「贖罪」、読み終わりました。


それぞれの言い訳や理由があって、辿った道があって。

もっと早く本当のことやお互いの状態を知っていれば、ここまでならなかったんじゃ…って思ってしまう。

けど、人ってこういうものなんだろうな。

誰の人生でも大なり小なり何かあると思う。

何か一つの事件で結び付けられたまま解消されずに離れて別の道を歩んでいくこと。

そして膨らんでいく何か。

その前に解消出来ていればって思うけど、出来ずに時間だけが経ってしまう。

一時の感情で吐いた適切でない言葉や、とった行動が、他者を呪縛する。

己の何かと葛藤している間、あるいは感情がただ走っている間に時間だけが過ぎる。

ただ、良くない方へ進んでいく。

私と被る。

私が犯した罪の影響。

あの件で、彼女達の記憶におぞましいものが残り、道を変えてしまっているのではないかと恐れている。

今どうなのか知らないし、まだ分からないけど、あの件以降、或いはこの先何か彼女達に良くないことが起こったら、それは私の所為なのだと確実に言える。

全く違うところで何か起こったとしても、元を辿れば私の罪がある。

何故なら、人は過去に影響されるから。

特に負のもの。

強く残る。

心に関することは、特に。

正直、私は、こういう罪をどう償ってよいか分からない。。

どうしたらいいか分からないまま、罪が膨らんでいく。

具体的に何か出来るわけじゃない。

目を見て謝れていないけど、何度謝っても済む問題でない。

許す許さないの問題ではない。

むしろ、私がこれ以上彼女達の人生に関わらないことが望まれる。

でも、過去は扉を叩き続けてしまう。

自分の愚かな行動が、他者の人生に後々まで干渉し続けてしまう。

この恐怖、分かってもらえるだろうか。

取り返しがつかないこと。



中学の時、有らぬ疑いをかけられて「した方は覚えてなくても、された方は覚えてるんだ。」って先生に言われた。(その件に関しては本当に私は何もしていなかったんだけれど。)

今、加害者の私がこれだけ引きずっていることなのだから、被害者への影響はさらに大きなものだと思う。

私は他人にとってそれ程存在価値がある人間ではないし、彼女達が私のことを記憶から消してくれていれば、と願うけど、あの件は彼女達の傷として奥深くででも残ってしまうのではないか。

あそこまで大きく人を裏切った行為は、そうそう無い。

私自身が動揺し続けてしまうほどなのだから。





現在の私も過去の上に作られたものである。

あの日あの時、あんなことをしなければ…と何度も何度も思った。

そうしたら、現在の私はもう少し違っていただろう。

それとも、他の機会に同じようなことをして、結局現在と変わらなかっただろうか。。。

他者を縛ってしまったであろう私自身も、縛られてる。

自分勝手で無責任。


何が最善か。

罪を償うというけれど、それは本当に純粋に被害者のための行為なのか。

自身を呪縛から放とうという不純なものも、どこかに含まれているんじゃないだろうか。

謝罪はただの押しつけじゃないだろうか。

すごくエゴイスティックな行為じゃないか。

ぐるぐる回る。

卒業までには、と思っていたことが、可能なのか不安になってくる。

「ごめんなさい」は、また嫌な記憶を彼女達に想起させてしまうのではないか。

落ち着きつつあるものが、また呼び起こされて、不快ではないか。






いつも、考えすぎて、何が正解か分からなくなってしまう。

ただ純粋に心の底から「ごめん」って言いたいだけなのに、その“言いたい”という想いが相手にとって既に迷惑な行為だと思う私は考えすぎなのか。




ここでずっと止まってしまっている。