「後はね、ゴミを分別ってのもあるけど、そもそもゴミじゃなくするっていうか」
「どゆこと?」
「燃やさなくて良くするというか、うーん、処分を簡単にするというかね」
「燃やさない?」
「そう、燃やすことで二酸化炭素とかいうんだったら、徹底的に燃やさなくて良くするとか
あっという間に燃えるとかにすればいいんじゃないかなと」
「そういうことか」
「素材の革命だよな」
「確かに」
「粉々になって土に還るってのがいいな」
「そだね」
「できると思うよ。日本人なら。石油から作るんじゃなくてさ」
「例えば?」
「米だね」
「米?」
「そ、日本はやっぱ米だから米からいろんなものを作り出せばいいんだよ」
「米かあ」
「食料問題にもなるし、農業の問題にもなるし、雇用の問題にもなるしね」
「でかいね」
「発想を転換すればいいと思うよ」