「結局とどのつまりは」

「いずれにしても?」

「自己満足じゃないか?」

「ジコマン」

「そう、自分が満足するため、自分で納得するためにやるんじゃない?」

「そういうもんかね」

「そうだと思うよ」

「そうか」

 

クシャ

飲み干した缶を潰す。

空き缶=潰す

みたいな習慣。

 

プシュ

次の缶を開ける。

 

「例えば自己犠牲みたいなかんじで他人のためにとか活動する人もいるじゃん」

「ボランティアとか?」

「そ、自分では飲まず食わずでも他人に施したいとか」

「聞いたりするね」

「それもさ、それはその人がそうすることで自分が満足なんだからそれでいいじゃん」

「ふむ」