断る勇気 | ☆☆moeゴコロ☆☆

断る勇気

タイトル見ると大そうなテーマのようであるけれど、
あたし個人的にはワリと大そうなことなのである。

あたしは『断る』という行為が苦手。
多分、断ってしまうとその相手から嫌われる、と
思い込んでしまうからだ。
そこまでのコトじゃなくても、そう思っちゃう。

ワリと八方美人な典型的なO型気質なのかも。
でも、イイ顔ばっかり出来ない不器用さも兼ね備えている為、
求めているモノと本質とがかみ合わない、
バランス悪い女なのかもしれない。

あたしの携帯は、なぜか夜中に鳴ることが多い。
そう、酔っ払い電話が多いのだ。(あたしもだけど・・・)
家に居ても、「今から飲みに出て来い」などと
無謀な(?!)要求をしてくる輩ばかり。

イイ年して実家住まいであるが故、
(元々ママが厳しいのだけど)
夜遅い時間からの外出は無理なのだけど、
たまーにひょこひょこ出て行くこともある。
ママにブツブツ文句言われながらも。

で、基本的には、家に居たら断る。
だって、スッピンだし、用意するの面倒だし、
翌日のことを考えたりしたら、当然断る。
だけど、たった一人、あたしが断らないお方がいる。
それは、二度と会いたくないと思っているお方だ。

彼とは所謂『不倫関係』であったのだが、
自分勝手な我侭男だけれど、
なぜか抗い難い魅力を兼ね備えた御人であった。
この先一生忘れることはできないのかもしれない。
どんなにヒドイことをたくさんされても、
彼と積み重ねてきた時間や感情は、罪なほど重い。

ここ一ヶ月、何の音沙汰もなく、
勿論あたしからも連絡しなかった。
あたしの人生から、
このまま静かに去っていって欲しかったから。
「元気なのかしら?」と想っていた矢先、
夜中に彼から連絡があった。
一度は無視したのだけど、続けて電話が鳴る為、
仕方なく電話に出た。

今日も電話をしてきた。
「会食の後でもう一件行こうと思って、
 いつもの店なんだけど出てこない?」と。
お風呂上りの12時前、普通だったら出て行かない。
それに外は雪だ。
でも、あたしは「でもねぇ、スッピンだし・・・。
タクシー代払ってくれるなら良いけど?」と言ってしまった。

でも、用意を始めた途端に、
『あたしは何で彼の誘いに、いつもほいほい乗るんだ?』と
ちょっと情けなくなってしまったのだ。
しばらく考えて、彼に電話をして、
「やっぱり今日はやめておくわ」と伝えた。

このあたしが、珍しく彼の誘いを断ったのだ。
多分、もう怖がる必要がないからだろうと思う。
断ることで彼と会うチャンスが減ってしまった、とか
断ったら彼は誘ってくれなくなっちゃうかも、とか
そういうことを思う必要が、もうないからだろうと思う。

これで良いのだ、と思いながらも、
ちょっと逢ってみたかったと未練がましく思う自分が、
また少し情けなかったりする・・・。