だいぶ前から楽しみにしていた「王の男」見てきました。




こちらは完全なネタバレ映画日記です。辛口な発言や、偏った感想が多いです。
ネタバレ嫌な方、自分と違う意見を受け入れない方は、ご遠慮ください。


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そのときは、お手数ですが、記事のコメントにてTB希望とお声をかけてください。




独裁的な王さまの時代、人々は、食べるものにも困る日々を送っていた。

美貌の芸人コンギルは、芸人一座(?)の親方から、貴族に体を売るように、強要される。

それを必死で止めるのが、相方の芸人チャンセン。

二人は、逃げ出し、都(?)へ向かう。


えーと。

人を殺したすぐあとなのに、あんな明るくお花畑を笑って走っていけるっていうのが、ちょっと理解出来ないんですけど…。

そういう時代なのかしら。


都で、横暴な王の噂を聞いた二人は、王さまをネタにした風刺劇を、知り合った仲間達と演じる。

これが、バカ受!だったが、役人に捕らえられてしまう。

あわや、打ち首!の危機に、「王が笑えば侮辱じゃない」というチャンセン。

王の前で、芸を披露することになる。

王に気にいられた芸人たちは、宮廷に住み込むことに。


この「上の口か、下の口か」すっごい面白かったです。

こりゃ、王さまも笑いますわ。


王は、美しいコンギルに魅かれていく。

そして、風刺劇を通じて、自分の邪魔をする官僚たちを次々に排除していき、狂気に囚われていった。


王が、コンギルに夢中になったのは、単に美しい男で、芸が達者だったからでしょうか。

最初は、性的なものは、ないのかな?と思っていたのですが、キスシーンがあったので、そういう意味でも愛していたようなのですが、ここまでのめりこむ理由がよく分かりませんでした。

コンギルの王への同情に甘えたのでしょうか?


でも、王に必要だったのは、同情してくれる人ではなくて、苦言をくれる人、すべてを受け入れて包み込んでくれる人だったのですね。

最初は、ちょっと嫌な人風だった王の愛人さん、最後は、かっこよかったです。

この人の大きな愛情に、王は、早く気付けばよかったのに。

それから自殺しちゃった元側近さんのことも。


チャンセンが、コンギルを庇う理由も、最後までよくわかりませんでした。

コンギルが、チャンセンを慕う理由は、指輪の話で納得したんですが。

うーむ。指輪のことを、コンギルが告白してきたとき、チャンセンにとって、コンギルは守るべき対象になったのかもしれないですね。

そして、その守るべき対象が、かけがえのない相方になり、恋愛感情も、友情も超えた絆で結ばれたと、そういうことなのでしょうね。


綱の上は、空と地面の真ん中という言葉に、感動しました。


同性愛を扱った映画でしたが、性別どうこうというよりも、人間愛について、色々考えさせられる映画でした。