「迷い」と題した記事で、両親に鬱病のことを言おうかどうしようかという話を書きましたが・・・どうやら「今」は言えそうにないです。


私は、小さい頃からうちは完璧に幸せな家族なんだと思い込んでいました。

何不自由なく育ち、みんなから愛され、兄も私も学校や塾の成績が良かった。

両親が喧嘩しているところも見たことがなかった。

小学校・中学校で、いじめられたり、いじめたりということはあったけれど、それは私個人の問題だったし。。

周囲から見ると仲が良く、幸せな家族だねって良く言われる。

でも、見た目だけじゃ分からないよね。

不幸だとは言わない。

どちらかといえば幸せだし、満たされてる。

でも、問題が無い家族なんていない、そんなことに気づいたのは多分高校生の時だったかな。


私は高校は実家を出て寮に入っていました。

高校2年のお正月、実家に帰っていたときのこと。

家を建て直したばかりで、何がどこにあるかよく分からず、はさみを探して引き出しを開け閉めしてました。

リビングのキャビネットを開けたときに、母の文字で書かれた手紙を見つけました。

その引き出しは、中の汚さから言って、父親専用の引き出しだった。

いつもなら、そのまま閉めたんだけど、「離婚」という文字が見えて、手紙を読まずにいられなかった。

手紙には、父が不倫していること。

相手の女性の名前、携帯の写メを見たということ。

夏子と兄に申し訳ないから、2人が成人するまでは離婚はしないけれど、今後どうするか分からないということ。

など。

ここには書けないような生々しいことまで書かれていました。

衝撃を受けました。

まず、父は誠実で、浮気なんてするような人ではない。

両親は、子供達から見ても仲が良く、本当に愛し合っているんだと思っていた。

そして、自分の父に限って・・・と思っていた。

あまりに動揺して、どんな顔して2人に会って良いか分からない。

適当に理由をつけ、寮へ戻る日を予定より数日早めて実家を出ました。

それからは葛藤しました。

もし離婚したら私はどうするんだろう?

兄にも言うべきなのか?・・・巻き込んじゃいけないから言うべきではない。。。


次に帰った頃からは両親は以前にも増してラブラブで、今では私と3人で歩いていても2人で手を腕を組んで前を歩くほどなので、危惧していたことは起こらなかったけど、「完璧な幸せはない」と知るには十分の出来事でした。。

今でも両親は不倫事件を私が知っていることも知らず、兄は不倫のフの字も知りません。。


この頃から、見えてなかった(意識的に目を逸らしていた)自分の家族の形が見えるようになってきた。




長くなっているけれど、もう少し書きます。



何故母に話すべきではないか、という話。


まず、兄のこと。

兄は、小さい頃から賢くて中学1年の頃からT大を目指して勉強してました。

進学校へ入り、T大法学部にこだわっていたし、周囲もそれを期待してた。

でも、現役で失敗し、1年浪人するもT大には落ち、他の大学へ入りました。

それから兄はバイトをしたり、昔より明るくなった気がする。

でも、学校へはあまり行っていなかったようで、進級に何度も失敗しています。

今年3月には学校を辞めたいと言いだして、説得に必死でした。

ただ、2年ほど前から、資格を取るためにダブルスクールに通い、試験を受けています。

そんな兄のことを母は人一倍心配してる。

2、3月になると進級のことで神経質になり、上がれないと分かると尋常じゃないほどに興奮して泣きます。

資格試験に関しても同様です。


そして、祖父母のこと。

現在私には父方の祖母と母方の祖父がいます。

2人とも別々の老人ホームに入っているけれど、病院へ連れて行ったりほぼ毎日お世話をするのは母がしています。

祖父も祖母もガンで、投薬治療で生き続けいているという状態。。

母のお兄さんは、祖父の面倒を見ないので、1日に何度も祖父と祖母から電話がかかってくる。

一昨年末に父方の祖父が亡くなるまでは、同時に3人の介護をしていました。

亡くなった後は後で、遺産やら相続税やらで家中が混乱してました。

だから、今は残っている2人の遺産の生前分与なんかの問題も全て母が仕切ってる。


最後に父のこと。

最近分かったのだけれど、父は来月ある手術をしなければならないらしい。

今日の電話は、兄が試験に失敗したことと、父の手術にはリスクが伴うから、出来れば当日に田舎へ帰って来て欲しいという話だった。

もしも・・・のことがあったら、私達家族がどうなるか。。。考えたくもない。



母は感情の起伏が激しいが、それは家族の前でしか表出しない。

体裁を気にするタイプの人間で、私と似ているから、どれだけのストレスがかかっているのかは私も理解できる。


母からすると、兄があまり器用に人生を歩むタイプでは無い分、私は上手く生きているように見えるらしい。

これ以上母の負担を増やしてはいけない。

そう思うと、私はいつも良い子でなきゃいけない。

問題を起こしてはいけない。





だから、「鬱病です」だなんて、言えない。





私がもっとまともだったら、母を助けることが出来るのに。。

早く卒業して、実家へ帰って介護を手伝わなきゃいけない。。

頑張って単位取らなきゃ。