「いろはす」と「エコ」 | 萌える植物図鑑

「いろはす」と「エコ」

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さて、久しぶりのblogネタです。

コカコーラから発売されたミネラルウォーター「い・ろ・は・す 」。

量が多く、何より安いので、私も愛用しています。


で、この「いろはす」なんですが。

「おいしい」と「環境にいい」の2つが売りのようです。


Blogネタのリンクにも。

なぜ「い・ろ・は・す」は環境に良いの?

と理由が載ったサイトまで準備されてありました。


普段の飲み物が環境保護に繋がるのであれば。

それはとても素晴らしいことだと思います。

さっそくその理由をチェックしに行ってみましょう。




【環境にいいの?】


( ゚д゚) ・・・ん?
 
(つд⊂)ゴシゴシ
 
(;゚д゚) ・・・あれ?
 
(つд⊂)ゴシゴシゴシ
  _, ._
(;゚ Д゚) …大して
理由書いてなくね!?

「なぜいろはすは環境に良いの?」を表題にしたのであれば。

その答えが明確に判るサイト構成にすべきだと思うのですが。

少なくとも飛んだ先のページには明言されていないと思います。


・国内最軽量12gのペットボトル

と言う記述が恐らくエコ部分に当たるのだと思いますが。

それがどうエコに繋がるかをもっと書けば良いのに…。


さらにそこからいくつかリンクを飛んで見たのですが。

・選ぶ、飲む、絞る!エコ体験とか

・今の市場はエコが大事!とか。


内容が漠然としすぎていて。

なぜ環境にいいか?と言う理由がわかりづら過ぎる気がします。


ダラダラとした一連のリンクを見てようやく。

どの辺を環境に良いとアピールしたいかが見えてきます。

下にまとめてみました。( )の部分は明記されてません。


・最軽量ボトル=樹脂の使用量が減る=環境負荷が減る。

・日本の水源から水を採取(水源を守ろうアピール)




【樹脂の使用量】


コカコーラの本サイトで関連記事 (09/04/23)を見つけました。

まとめると以下の様になります。


・12グラムのボトルで従来品から40%の軽量化を実現。

・CO2排出量の削減に換算すると3000トン/年

・これは950ヘクタールの森林の吸収量に相当する。


こうした内容を特設サイトの方にも明記すべきかな。

それはさておき、やはり樹脂の使用量削減がメインで。

CO2排出量の削減効果を軸にしているようですね。


1本のボトルを見ると確かにエコかもしれませんが。

いろはすは販売後100日で1億本も売れているそうです。

全体で見るとどうなるのでしょうか?


いろはすが1億本売れた分、従来型のボトルが1億本売れなくなった。

この様な事態が生じていれば、排出量は減り確かにエコでしょう。


いろはすが1億本売れたけど、従来型のボトル売上は変わっていない。

この様な事態が生じていれば、売れば売るほどエコから離れていきます。


現実に起きているのはこの中間のどこかです。

減った分増えた分のどちらが総合的に勝ったのか。

それを明記してからエコをアピールするのが正道ですね。


飲めば飲むほどエコ体験。ではなくて。

他のボトルの代わりに「いろはす」を買うならばエコ。

と表記するなら問題はないでしょう。



【身近なエコ】


さこのブログネタでは「あなたの身近なエコ」を問うています。

それのどこがエコなの?と言われるかもしれませんが。

私の場合は「物事を総合的に知ること」だと思います。


「いろはす」の例でも判る様に、エコとは多面的で総合的なものです。

○○する=エコ△△する=非エコと単純に断定できません。

「いろはすを飲む」=エコと単純なレッテルを貼るのは危険です。


以下に少し問題提起としてトピックを挙げてみます。

細かいデータ等は別に揃えてありませんので。

「そんなこともあるのかー」と気楽にお読み下さい。




【割箸と洗い箸】


たとえばー、の話でしかありませんが。

「割箸を使わない=エコ」と単純化するのは危険です。


●木はなるべくきらない方がいい!

→適切な除伐不足が原因の荒れ山が問題になってるよ?


割箸の為に大きな木を切ってしまっていては問題でしょうが。

その規模の木を敢えて割箸にしてしまう感覚は疑問です。

建築部材にできるサイズならそっちの方がお金になります。


加工の際の端材や、間伐木ならすすんで利用すべきです。

前者はどうせ捨てるものだし、後者は利用が無いと山が荒れます。

要は、何をどのように使うのか、が大切だと言うことです。



●みんな洗い箸に変えたら大丈夫だよ!

→洗剤の大量使用による水質汚染は大丈夫なの?


●植物由来の洗剤だから安全だよ!

→原料のアブラヤシを採る為に海外の森林を伐採してない?


植物性洗剤は確かに利用者の側ではエコかもしれません。

しかし、生産者の側で、非常に大きな問題になっていたりします。

身近なエコのために、総合的なロスを生んでいないか、は大切です。



たかが割箸の話でもこれだけ複合的な側面があります。


少し前の話ですが、割箸不使用の大切さを熱く語りながら。

一方でティッシュを無駄に使っている方に会ったことがあります。


製造過程が違うので簡単には換算できませんが。

生産するのに消費する木材の量を計算した場合。

「ティッシュ2枚=割箸1本」ぐらいだった様に記憶しています。


1つのレッテルを信じるあまり。

その裏や周囲に潜む別の問題に気付かないことは多々あるのでしょう。




【最後に】


漫画の話になりますが。

『LIAR GAME』の秋山深一の台詞を借りると。

多くの人間が『信じる』の名の下にやってる行為は

実は他人を知ることの放棄 
それは決して「信じる」行為ではなく…無関心
無関心こそ疑うよりも はるかに忌々しい行為

LIAR GAME (1) (ヤングジャンプ・コミックス)/甲斐谷 忍

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単純なレッテルを信じることで無関心にならないように。

何でもかんでもただ単純に反対することにならないように。

いつも「何が正しいのかを疑い続ける」心構えを持ちたいものです。