デジモンアドベンチャー(無印)のヤマトと空について【ヤマ空】 | ウサギもきょのたまに更新するブログ

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こないだついにデジモンアドベンチャー、無印見ました。
太空太空と言われていたのでどれくらい太一と空がイチャイチャしてるのか心配してましたが、百聞は一見にしかずですね。自分の目で見て考えた方が早かったです。


まぁヤマトと空の結婚については、やっぱり伏線をわかりやすくしさらに2人の関係をもっと描くべきだったのではないかと思いました。

作画勢が後半頑張ってヤマ空ツーショットを書いてましたが、太空ツーショットが圧倒的に多すぎます。

笑ったのがヤマ空の間にタケルがいたりするカットが結構あることです。
 
あくまでデジモンアドベンチャーはタケルが書いた話ですから
実の兄が結婚した女性との馴れ初めを書くのは恥ずかしいですし、深く考えるとタケルは空に仄かな思いを抱いていたかも。

太空が多いのは、誰がみても仲がいい太一とくっつくのは納得したけど、まさかの兄に初恋の人をとられたのがくやしかったから脚色した…とか?
 
 
その路線でいくと頷けるものがあって、タケルは目の前で空が心の闇に囚われていたのに何も出来ませんでした。

しかし、兄であるヤマトの言葉で空は闇から抜け出しています。

のちにこれがきっかけとなり、2人は付き合い始めるのですから、あの時言葉をかけていれば違った未来があったかもしれないとタケルは思ったかもしれません。
 
自分が状況を変えることができた場面にも関わらず、兄と自分の好きな人が結ばれるきっかけをただ見ていたわけですし、それまでそこまで表立って仲良くしていなかった2人の距離が縮めるきっかけになってしまった出来事でもありますからね…うーん、深読みはやめます。
 
実際の2人は冒険中わかりやすいくらい両想いだったとかだったらいいなぁと思います。


とりあえずヤマトと空、あと太一について考察というか、色々思ったことを書いてみようと思います。

前述のとおり、この2人情報がなさすぎて、かなり想像でものを言ってます。
思いっきりヤマ空ですし太空に関しては、か・な・り否定してるので嫌な方や許せない方は逃げてください。
 
 
・空はヤマトをどう思っていたか、ヤマトは空をどう思っていたか、二人の関係性
 
一応裏設定でヤマトと空は同じ子ども会にいて、離婚のことも知ってるので、心の距離は近かったんじゃないかと。

じゃあなんで冒険中、表立ってヤマトの傍にいなかったんだと言われれば、まぁそれはヤマトより太一が危なっかしかったからでしょう。

あと、何らかの形でヤマトの両親の離婚のことを知ってしまって、ヤマトと気まずくなったとか。この辺は勝手な妄想ですけど。
 
物語開始前から51話までは、空はヤマトに憧れと尊敬を抱いてたんじゃないかなと勝手に私は思ってます。

監督公認でヤマトくんよび伏線だったみたいですし、空に比べヤマトは身長高いですしね。

自分より背が高い人ってだけで、かっこいいとか思いません?

さらに一見するとヤマトは太一よりかなり大人びてみえるので、「まだ子どもな太一はヤマトくんを見習ってほしいわ」くらい思ってたかもしれません。
 
それに空が姿を見せず密かに仲間達のサポートしていた時、唯一ヤマト個人に対して空はフォローしてません。

これを見ても、基本ヤマトは自分のことは自分でできる人で、あまり空のサポートがなくても大丈夫なんです。 

だから空はヤマトのことを「同い年だけどちょっと大人っぽい子」と思っていたのかも。
 
 
そして重要なのは、空はヤマトの両親の離婚を知っていたことです。

母親とうまくいかない空は、一方的な共感を抱いてたんじゃないでしょうか。

あと空はお父さんと離れて暮らしてますからね。

そういった片親しかいない、片親が恋しい、っていう気持ちわかったのかも。
まぁこれも勝手な妄想なんですが。
 
印象的だったのは43話と45話でかなりヤマトを見てます。

43話は死んでいったデジモン達を想うヤマトに空がひいてるようなカットに見えますが、これきっと空はヤマトと同じ気持ちだったんでしょうね。

ただ、この時太一が死んでいったデジモンは悲しいけどそれより前に進もうぜだったから、空は自分の気持ちを言えなかったんでしょう。
 
 
 
さらに、45話ではヤマトが離脱の道を選び、誰しもが「え…ここで?」な反応をします。

でも空だけはヤマトの気持ちを理解した上で「ヤマトなら大丈夫よ」と、肯定的な言葉をかけています。

私の妄言を前提にすると、この辺で空は今まで抱いていた、ヤマトへの尊敬や憧れ、共感が一気に壊れたことになります。

しかしこれで遠くの存在と認識していたヤマトが、思ったより近い存在と感じられたんじゃないでしょうか。

だからこそ彼に寄り添う言葉をかけてあげられたんでしょうし、彼の背中を見送ることができたのでしょう。
 
まぁ空がヤマトへの思いがいい意味で爆発したのは51話でしょうね。

ヤマトと同じように自分が作り出した闇に囚われてしまった空に、ヤマトと丈先輩がかけた言葉は、彼女が1番欲しかった言葉だと思います。

見ようによっては丈先輩の言葉で空は闇から抜け出せたようには見えますけど、闇に囚われた空に一番最初に言葉をかけ続けたのはヤマトですからね。
 
 
 
ここで彼の存在がとても近くに感じられたんでしょう。

また、彼女の本心が分かったシーンでもあり、丈先輩とヤマトは空の気持ちをわかった上で空に言葉をかけ続けています。
 
 
私は闇から抜け出した後に、ヤマトと丈に見せた空のスッキリした表情が好きです。
 
空がヤマトを好きになったのは、「やりたくないことはしなくていい」という、責任感が強く自分に出来ることは何でもしようとしてしまう空に、寄り添ってくれる人だからなんじゃないかなと思います。
 
太一も26話のように、空の欲しい言葉をくれる人なんですけど、空が立ち止まって動けなくなってしまった場合、ヤマトのような言葉を言えるかっていうと難しいと思います。
 
悲しいことがあっても辛いことがあっても、ガンガン前に進む、強い太一よりも、抱えきれないことがある度に立ち止まり、自分で考え、答えを出すヤマトの方が、空には一緒にいたいと思える相手だったんじゃないかと考えます。
 
 
さて、ヤマトも空と同じく、「同い年だけど大人びてるな」と空のことを見ていたかもしれません。

あと「太一に振り回される役回り」というのは空もヤマトも同じなので、空に同情した事もあったかもしれない。
 
個人的に26話で泣く空にヤマトが「泣きたい時は泣かせてやれよ」と言うところはキュンとしました。

この辺でヤマトは、空も自分と同い年の子どもなんだな、と思ったでしょう。

なお、この話の最後でヤマトは空に背を向け、ハーモニカを吹きますがもうちょいここは丁寧に書いてほしかったです…なんかマイペースにハーモニカ吹いている人みたいで嫌だ(笑)
 
無印は、ヤマトっていったら弟のタケルのことばっか言ってるという印象が強いですね。

だから空をどう思っていたか描写がないに等しいです。
 
でも39話で実の母親に甘えられない彼がすごく痛々しくて、言わないけどヤマトが欲している愛とか安らぎは、空が持っているんだよなとは思います。
 
妄想でしかありませんが、ヤマトが空を好きになったのって、ずっとほしかった愛をくれた人だからなんじゃないのかなと思います。
 
 
よくよく物語を見ると空は言わないだけで、ヤマトと同じ目線でものを見てるんですよね。

さりげに一緒になって丈先輩や太一を真っ先に助けに行ったり、ヤマトの休もう発言に安心したり。
 
 
この2人は最終的に夫婦になります。
この2人が夫婦になったことに納得できるエピソードがあります。
45話です。

チームから離脱したいヤマトに空は別の案を提案しますが、ヤマトがやんわり断り自分の道を選び、ヤマトの考えを納得した上で空はヤマトの背中を見送ります。
 
そう!
ここ!
 
私がこのカップリング好きなのはここなんですよ。
二人で話して互いに納得できる道を選び、進むことができるんです、この2人は。
 
53話で離婚したヤマトの両親がそっと、互いの手を繋ぎますが、私はあのシーンは未来のヤマ空だと思いましたね。

別にヤマ空が離婚するとかいいたいんじゃなくて、ベタベタしない夫婦だけど、大事な時は想い合う夫婦になるんじゃないかなといいたいんです。
 
だから02最終回の全員集合でヤマ空夫婦が隣同士でいないのはそういうことだと言い張ります。

つーか今気づいたけど、この並び順いつも無印キャラ勢揃いする時の並び順じゃん。たしかに変な距離感あるけどあれはガブモンスペースのせいだよ!
 
追記。ここのシーンではちゃんと近距離でいます!!
 

 
ま、まあ…02ドラマCDでヤマ空はおもっくそバカップルだったからいいかな。それでヤマ空は不動だからいっか。

話は戻り。
ヤマトが空を、空がヤマトを生涯のパートナーとして選んだのって、1番あの夏の冒険を共有できる相手だからじゃないかなとか思います。

あの8人で大人びていた、はやく大人になりたいと背伸びしていたのはヤマトと空の2人なんじゃないでしょうか。

(だってヤマトは、18話で紋章を手に入れたい理由が「自分を磨きたい」ですよ。

小学生でそんなこと言うんだ、とびっくりしましたもん。

空なんて現実世界に戻ったらやりたいことは「洗濯したい」ですよ。

小学生でそんな家庭的すぎる言葉、びっくりしましたね。
家庭的なのはヤマトも一緒なんですけどね。
家の家事全部一人でやってるし。)
 
この共通点を持つ2人は、他の子どもたちと見る視点が必然的に違くなります。あの冒険の思い出を確実にわかりあえるのはお互いしかいないんです。
 
さらにいえば、この2人だけ終盤心の闇に囚われちゃったりしてます。
よくこの2人が共依存カップル気味にされてるのはここでしょう。

うわー傷の舐めあいっこ…だがそこがいい。
ちょっと大丈夫か?とは思いますが、大人になれば2人ともそれなりにやっていけるはずです。
 
あとはあれですね、精神的な負担にならない距離で付き合えるヤマトは、空にとって楽だったんじゃないかなと思います。

他人と共同生活を送る上で大事なのは「甘えすぎない」ことだと思います。
 
愛は当たり前にあるものではない、とヤマトは経験上知ってますから、結婚して子どもができると夫婦間でありがちな愛情の搾取は発生しないんじゃないかと思います。

(愛情の搾取ってのは俺のこと愛してるんだからこれくらい我慢しろよとかのことです。)
 
たとえすれ違っても2人なら納得するまで話し合って解決できると信じてますし、なんたってヤマトは宇宙飛行士ですからね、

あんまり会わないほうが夫婦仲は円満だとよく聞きますし、そういうのも含めいい夫婦なのでは?と私は思います。
 
 
 
空は丈先輩と結婚した方がよかったのでは、という声をちらほら聞きますけど、丈先輩はバケモンの回で空を売ってますからね。

いや丈先輩の方がヤマトと違って落ち着いてますし安心感ありますけど。いや、丈先輩たまにやらかしたりしますけど、ああいうのは空をひやひやさせますし、その点ヤマトは通常時はそこまでヘマしませんから。

そういうのもヤマトを選んだ理由かもしれませんね。いや丈先輩めちゃくちゃ可愛いですけど。


丈先輩は空より年上だから、空が過度な遠慮をしそう。そうすると同い年のヤマトの方がやっぱりいいのかな。
 
 
ヤマトがデジモンファンの中で人気なのは、イケメンでクールそうなのに実はヘタレというギャップですから。いい感じで「私が傍にいてあげなきゃ」と思える罪な男なんですよ、ヤマトは。
 
 
ヤマト空は離婚なんかしません。たぶん…2人の子どもに囲まれ幸せになってるはずです。


ヤマトは自分でことを動かしているようで、別の人に主導されてることが多いですからね。

本人も気づかない内に、空の手のひらの上で子ども達とともに幸せそうに転がってるんじゃないでしょうか。
 
ヤマトと空の幸せな生活が末永く続くよう祈るばかりです。
 
 
・太一と空の関係(太一は空をどう思っていたか、空は太一をどう思っていたか)
 
友達以上恋人未満でしょう。
太一は空にほのかな好意はあったかもしれませんが、私はヤマ空派なので空は太一のことを大切な幼なじみとしか見てなかったことにします。

空が初めから気になってたのはヤマト説を私は推します。
 
序盤の太一はほんっと、空がブチギレるくらいやらかしてましたし、そのせいで空が酷い目に何回かあります。さすがにナノモンらへんで太一は反省したみたいですけど…20話は本当に完全太空でしたね。
 
空はなんか太一を神聖化っていうんですかね、「太一は絶対正しい」みたいなところがありますよね。

それは今までの経験上で出した結論なんでしょうけど、そのせいで空は自分の意見が言えなかったり、太一を優先したり、終盤自分を追い込んでしまったりします。

あとかなり太一に依存してます。
声優さんの演技も相まって、「私はあなたがいないとダメなの」って感じに見えました。

ほんっと、いつでもどこでも太一太一で1人抜け出して太一を探しに行ったり、危ないところにいる太一をわざわざ追いかけたり、そんなに太一に依存しなくても、空は空で自分の意思で考え動けるでしょうに。
 
太一も空も互いは1番の良き理解者であり、不安を言える相手だけど、気兼ねなく付き合える関係なのかと言われれば、この2人の場合ちょっと違う気がします。
 
特に16話で太一が間違った進化をアグモンにしてしまった時、太一が「俺が悪かったんだよな」という言葉に空は「ええ…あ、ごめんなさい」とすぐに謝ってます。

ここすごくなんでやねんと思ったんですよ。「いつもの太一に戻ってくれてよかった」くらい言うのかと思ってましたから。けど、付き合いが長いから、太一を傷つける言葉をいってしまった自分を空は恥じたのでしょう。
 
さらに46話で、敵のピノッキオンのところにいくかどうかで「太一…ピノッキモンところに行かないよね?」と空は心の中で願いますが、太一は様子を見ようといいます。

空は太一がそういうなら…と悲しそうにいいますが、もうこの辺全体的に辛かったのに、安定していた2人の関係さえ、すれ違い始めてます。
 
空は意外と太一に本心を見せていません。

どころか、26話では空の本心が見え隠れしていたのにも関わらず、太一が空の気持ちを受け止めきれず泣かせています。

ちゃんと空が本心をさらけ出したのは51話ですが、空の気持ちを受け止めたのはヤマトと丈先輩です。
 
よく太一と空はくっつけばよかった、2人はお似合いなのにどうして、という声をたくさん聞きますが、

この2人は付き合わなかったじゃなくて付き合えなかったんじゃないかなと私は思います。 
いやヤマ空も共依存だから、かなりやばい関係だけど。
 
特に51話の闇に囚われた空の吐露する言葉や感情が見ていていたたまれなくて、その原因の1つが「太一を助けなきゃ」という気持ちも入っている辺りがね…もう…

空にとって太一は1番大事な友達でもあるけど1番自分を苦しめる友達でもある、というところが辛かったです。
 
26話の太一がかけた言葉がとどめとなり、空が泣いてしまったところとかでなんとなくそうなんじゃないかと思いましたが、ここでくるかーという感じでした。
 
そんな空を救うのはヤマトと丈先輩なんですが、空のあんな辛そうな51話を見た上で「太一と空はお似合い」とは…うーん


いや太一だけじゃなくてみんなのせいで空はあんなに壊れかけたんだろ、と言われそうですけど最後に「太一を助けなきゃ」といってるあたり、どれほど太一が空にとって大きな存在で重い存在かがわかります。
 
 
 
ウォーゲームが最大のフラグだったのにという声も聞きますが、あれは映画スタッフとテレビスタッフの連携ミスですし(本当は最初からヤマ空って決まってた、その割に二人の描き方酷いですけど…)、

私はあれで完全に太一と空の関係は恋愛関係になる道が途絶えたと見る方です。
 
だって冒険中、太一のせいでどんな危険な目に遭っても、空は許していたんですよ。
それが許せなくなったってことは、何で私のことわかってくれないの、っていう2人の認識のズレが生まれ始めたってことです。
 
 
それを抜きにしても2人はツートップで最強コンビかもしれませんが、太一と空が恋人になれるか、夫婦になれるかと考えると難しいと思います。

一緒にいて楽しい人と生活を、時間を共にすることが幸せ、とはならないのが現実ですからね。

結婚して子どもをつくるとなると、特にそういうものとは別だと私は考えます。
 
特に太一と空は、意見が同じ時は最高のコンビネーションを発揮するけど、意見が違う時は空が我慢したり「もー太一ったらー」で流すという、言い方悪いですけど空の犠牲があってこその関係なんじゃないかと思います。

空が太一と話し合う選択をすればいいんでしょうけど、「それは違うかもよ」とは言えない、太一のカリスマ性と根拠のない説得力があるので難しいんでしょう。
 
こう考えると、空が1番太一と面と向かって話すのを怖がってるように思えます。

太一とヤマトみたいに面と向かって喧嘩すればいいんでしょうけど、この2人の場合、大喧嘩したら修復できないくらいの関係になりそう。

今まで築き上げた、大切な絆が壊れるのが怖いから、空は我慢することを選ぶんでしょう。
 
そんなんじゃ恋人や夫婦になったら空が辛い思いをするだけです。
 
だから私は正直…「太一と空がお似合い」なんて口が裂けてもいえません。
 
しかもこの2人の場合厄介なのが、幼なじみで付き合いが長いために、気をつけようと思っていてもお互いにとって良くない甘え方をしてしまうところです。

互いに信頼しているけど、その太一の信頼が空の重荷になるし、空の信頼が太一を動けなくしてしまいます。
 
さらに太一が精神的に成長すると、空の願いすら聞き入れてもらえない、空が太一の隣にいることが辛い、太一を追いかけるのが辛いな状態になりますからね。それは51話で実証済みです。
 
だから空も太一も互いの関係を美しい友情で終わらせたかったんでしょう。太一は特にそうだったと思います。
 
 
02の劇場版?
知りません。なんで空が太一の方によろけたかとか、もうあれは知りません(´;ω;`)前半のヤマ空は美味しかったです。
 
色々な劇場版ありますけど、いつも空さんのキャラが若干ブレるんで苦手です。02でもキャラブレしてる気がしました。
 
追記。空がディアボロモンの逆襲で太一へよろけた件ですが、あの行為は太一が好きとかではなく、子どもの時から「いつも守ってくれる」人だからついよろけたんじゃないかと思います。
ヒカリにとっての太一、タケルにとってのヤマトと同じです。
自分を守ってくれる存在。
つまり、甘えですよね。家族感覚的な甘え。お兄ちゃんや弟みたいな存在。友達以上恋人未満。

絶対にそれ以上は進めない関係。
だから太一が仮に本当に空を好きだったとしても、1歩踏み出せなかったのはそういうことなんじゃないかと思います。

空は最初から友達以上恋人未満の気持ちしか太一に向けてません。
 
よく思うんですけど、彼女の太一への行動は愛や恋ではなく、弟を心配する姉の過保護に近くて、空の愛がよく見えるのは彼女のヤマトへの行動だと考えます。

ヤマトの家庭事情を知っていても言わない思いやりは愛ですし、ヤマトが離脱しても「でも、ヤマトなら大丈夫よ。信じてる。」とかけた言葉はヤマトへの絶対的信頼という愛です。太一とは別の信頼ですね。

意外に空→太一への恋愛的描写ってないに等しいです。

それくらい、彼女の太一への行動は弟へ過保護なお姉さんの行動と一緒なわけです。
 
 
私は太空ヤマってあんまり好きじゃないし、太一あってのヤマ空っていう表現も好きじゃないです。
別に太一がいなくたって2人はくっついたと私は信じてます。

ヤマトが太一の空への好意を知ってたとしても、そこは遠慮せずヤマトは空への想いをぶつけてほしいです。我を通してほしい。うーん、でもヤマト友情に熱い男だから…うーん
 
ヤマ空の何が悲しいかな、公式カップルなのに公式でなかったことにされるし、演じる声優さん達の中ですら「空は太一とくっついてほしかった」と言われることです。

20年くらいたった今でも、ファンの方はヤマ空許してない方多いですし。
公式カップルでこんな嫌われるカップリングである?ってくらい。
もう許してやれよ。
 
 
でも02の時のヤマ空成立回の太一の顔は、あれはダメですよ。

自分が幸せにできない女を他の男に託す顔です。空さんそういうの気づきそうなのにまったく気づいてない辺り、おかしいなぁと思いましたけどね。

その割に肝心のヤマ空の描写薄いし、うーん。ヤマトに告白した後に太一の隣にいる空もなんだか不思議でした。
 
何がWOWWOW〜この空に届くだろう ですね。
デジモンOPのButter-Flyの歌詞です。
はい。
 
別の話になりますが、太一とヤマトも仲良しだけど、ヤマ空くっついたのは太一大好き同盟だからとかは否定できない辺り辛いです。

うーんでもヤマ空、この2人、太一に依存しすぎるんだよなぁ。「太一なら絶対大丈夫」「太一の言うことが正しい(ヤマトの場合、1回太一と真逆のこと言ってから納得して太一が正しいと思う感じ)」と、この2人、太一を神聖化しすぎてる気がします。
 
追記。
上記で書いた通り、空は太一を家族感覚でしか見てないので、自分が恋愛の対象になるなんてたぶん思ってません。

だからこそ、02で空への太一の恋慕に空は気づけなかったんです。

そして、自分が太一の恋愛対象だと思ってないし、太一を家族感覚として見てるから、ヤマトと彼氏彼女になっても、平気で太一の隣にいられる。
 
 
 
そうすると太一にとって大切な友達のヤマトと空が、1番太一を苦しめる存在なのか?太一のこと見てるようで見てないし、2人とも太一の隣にいればいるほど辛そうだし。
そんな似た者2人がくっついて、太一は1人残された、とか…
 
悲しいなぁ。(太一に同情)
 
追記。デジモンアドベンチャー02のヤマ空については他の記事で語っています。良かったら見てね。
 
腐女子避けとかのためにヤマ空くっつけたとかではないみたいですけど、それにしても丁寧に書いて欲しかったカップリングでした。
 
なんかかなり色々な方面から石を投げられるような記事を書きましたが、私は別に太一が嫌いではありません。
 
ただ太一はミミちゃんとかのように、太一を振り回す女の子の方がお似合いなんじゃないかなと思ってるだけです。
 
ヤマ空に幸あれ。おわり。