病状の現在地 | にの日記

にの日記

2002年2月30歳で乳がん発症。現在50歳。再発して9年、抗がん剤はやり尽くしました。現在、痛みのコントロール、腹水・胸水治療(CART)を受けています。
今までのほほんとしていたのですが、あまりのほほんとしていられなさそうなので、ブログタイトル変えました。

2022/07/21


午前中別室に呼ばれ、先生から病状説明。


腹水が溜まるスピードが速すぎる。

低アルブミンと腹膜炎も関与はしているだろうが、門脈圧亢進症も疑われる。

門脈の細かい血管を血栓が塞いで肝臓に血液を戻せないから、腹水が溜まるのかも。

治療は抗がん剤しかない。


肝臓の腫瘍の状態が、CTでもエコーでも把握できない。

境界が曖昧。

著しい変化はない模様。


次回マーカーで、ドセタキセルの評価をする。

改善が見込めなければ中止、緩和へ。


とのこと。

なかなかにハードな内容を、ひとりで聞いてしまった。

まあ前から言っていたことだけどね。

心が揺さぶられないように、腹水で膨らんだお腹に力を入れて聞いて、質問して、気持ちを整理。


Dダイマーの高値については、昨日造影剤CT検査で撮った範囲内(首から下腹)に血栓はなかったとのこと。

今日は下肢静脈瘤がないか、脚全体をエコーで診る検査をすることに。

結果は明日。


次回CART入院と脳神経外科の定期検診日が被っているので、「向こうに行ったほうがいいですか?」と尋ねたら、「今はこっちを優先しましょう」とのこと。

ですよね。

腹水のコントロールできてないのに、ガンマナイフしてもねえ。

あっちにはキャンセルの電話しましょ。


飲み薬は、血栓を作る恐れのあるヒスロンを止めることに。

そこまで気にしなくても〜という先生に「血栓を作る可能性があることは潰していきたい」とわたしの意思。


更に、利尿や体力回復の漢方3種を止め、芍薬甘草湯を飲むことに。

これはこむら返りなどを緩和する漢方。

利尿剤のラシックスとスピロノラクトンの副作用で、夜から朝方にかけて折れるかと思うほど足が反対方向につるから怖くて飲めない、というわたしの訴え。

それでも利尿剤は飲んだほうがいい、という先生。

話し合いで、折衷案。

漢方一包2.5gを3つも飲むのにアップアップしていたから、渡りに船。

しかもこの芍薬甘草湯、甘くておいしい。

これはラッキー。


と、まあ、今日はそんな感じで終わった。

抗がん剤ができなくなる不安はあるけど、昨日投薬したばかりで今から心配してもねえ。

なるようになる。

なるようにしかならない。


急ぐな。

先のことを心配するな。

自然に任せて処置をとれ。

これでよい、喜べ。


そう、今生きて食べられてることを喜ばないと。

同室の人と日ハム戦を見ながら野次を飛ばし、趣味について話し、笑い合う。

コンビニで買ってきた激甘なチーズケーキを食べ、看護師さん、夫、友だちに甘えて、こうして今日一日あったことを書く。


これでよい、喜べ。

喜べ、自分。