☆我が家の受験事件簿・・・Part 何回目だ？！
（笑）
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長久手市の隠れ家リンパ＆デトックスmoemoe セラピストの原川です
さて、今回はリンパ全く関係ない我が家の子どもたちのお話。
完全にワタクシ事です。・・・いや、ワタクシのコドモ事です
（笑）
我が家の長女、今年高校３年生です。
もうすぐ卒業。
もともと今の高校に入るきっかけは部活動。
日本で３本の指には入る全国大会常連の部活に入るため、
片道二時間の道のりを３年間通いました
親ながら、頑張ったな〜、立派だわ
！と思います。
そして部活動は３年間なかなか忙しくて。
（昨年は部活も自粛だったりで落ち込んでましたけどね…
）
大会も出たりするし、イベントや発表会やコンサートなど、
集中的に練習しなければいけない時期も多く
ほとんどが朝は５時半に家を出て、夜は８時半に帰宅する日々。
まあ私も早起きしてお弁当作ったり駅まで車で送ったり迎えに行ったり
なかなかな日々でした
（笑）
そして定期テストの時だけは部活が休みになるものの、
イベントが近かったりするとその合間を縫ってギリギリまで練習したり
テストの成績が赤点になると部活の時間に補講を受けたりしないといけないし
大会参加資格を失ったりしてしまう事もあるので、毎回テストも必死
私たち親から見て、いつ気を抜いてるのか心配になる程でした。
私は知らなくてビックリしたんですが、高校入学してすぐの保護者会で
『もう大学受験は始まってる
』というような話をされました。
”高校受験と違って、大学受験は高１の中間テストの結果からすべて影響してくる。
どのテストも重要で、どのテストも気を抜いてはいけない。
部活動が忙しいのはわかるけど、希望の大学に行きたいなら頑張っていかないと”
そんな話を高１の一学期に聞きました。
その時点でちょっと『え…
』と思ってはいましたが
まあ、学生の本分は勉強ってことでしょう。
大学に行くための高校生活なんでしょう。
その為に入ってる子も多いでしょう。
そこに異論はありません。
そして言われたとおり部活も勉強も本人は頑張ってました。
娘にはなりたい職業があって
その為に行きたい学部があるから進学したいという事だったので
無理はしないでよ〜、と言いながらできる限りサポートして応援してました。
ただ、短大でも専門学校でもなれる職業だし
大学行かなくても勉強すれば取れる資格だし
四年制大学にこだわるのはなぜ？
と言うのはあまりはっきりしなかったけど（笑）
そして夏からいろんな大学のオープンキャンパスに参加し、
希望の大学・学部が決まり、無事に学校推薦をいただけて、ついに入試。
生まれて初めての小論文に苦労してましたが
部活と並行して学校に居残り、みっちり強化講習をしていただき、
毎日家に帰ってからも小論文対策の勉強をしてました。
というか小論文って勉強するって言っても限界があるよな、と思ってましたが
試験当日与えられたテーマに対する自分の意見とか考察がないと論文にはならないし
まずは時事的な事への関心から必要なんじゃないの、と…
しかしニュースや社会問題をチェックする余裕はない様子
とにかく付け焼き刃ではあるものの必死に小論文の勉強をしてたので
陰ながら応援してたんですが。
結果、合格できませんでした
まあ私は当日の手応えを聞いて「ダメかもね？」と思ってはいましたが
本人はやはり少なからずショックを受けていました。
でも。
もう数週間後には同じ大学・学部の次の入試が迫ってる
そしてその間に大きなイベントの舞台にも参加するので部活もある
もう、私から見てもイッパイイッパイでした。
いや、もうずっと、高校入って以来ずっと彼女はイッパイイッパイ
ずっと、まったく立ち止まる暇もなく走り続けていました
行きたい大学や学部があるから？なりたい職業があるから？女子大生に憧れてるから？
私もヨウイチさんも、
学校に行くことや勉強すること、進学することが
『やりたいこと』ならやればいい、というスタンスで、
一度も「やった方がいい」と言ったことはなくて。
娘が『どうしてもあの大学に行きたい』と言うので応援してただけで。
ただ、たまに
「だって、大学に行かなきゃいけないんだからしょうがないじゃん！
」
とイライラしながら爆発しながら必死になってる姿を見て
『誰がやりたくてやってるのか？』と何度も話し合ったりして。
それでも行きたいと思うなら頑張るしかないね、と意思確認を何度もしてきました。
そして11月のはじめ。
大きなイベントが終わり、さあ、また次の入試まで頑張るしかないねー、となったところ。
翌日からかなり珍しく、発熱
熱はすぐ下がったものの喉の痛みがあったり空咳が出たりだったので
周りが受験生ばかりのこの時期に少しでも症状があるなら学校に行かない方がいいか、と
念の為、念の為・・・と言ってるうちに一週間が経ち。
その間に学校に提出しなければいけない推薦用の書類があったりして
車で一時間、私が学校まで届けに行ったり
（笑）
そしてその一週間の間、
娘は全然勉強していなくて、ずっと穏やかで落ち着いていて。
束の間の休息のつもりなのかな？と思ってたけど、
明日から学校に行けそうだね、となったその日。
娘が『お母さん…
』とやってきて
『・・・私、大学受験やめるって言ったらどう思う？』と。
全然いいけど、あんなに行く気満々だったのにどうしたの
？？ と言うと
【この一週間、何にも忙しく追い立てられない時間を過ごしたら
「私、本当に大学行きたいんだっけ…？」と考えるようになった。
思えば入学してからずっと周りがほぼ99％進学希望の中、
大学に進学するのが当たり前になってた。
だから行かなきゃいけない気になってた。
どこなら行けるだろう？って考えてた。
でもこの一週間、学校から離れて好きなものや好きなことを考えてる中で
『大学に行かなくていいとしたら？』と考えるようになった。
だったら何がしたいんだろう？何ができるんだろう？
何がしたいわけでもないならやっぱり大学に行ったほうがいいのかな？
大学に行かないとしたら就職するしかないの？】
と話してくれたので
「いや・・・別にしたいことも決まってないのにとりあえず大学に行くこともないし、
やりたいことがないし働いたこともないのにいきなり就職って無理でしょ。
別に、卒業したら、学生時代忙しすぎて一度もできなかったバイトを
興味のあるとこ片っ端からやってみればいいじゃん。
なんなら外国に何ヶ月か１年か行ってみてもいいし。
まあ、１年くらい遊べば？フリーターやってみたら
」
と言うと
『え？？？？え？いいの？？？フリーターでいいの？？』
と驚かれたので
いや、遊ぶって言ってもバイトはするんでしょ？
お金稼ぐんでしょ？社会勉強するんでしょ？
じゃあ全然いいに決まってるじゃん
バイトでもらった給料で好きなことしてみればいいよ。
もし海外行ってみたいとか思ってるなら大学で使わなかったお金使ってもいいし。
と言うと彼女はすべてから解放されたようにホッとした様子で、
翌日、ウキウキと学校に行ってせっかくいただいた推薦を辞退してきたようです。
先生から私に電話があり『大丈夫ですか？？
』と確認されたので
本人が良いと言うならそれで良いです、とだけ言いました。
先生にはたくさん心配をおかけして親身になっていただき感謝していますが。
でも進学をやめて受験をしないと決めた娘はそれ以来とても楽しそうで
今までみたいに不機嫌に学校から帰ってくることもないし
部活にも出られるようになって最後の公演まで思う存分活動できて
悔いなく引退できたようです
受験をやめたことを
『辛いことから逃げた』
と思う人もいるのかもしれません。
近いことを言われたこともあります。
みんな大変な思いをしながら受験をしてるんだから
それを乗り越えてこそ、というような価値観もあるんだと思います。
でも、私達夫婦は、
子ども達が「やりたくないこと」に対してわざわざ辛い思いをすることはない、
と思っています。
受験が辛いとは言っても、そこに本当に「やりたいこと」があれば
辛いと言いながらでも頑張れるものです。
今までだって何度も頑張ってきたところを見てきています。
そんな時に彼女が頑張れるのはもう知ってます。
ここで「頑張りたくない」と思ったのは本当にやりたいことじゃなかったから。
そこに気付いたなら、いつでも引き返せばいいんです。
先生方にお世話になったとしても、誰に応援されてたとしても、期待されてたとしても、
そこに自分の「やりたい」がないならその時には放り出していい。
そして、私は大学というところは
「やりたいこと」「もっと学びを深めたいこと」
が見つかった時に行くところだと思っています。
高校を出たら誰でも自動的に行くものではないと思うし、
とりあえず行ってみれば何かを見付けることもそりゃあるとは思うけど、
その為だけに目的もなく貴重な四年間を費やすのは
ちょっともったいないなとも思っています。
社会に出て、バイトでもなんでもいろいろな経験をする中で、
年齢や経歴の違ういろいろな人達と関わることで、
その後一生かけてやりたいことや、自分がどんな人間なのかが見えてくる事もあるんじゃないかな。
そこで「やっぱりもっと勉強したい」ということがあればその時改めて大学進学を考えればいい。
大学は70歳でも受験できるところです。
もしくは大学卒業の学歴がほしいと思った時。
大卒じゃないと生涯賃金が…
という話もよく聞きますが、
大卒でもフリーターの人もいれば、中卒でも社長の人もいます。
平均値を見てもそれが自分に当てはまるかどうかはわかりません。
今の時代に人格や経験を見ないで学歴だけを重視するような会社に入りたいのなら
その時回り道になっても改めて学歴を取りに行けばいい。
学歴だけを手に入れてもうまくいかないことはもちろんあるし、
高卒や中卒というものにまだリスクがあることも知ってます。
でも、そのリスクを避ける為だけに、
やりたくもない事をする為に受験するなんて、もったいない。
受験はやりたいことがある人が、行きたいところに行くために受けるもの。
リスクなんてない人生はないし、面白くないし
子どもに安全な道を歩かせる為に未来に不安を植え付けるなんてしたくない！
私の願いは『子どもが幸せに生きる
』ことだけ。
好きなことを選ぶ生き方なら幸せになるに決まってると思ってるから
子どもが何を選んでも不安はないし、反対はしない。
本人にも『好きなことを選んだら不幸になる』なんて思ってほしくない！
と、いうわけでうちの娘は春から晴れてフリーターになるみたい
働いてお金をもらってそれで好きなことを思う存分やればいい。
もしかしてそれから女子大生になりたくなることもあるかもね
とにかく、私はちゃんと自分で考えて悩んで選んで決めた娘を
これからも応援していくのです
我が家は二番目の息子も高校に進学せず
瀬戸のプラクティカルカレッジに行きながらバイトする日々で、
なかなか珍しいことをやってる子です。
でも私は不安に感じたことも、将来を憂いたことも全くありません。
中２から学校に行かないと宣言した息子を
「なかなかやるじゃん」と思ってました。
自分の意思で人とは違う道を選んだ彼をすごいと思いました。
ゲームばっかやってても、ヒョロっと細くて頼りなさげな感じでも
自分の意思を貫けること、親にきちんとプレゼンできたことはすごいこと。
逆に娘は中学のときも真面目で、人と違うこと、ルールから外れることを嫌がる子で、
それなのに、いろんな節目にいろんな事件を起こしてきた子でした
高校受験の時も大事件を起こし無事に高校に行けたのが奇跡だという…（爆）
（知ってる人は爆弾娘と言う（笑））
だからこのまますんなり大学に行くなんてなんとなく違和感はあったから
この展開にちょっと納得してる私でした
この先も彼女らしく、波乱万丈を楽しみながら人生を楽しんで行ってほしい！！！
娘よ、頑張れ！遊べ！楽しめ！！
・・・まずは、無事に卒業できますように（笑）
最後までお読みいただきましてありがとうございました。
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