【愛しい長男へ】
貴方が歩くようになってから、毎週、お気に入りの遊び場に行ったよね。
最初はよちよち歩きだったのに、どんどん歩くのが上手になって、いつの間にか走り回って遊んでいたよね。
置いてあるおもちゃも、最初はこれなんだろう?って不思議そうに見たり、口に入れようとしたりしていたけど、
どんどん手先が器用になったり、体も上手に動かせるようになって、
貴方が上手におもちゃで遊べるようになる度に、もうこんなことが出来るんだ、すごいな、って思っていたよ。
家に帰る時も、帰るよー、という声を無視してずっと遊んでて、無理矢理連れて帰っていたのが、
ある時から、遊んでいるおもちゃを片付けて、私が待っている所まで来てくれるようになったよね。
なんだか人になってきたな、って感慨深かったよ。
この間、久しぶりにあの遊び場に貴方の妹と行ってきたよ。
貴方がいないのがすっごく寂しかった。いつも妹と2人で遊んでいたのに、なんでいないんだろうって。
あと、貴方が一番好きで、いつも必ず遊んでいたおもちゃが無くなっていました。
あのおもちゃだけ、無くなっていました。
とても好きだったから、一緒に持っていったのかな?
そちらでも楽しく遊んでいますか?いつものニコニコ笑顔で遊んでいますか?
今日も、明日も、いつまでも大好きです。
【愛しい長女へ】
なかなか遊び場に連れて行けなくて、ずっと部屋で遊ばせていて、ごめんね。
お兄ちゃんが居なくなってから、一度、遊び場に連れて行ったのだけど、
貴女はお兄ちゃんに似た背格好の男の子をじーっと見たり、一緒に遊んでと寄って行ったりしたんだよ。
あと他のおもちゃにほとんど興味を示さなかったのに、お兄ちゃんがよく遊んでいたのに似た車のおもちゃには反応して、上手に遊んでいたんだよ。
そんな貴女を見て、ずっと私は泣いてました。
貴女を遊び場に連れて行くにはもう少し時間が必要そうです。
でもずっと、どうすれば、どこに行けば、貴女が思いっきり遊べるか、考えてます。
もう少し私に時間をください。
今日も、明日も、いつまでも大好きです。