「まず結果から申し上げますと」
「・・・・・・」

医師と向かい合う。
レントゲンの写真が並べられていた。

「特に健康的には身体的には見当たりません」
「はあ・・・」

やっぱりそうか、、
ため息をつき
といった感じでうなだれる。

「検査でも特に問題はないんですね。」
「そうでしたか」

申し訳なさそうに続ける。

「精神的な、神経的なところではないかなと。
何か心当たりはございませんか?」
「いや、別に。。。。」

いくつか質問の受け答えがあり。
診察室を後にする。

「ありがとうございました」
「お大事に」

待合室で息子と落ち合う。

「行くぞ」
「うん」

父も息子も多くを語らなかった。