55回「狂言ござる乃座」@国立能楽堂 | 和結の会(わむすひの会)ブログ

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和結の会(わむすひの会)は
日本が世界に誇る芸能として発展を遂げてきた
650年以上伝承されている「能楽」を通じて「魂の目覚め」「和の精神性」「しなやかな生き方」などを体験できる会として発足。能楽師による能狂言WSやお囃子体験・定期的な観能など実施。

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やっと書ける~^(笑)

3月25日(土)国立能楽堂にて行われました
「55回 狂言ござる乃座」

こちらは、狂言師野村萬斎さんが主宰されている狂言の会です。

わたくしは、、、
何度目か、、もうわかりまへん(笑)


今回は、共著「凛女の選択」でご一緒に本を作りました
内村美登理さんと一緒に鑑賞~~

みどりさんとは、一度狂言をみにゆきましたが
益々、萬斎先生へどっぷりと(笑)
浸ってこられまして~^

ううう~^♡
狂言も楽しんで下さり、またいきたい!と♡

でしょ~~?でしょ~~?(笑)


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以下、番組です♪

「附子」
出演:野村裕基・野村太一郎・野村遼太


「清水座頭」
出演:野村万作・野村萬斎


「弓矢太郎」
出演:野村萬斎・石田幸雄・月崎晴夫・高野和憲・竹山悠樹・深田博治
内藤連・中村修一・飯田豪・岡聡史



「附子」は、学校の教科書にも載るほど有名で
ものすごく楽しく、解りやすい狂言のひとつです。

今回は、萬斎さんの息子さんの裕基さん、
そして、万作家一門の「野村太一郎さん・野村遼太さん」という
とてもフレッシュな若手の方々の附子。


話しの流れは知っているので
特に、演者さんに集中して観ることができました。

勢いがあり、新鮮な附子でした♡


「清水座頭」は、
万作さんと萬斎さん親子で、盲目の男女を演じる狂言です。

幕があがると、能楽堂には
盲目がもつ「杖のおと」

こつん・・・
こつん・・・
こつん・・・・・・

と、そのおと しか聴こえない・・

その音を聞いているだけで
ぐっ・・・と胸がつまるほどの表現力。


そして、
万作先生の突かれる 「杖のおと」 と、
萬斎さんの突かれる 「杖のおと」は・・・

同じように突いておられるようにみえる、感じるのですが
どこか・・違う・・

なにが、どう違う・・ということが
ことばでは出てこないのですが・・

全然・・・・・
ちがう


その おと の響きの中で
お二人の心があらわれるような台詞と謡い


美しい
ほんとうに、美しいのです。


お互いの目が見えないのですが
最後は、夫婦になり

橋掛かりを、手を繋いで幕へ入っていくのです。

お席が、脇正面という橋掛かりの横のお席でしたのでね・・・
手を取り合っていかれる御姿をみて
うるうるしてしまいました・・・

本当の親子ということもあるのでしょうが。
感無量です。




最後は「賑々しく」(笑)
「弓矢太郎」

太郎(シテ)は、萬斎さん♪

本当は、気が弱いのですが
強く見せたいので、いつも「弓を持って」強そうにみせている・・・

誰しも、そんなところあるんじゃないでしょうか?(笑)
「じぶんをおおきく、強そうにみせたいこころ」(笑)


狂言は「人間賛歌の劇」と言われているので
誰しもが持ち合わせている「人の本性や本音」などを
演じることにより、観ている方も、


どこか「じぶんを見ているような気づき」などを
もたらしているのではないかと、わたしは感じています。


で、この太郎を演じた萬斎さん・・・
もう~~~反則くらい可愛くて、、
キュンキュンしてしまいました(笑)

こんなかわいい50歳、おらんで~^(笑)


狂言のいいところは、
多くの狂言は、

最後の終わり方が
「もう、おまえ、しょうがないやつだな~^ww」と
全部、許して終わっていく・・

というところです。

なので、狂言を見終えたあとは
わたしは、いつも

「こころや身体が、あったか~~~~い」んです。

優しい^^暖かな心が湧き上がってきます♪
で、お肌もぴかぴか♡

幸せホルモンでとるんかな(笑)
女子力UPにも狂言いいですよ~^♪

また、萌美乃会でも企画しますので
どうぞ、愉しみにです♪