きっと幸せ」
 ノラを呼ぶ孫たちの声に、ノラは手をあげて答え、お墓を後にする


・・・・・みたいな感じんが良かったのですー!!

かなり、厳しい意見ですが。
あくまでも、私の意見です。
 字幕で観たら、見解は少しは違ったかも。
 それでも、
このドラマは好きです。

特にシーズン1~4は、
笑って、泣かして、考えさせてもらって・・・と、
ヒューマンドラマの醍醐味がふんだんに盛り込まれた秀作だと、
今も思っています。
 だからこそ、シーズン4まで、この家族が乗り越えた一つ一つを、
シーズン5ファイナルで、見事に昇華させて欲しかった。
 ノラが夫に裏切られながらも、愛した家族。
その家族愛が、それぞれの子供・孫へと伝わっていくんだろうな・・・という、
確信が欲しかった。
 そして、その繋がりは、血のつながりだけではなく。
レベッカを通して、生まれた愛は、
スコッティ・ケヴィンが、オリヴィアへの愛となって、受け継がれていくべきなのである。

そんな確証が、シーズン5で十分に描かれず、
伝わりきれなかったことが、残念。
 
でも。
まー。
「こんなんやったら、また、もめるで・・」と思わせるのも、
ブラシスらしさ・・・なのかな。

ともあれ、シーズン1とか、2とか懐かしいなー。
また、観返したくドラマではある。
もちろん、字幕で!!

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