小鼓先生から教わること  ~陰と陽~ | 和結の会(わむすひの会)ブログ

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日本が世界に誇る芸能として発展を遂げてきた
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「小鼓先生から教わること」

小鼓という名前の方でなく

あの打つ 小鼓のことですが

 

わたしは、「小鼓先生」と

呼ばせて頂いております、はいヾ(≧▽≦)ノ

 

それほど、毎度毎度

打っていて、教わることが

多いんです<(_ _)>

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・・・・・

 

12/12 の大倉流祖先祭 発表会にむけて

先生との小鼓お稽古も あと1回。

 

今日は お稽古していて

ずっと しっくりきていなかったところで

なぜ しっくりきていないのか がわかった。

 

それは、掛け声。

よっ!ほっ!って言う あれ。

 

どうも わたし よっ!の掛け声の

音程を 間違えて覚えてしまっていたようで。

😅😅😅😅😅

 

三年以上経っているのに。

いま?ってか💦

 

・・・・

 

小鼓の(掛け声)には

 

【陰と陽】の掛け声があります。

 

陰の声が 『ほっ!』とかけます。(比較的 優しく掛ける)

まあるい感じで掛ける・・というのが分かりやすいかもですね。

 

「陰」即ち・・・女性的な掛け声ってことです

 

陽の声は『よっ!』とかけます。(比較的、張りのある力強く掛ける)

盛り上げたりするときに「よっ!○○!」とか、掛けますよね。

そう、盛り上げたりする、ようなイメージで張った声でかけます。

 

「陽」即ち・・・男性的な掛け声ってことです。

 

・・・・・

 

ね~~^なんだか、能楽って、凄くないですか!

 

掛け声には、もっと他にもあるんですが、

 

いや~~~!!!

よ~~おお~!!

 

とか(笑)

 

でも、打つ手は、4つしかありません。

この4つを、打ち分けるんです。

 

4つしかないなら、簡単やん・・・っておもうでしょ・・・?

なんの、なんの・・・

これが、また難しいんですよ💦💦

 

能楽の附は、超完璧なほどに

法則的になっています。

 

なので、その法則通りに覚えていると

みんなで集まってリハーサルを何度もしなくても

いきなりはじめても、「合ってしまう」んです。

 

能楽公演のリハーサルは、

基本1回のみ。

無いときすらあるそうです💦

 

お芝居だと、一か月も前から

するでしょ?

 

能楽の場合は、新作とかでない限り

一回のみ。

 

で、「合ってしまう」んです。

 

日本の藝能は「間の文化」がありますよね。

能楽には、指揮者がいません。

 

全ての演者が、「間、空気感」を感受しながら

そして、完璧な法則に則って 挑んでいます。

 

その「一期一会」に立ち会えることは

本当に貴重な時間となります。

 

機会があれば、ぜひともご高覧くださいませ♪