地元の病院 腹水(14)穿刺 今後の抗がん剤治療について夫と話す | にの日記

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2002年2月30歳で乳がん発症。現在50歳。再発して9年、抗がん剤はやり尽くしました。現在、痛みのコントロール、腹水・胸水治療(CART)を受けています。
今までのほほんとしていたのですが、あまりのほほんとしていられなさそうなので、ブログタイトル変えました。

2022/07/29 腹水穿刺の日。


退院してから味覚障害がひどく、ほとんど食べれてないのでヘロヘロ。


食べたくてあれこれ試すけど、鶏豚魚、スープだし汁カレー、ごはんパンうどん、みんなだめ。

何を口に入れても渋柿をくちゃくちゃしてるみたいで飲み込むのがつらい。


食べられるものはぬか漬けと梅干し、オレンジジュースとカルピス。


力が入らなくて、起き上がることさえままならず、なんのために治療しているのか分からなくなってきた。


今後食べられなくなる日が来るとして、今、体を痛め、弱めて行く必要は、もうないんじゃないか?

食べたいものをおいしく食べて、元気に衰弱していく方が、精神的にいいのでは?


28日の昼間考えて、夕方仕事から帰ってきた夫に話す。


余程マーカーが改善してるとか、水がほとんど溜まらなくなるとかじゃなければ、抗がん剤治療をやめたい。


すると、夫、

「俺も少し前からそう思っていた」


えー!そうなのー?

わたしはがんと闘うことを夫が望んでると思ったから抗がん剤やってたのにー!?

いつから?


「2回目のドセタキセル」


あ、最近ね。なるほど。


夫曰く、わたしは性格的に自分が限界だと思うまでやらないと、

「やめたいって言った時、引き止めてくれればよかったのに」

と言うらしい。

うわ〜、言いそう〜(笑)

面倒くさいやつ〜笑い泣き


なので、自分から言うまで黙っていて、ネットで

「抗がん剤」「やめ時」

などと調べていたらしい。


更に、抗がん剤をやめてもできる、食事療法や漢方、保険外の治療なども。


ありがとう、夫。

いつも支えてくれて、感謝しています。


重い話をケラケラ笑ってして、

「逆に抗がん剤が効いててマーカーとか下がってたら、先生に『えー!?』って言っちゃいそう(笑)」

などと話す。

うーん、そしたらその時また考えよっか。


ドセタキセルを2回しても腹水の溜まるスピードは変わらないし、効いてるってことはないかな。




地元の病院の腹水穿刺、今日はいつもの若先生。

もうすっかり安心の若先生。


看護師さんに指示しながら手際よく準備、麻酔は痛いけど穿刺は押される感じもなく、無痛。


「僕はにのさんの麻酔に愛情のかけ方が違いますから」と言う。


確かに。


他の先生より時間をかけて、効いてくるまでしっかり待って、次の段階に進んでくれる。


またいい先生にめぐり会えた。

病院運あるなー、わたし。


2350cc抜けて終了。


腹囲は71cm、体重は40.4kg。


最近食べれてないから、更に痩せた。


やっぱりこれはまずいよ。


食べて太って、力強く歩きたい。