セメントを
吸い揚げる
排気音の中。
今日は
セメント船の日。
また、お昼前には
交代に行かないと。
ボクは
埃にまみれてる
セメント
サービスステーションに勤めて14年目の34才になるょ
昼までアルバイト
のおじさんとボクと
二人だけでの切り盛り
ローリー車の
運転手さんが
計量機に
乗ってきたら
伝票切ったり
袋セメントを
トラックで
取りに来たら
ベルトコンベヤで
流したりしてる。
今日のセメント船
徳島から来てて
かなり
せっかちな人たち
前なんて
船とこっち
(丘なんて呼んでる)
セメントを流す為の
ホースを
つけようとした時に
せっかちに
上げようとして
ボクの方に
段々ホースが
近づいて
間一髪避けて
『大丈夫です』
なんてゆってたらば
ポタッ ポタッ と
眉毛から血が
タリラリラン
コニャニャチワ
『病院に行け』って
ゆわれて
自分でクルマを
運転して
病院へ急いでたらば
工事して片側通行
待ってると
工事してる
全く知らない
兄ちゃんに
『兄やん
血ぃ出てんで?』
流れる血のまま
愛想笑いを振り撒き
血も振り撒き
病院へ
1針だけ
ホッチキスでパッチン
2週間程フランケンでしたね
そんないわく付きな
今日はセメント船。
こんな仕事の事やら
エトセトラな事を
綴ってゆきますね
そんな
タリラリラン
コニャニャチワ