昨年はお別れの年でした。ぴこぴことさいころが旅立って2週間後、マンション猫だったちびたんまでもが逝ってしまいました。ぴこぴことさいころは18歳、ちびたんは17歳。大往生と言える年齢でしたが猫はみな歳をとっても愛らしくて、いつまでも一緒にいられるような気がするのですけれどやっぱりお別れの時は確実に来るのでした。


ぴこちゃんとさいころを見送ったあと、縁あって白黒のおちびさん達がうちにやってきました。ピピとサム。ご近所の方のガレージで野良ちゃんが子猫を産み、里親を探しておられると聞いて5匹の中から姉弟の2匹を譲っていただきました。期せずしてどちらも先代猫から一字ずつをもらったような名前になりました。


いまでもぴこちゃんとさいころのしゃしんを見ると悲しみがこみ上げてきます。帰ってきてくれないかな。そんな気持ちになりますがまた新たな子育てに奔走しているうちにだんだん息もできないほどの悲しみは薄らいできました。やはり、猫を失った悲しみは猫でしか癒せないのかも。


先週、避妊手術と去勢手術も無事終わりました。うちに来たときは生後4ヶ月ぐらい。もう小さな子猫ではないけれどまだまだ元気いっぱい家中を走り回り飛び回り、もうずっと高齢猫たちを見慣れていたのでとても新鮮です。ああ、子猫ってこんなんだったなあ。


うちに来た当初は物陰に隠れて「ヴー・・・」とうなってばかりいた子達ですが、いまやすっかりここで生まれて育ったかのようなリラックスっぷり。それぞれにお気に入りの場所を見つけて好きなように過ごしています。


この子たちとのまた新しい年月が刻まれていきます。ぴこちゃんとさいころと暮らした18年のように楽しい時間をたくさん持てますように。