『観能レポ』第二回 野村太一郎 能楽特別公演 ~新作能 白雪姫~ | 和結の会(わむすひの会)ブログ

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650年以上伝承されている「能楽」を通じて「魂の目覚め」「和の精神性」「しなやかな生き方」などを体験できる会として発足。能楽師による能狂言WSやお囃子体験・定期的な観能など実施。

 

6月4日は、銀座six地下3階にありまする

観世能楽堂にて開催されました

 

【第二回 野村太一郎 能楽特別公演】

八世野村万蔵(五世野村万之丞)十七回忌追善公演

を鑑賞させていただきました。

 


ロビーには遺影がございましたので合掌させていただきました
八世野村万蔵(五世野村万之丞)様、太一郎さんと
よくにていらっしゃいますね)
 

主宰者の野村太一郎さんは、

和泉流狂言方で、現在、野村万作の会の一門で

野村萬斎師に師事されていらっしゃいます。

 

御父上様は、44歳にてご逝去されました

八世野村万蔵(五世野村万之丞)様

太一郎さんは、その時、14歳でいらしたのだとか。

 

狂言にとどまらず、様々なご活動をされていらした

お父様のDNAを、まさに受け継がれたとおもう

太一郎さんの現在のご活躍!

 

豪華なパンフレットには、

太一郎さんが赤裸々に綴られているお言葉

 

師匠である野村萬斎師の太一郎さんへのお言葉

観世宗家のご挨拶等々、

 

古典芸能の御家の様々な出来事
その中で、太一郎さんの「ご決断」と
萬斎師の「愛」というか、「包容力」を強く感じるパンフレットのご挨拶文、

開演前に、読みながら

なんだかウルウルとしてしまいました

 

ただ、冒頭の太一郎さんのご挨拶にもありましたように

「父は湿っぽいのは嫌いでしたので、、舞台を楽しんでほしい」との

お言葉どおり、

 

番組構成、ご出演者の方々の豪華さ

ほんとうに、堪能し感慨深いご公演でした♡

 

 

 
太一郎さんは、多々ご交友が広くあられるとのことで
ご出演の方々も、東西問わずの
演者様がご出演されていらっしゃいました、
 
一部が終了した時点で
もう、ひとつの公演を見たのでは?
と感じるほど、濃厚な番組構成で。
 
最後は、「新作能 白雪姫」
五世万之丞氏が創作された「新作狂言」を
太一郎さんが、新たな演出を施され
「新作能 白雪姫」として上演されました。
 
御父上様も、泉下でさぞかし
お喜びのことと存じました!
構成 五世野村万之丞氏
演出 野村太一郎氏
監修 野村萬斎師
 
物語自体は、誰でも知っているので解説は不要ですが
能と狂言で表現するとどうなるんだろうーー
と、興味津々、
 
能と狂言の見事な融合
現在風な言葉選び
七人の小人さん達の凄い体力!
お囃子方の叙情的な音色等々
などなど、見どころ満載
 
2020年には、無観客配信のDVDも発売されていますので
ご興味ある方は!ぜひ!!!
 
何度も、何度も、観たい!と感じた
「白雪姫」
新作ではなく、「古典」として継承されていくとこと願っております♪
 
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