人違い | ☆☆moeゴコロ☆☆

人違い

この前、麻布十番にある、とある老舗料理屋さんへ

ご飯を食べに行った時のこと。

このお店に最初に連れてきてくれたのは、

ビッグ氏(詳しくは3/24記事参照)であった。

久しぶりに会う、ビッグ氏と共通の知人とご飯なのであったが、

(ビッグ氏はいなかったけれど)

予約時間5分前に到着したあたしは、

狭い入り口をくぐり、石畳を歩きながら、玄関へ。

立派な日本家屋の引き戸をカラカラ開けると、

女将さんがいらっしゃった。

「いらっしゃいませ。」

「こんばんわ。19時に予約している○○です。」

誰も来ていなかった・・・。

一人とぼとぼお座敷へ上がり、しばらく待つ。

19時ちょうどに携帯が鳴り、

「もしもし、○○です。すみません。電車で寝過ごしちゃって。

 15分位遅れます」と言われ、待っていようかとも思ったのだが、

もう一方も同じく遅れるらしく、先に一人でビールを飲むことにした。

キリンの赤星ビール。

これ、あたしの好きな瓶ビールなのだけど、

なかなか普通のお店には置いていない。

良いお店にしか置いていない希少なビールだと聞いたのだが、

本当なのだろうか?

女の手酌酒は、決してカッコ良いモノではないけれど、

通されたお座敷には誰もいないし、

まぁいいや、と手酌でごくごく一人ビール。美味しい。

20分ほど遅れて全員集合して、一頻りご飯を堪能した後、

狭くて急な階段を下りながら、女将さんにご挨拶すると

「長谷川さんかと思ってました」と言われた。

それって、ひょっとして、『長谷川理恵』のことですか??

そうらしいのだが、

そう言えば、昔、あたしにとって本当に恋をしたと思える、初恋のお方から、

当時最初に言われた印象的な言葉がそれだった。

「もえってさ、ほら、今『CanCam』の表紙になってるモデルに似てるよ」と。

大学生になりたてのあたしは、

その時『CanCam』を見ていなかったので、

本屋へ走って確認したのは言うまでもない。

そもそも、大好きな人に「モデルに似ている」と言われただけで有頂天だった。

で、やはり顔を確認せずにはいられないと見た人物こそ、

『長谷川理恵』その人であった。

あれから随分月日が流れたのだが、

久しぶりに言われたなぁ~と。

(ちなみに、長谷川理恵ほど背は高くはないのだけれど)

そして、その頃大好きだったあの人は、半年以上連絡がないけれど、

元気にしているだろうか?と、2軒目のお店でぼんやり想った。