CART3回目 腹水(7)穿刺のみ | にの日記

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2002年2月30歳で乳がん発症。現在50歳。再発して9年、抗がん剤はやり尽くしました。現在、痛みのコントロール、腹水・胸水治療(CART)を受けています。
今までのほほんとしていたのですが、あまりのほほんとしていられなさそうなので、ブログタイトル変えました。

2022/07/05 CARTで一泊入院


題名の(数字)は、穿刺回数ということで。


10時、駐車場の発熱外来で抗原検査、その後建物内の入院受け付けへ。


書類を提出している間に陰性結果が出て、無事入院許可がおりる。


10時30分が入院時間なのでまだ早いから、15分ほどこちらでお待ち下さい、と長椅子へ通される。


病棟、そんなに時間きっちりしてたっけ?


時間になったので上がっていくと、ナースステーションの長が「今から言われても今日の担当振り分けた後だから無理」とどなたかと電話でやりあっている。


切った後、「こういう要望応えなくていいから」と若手ナースに釘を刺していた。

電話の相手方の要望がどんなかはわからないけど、そうですよね、みんな忙しい。


今日は初めて予約通りの入院。

わたし、先月2回も突然入院したの。ごめんね。

昨夜はお腹がつらかったけど、明日楽になれると思ったら耐えられた。

地元の病院でハラハラ穿刺をしたおかげもあるかな。 

いつもすみません、受け入れてくれてありがとう。


11時10分 着替えて待っていたら、いつも担当してくれる看護師さんが呼びに来て、腹水穿刺開始。


「地元の病院どうでした?」と聞かれたので、事の顛末を話す。


「わたしがそこにいたら『貸して!』って針奪ってたかも」と看護師さん。


わたしも奪いたかった。


お目々キラキラ若先生、わたしだけでも3回目だからか、どんどん手際が良くなってる。


エコーで確認、一発でキメる。


麻酔と穿刺の押される時は痛いけど、水がよく抜けるところに入れてくれて、最後の30分は針を少しずつずらしながらまだ出そうなところを探り、最後の一滴まで粘ってくれた。


「お腹がえぐれるほど凹ましたいです」という希望を叶えてくれて、ありがとうございます。


取れ高は2500cc。


14時00分終了。


胸水はレントゲンの結果、下の端っこの角っちょが見えるから、今日はやめましょうということに。


2週に一度のCARTだと思うと少しでも取って戻したくなるけど、ないにこしたことはない、のだった。


310gの栄養分になって戻ってきたのは17時10分。


すぐに点滴を開始し、終わったのが20時。


体重測ったら43.2kg、腹囲76cm。


あり?戻ってる。


自家製アルブミン点滴したし、夕食も食べたからかな?

と、思うことにする。



お腹が軽いと足の運びが軽快で、なんでもできそう。


友だちに連絡してカラオケに行こうか、久しぶりに温泉にも行きたいな。


いや、待て、自分。


とりあえず明日家に帰って、落ち着いてからだ。

ちょっと動くと動悸がするくせに、調子がいいとすぐ遊びに行こうとする。


ああ、バイクに乗りたい。

隣町のお蕎麦屋さんまで、カレー南蛮食べに行きたい。

味覚障害が治まったら、いつもの焼き肉やさんでカルビをごはんにバウンドさせたい。

岩本くんの映画も観に行かなくちゃ。


やりたいことが浮かぶのって、幸せ。