その日は悩んでいた。
なぜって、試験勉強している簿記の模擬テストの点数が伸び悩んでたからだ。
合格点にあとちょっと達してないのが続いていたため、苛立ちが募っていた。
現実逃避したかった。そこで、試験勉強の合間に見ていたタンクトップ小隊さんの遊戯王を思い出した。
とりあえずレンタル屋に置いてある劇場版遊戯王 dark side of dimensionsを借りてきた。
見た感想は
みんな指が綺麗。遊戯の「僕は行けない」になんか泣きそうになった。
あと何度も吹っ飛ばされる遊戯と海馬をみてなにかに目覚めそうになった。
ライフが200くらいになっても諦めない遊戯を見習おうと思った。
気分転換にしては長めになっちゃったけど、勉強再開するかと渋々いつものように勉強を始めた。ただデザインに心惹かれるものがあったため、勉強の合間に遊戯王 公式のアニメを見るようになった。(ちょうど2話ずつ、途中からだけど配信してた)
そして59話、私はこの話にとても勇気づけられたのである。
内容としては劣勢すぎるデュエルの中、城之内くんはあきらめそうになるが、仲間の叱咤、妹への思いで最後まで諦めず城之内くんが勝つという話。
1度ホントにデュエル辞退まで考えていた城之内くんが、思いとどまり勝利を掴む展開は感動した。
その日から、勉強したくない、やる気が出ない、勉強のために朝早くから起きたくない時は、遊戯王のBGM(熱き決闘者たち)を聞いてすぐ取りかかるようになった。
問題が解けない、何度も同じ間違いをしてへこたれそうになった時「城之内くんは諦めなかったじゃないか！」と自分を鼓舞し勉強し続けた。
そして試験当日、全くわからない問題や試験終了間近に解答が間違ってることに気づくといったトラブル続出。
脳裏に不合格の文字がチラついた時、
それを吹っ飛ばす59話の城之内くんデュエルが走馬灯のように見えた。
城之内くんの心意気を思い出した私は、試験終了1秒前まで問題をとき続けた。
結果…晴れて合格した。
城之内くんありがとう。
正直遊戯王がなかったら合格していなかったと思う。
そして今思うと劇場版遊戯王 dark side of dimensions、城之内くんもデュエルしてくれてもよかったんじやないかな…