「ねえ、見た?」
「見たわよ、KYOKOでしょ?」
「すごいスタイルいいよね」
「絶対整形よね。
なにか入れてるよねえ」

飲み屋のチャンネエの話。

「作りもんじゃねえよ」

「え?」

「何、加藤さんなんで知ってんの?」

だって見たことあるし
触ったこともあるから。

「ん?
んー
多分そうだと思う」

「なーんだ。
かもか。」
「いい加減なこと言わないでよー」

「お前らだって実際本物を見たわけじゃないだろ?」
「でもさーー」

会話は続く。

ふと思い出す。

あの女はどういう気持だったんだろう。