涼チャンと電話切ったのが朝の7時






昼くらいに出発と言っていたから
あたしは目覚ましをかけて10時に起床





3時間しか眠れない・・





涼チャンからの電話を待ちながら
シャワーを浴びて化粧して髪の毛をセットして服をきて準備完了




久々に涼チャンと昼間会う





免許の更新のとき以来
あたしはワクワク楽しみで遠足前の子供のようになっていた
睡眠不足なんて全然気にならなかった




時計をみると出発する時間の12時をまわっていた





そろそろ電話くるかな?




そう思い
しばらく待ってたけどかかってこない・・






無駄な時間を過ごしたくなかったから
社長から頼まれた仕事を片付けるために会社へ・・






仕事の切りがいいところで時計をみると15時半






涼チャン・・どうしたんだろう?
やっぱり今日無理になっちゃったのかな




普通にただ寝てるだけならいいけど・・
バレちゃって家出られなくなっちゃったのかな





さっさと頼まれた仕事を終わらせ
あたしは社長に頼まれ買い物に出かけた




車を走らせていると涼チャンから電話がきた




「おはよう」

「あ、涼チャンおはよう。遅いから心配したよ。今日は無理なんじゃないかって」

「ごめん、起きれんかってん」

「そっかぁ」




そんな会話をし待ち合わせは16時半になった





社長に頼まれた買い物をする時間に余裕がなくなったあたしは16時半を目標に急いで買い物をすませて待ち合わせ場所へむかった





待ち合わせ場所につくと
涼チャンは車の中で待っていた





あたしは小走りで
涼チャンの車へとむかい乗り込んだ




「涼チャンごめんね!待った?」

「平気」

「どこいこっか?」

「ごめん。俺あんま時間ないからパチンコ行かへん?」

「いいよ」




いいよと言ったものの正直ガッカリ




あたしはパチンコ屋に行くために今日早起きしたのかよ・・





まぁ、いきなりホテルいことか言われるよりは
いっかと思ってパチンコ屋へむかった




パチンコ屋の駐車場で
涼チャンは「これ持ってて」と封筒を渡してきた




「これ何?」

「売り上げ」

「あああ、わかった」




そんなやりとりをし
分厚い札束が入った封筒をあたしのバッグにいれた





涼チャンのお金でパチンコをして
ふたりとも勝って気分はよかった




車に乗って時計をみると18時半




もうこれで帰るのかな・・?



そのとき涼チャンが
「モエ・・エッチしたい」と言った





「え-、だって涼チャン時間ないんじゃないの?エッチしたらすぐ帰るんじゃないの?」

「う-ん・・そうなるけど・・」

「じゃあやだよ!」




やだって言ったのに
涼チャンは「ホテルどっち?」聞いてきた




あたしもやだって言ったくせに
「右」と答えた




すぐ帰るとか言っても
本当は帰らないでいてくれるかも・・



どこかでそう思う自分がいた




ホテルにつくと10分も
しないうちに涼チャンは超がっついてきた




正直引きながらもあたしは受け入れた





エッチが終わって
タバコを吸っていると「これ吸ったらいかな。」涼チャンは言った






耳を疑った









まじ?!
まだ1時間も経ってないけど?
本当にやるだけじゃん・・





涼チャンに従いホテルに入室して
1時間も経たないうちにホテルを出た





家に帰らなきゃいけない






今まではあたしに対してそんな態度をとったことは あまりなかった






それは奥さんに上手く嘘がつけてた状態だったから・・わかっていたようでわからなかった事実だった

あたしとの時間を会えたときには何よりも大事にしてくれてるんだと思い込んでいた







この日あたしはその事実を突きつけられた





家の前でバイバイして
タバコを吸おうとバッグを開けると
パチンコ屋の駐車場で渡された
涼チャンのお店の売り上げが入っていることに気付いた






厚さからして300万くらいはある





涼チャンにすぐ電話をしようと携帯を
取り出した瞬間涼チャンから電話がきた





「モエ。家までつく間電話してよう。」

「てか、売り上げ!」

「あ!!!取り行く!」





それから5分もしないうちに
涼チャン家の前にきた







早く帰らなきゃいけないから急いでとりにきたんだね・・








お金を渡し
2度目のバイバイをした






当たり前のことがすごく悲しかった







涼チャンから
そのあと電話があったけど出なかった








涼チャンとの関係が
またもや明らかになった日だった








涼チャンは結婚してて帰らなくてはいけない場所がある



あたしは愛人







周りの不倫しているカップルとあたしたちは違う!
最初のころはそんな風に思っていたから・・





そんな自分の立場を
認めたくなかったけど認めざるをえなかった

「涼チャンあのさ・・」







長い沈黙のあと
あたしは話し始めた









「涼チャンは何かあったとき「逆だったらどう?」って言うけど、それ、自分のときは当てはめて考えないの?」

「どういう意味?」

「たとえばゲームひとつにしたって、あたしが電話待ってるって思ったら帰るまでの間に長くなりそうとかそういうメールのひとつくらい出来るんじゃない?」

「・・・・。」

「それだけじゃなくて今まで涼チャン見てきて相手のことを思いやる気持ちが足りないと思う」

「ごめん・・」

「謝って欲しいわけじゃない。あたしは人と人との付き合いの中で思いやりとかそういうのを一番大事にしてるから、このままなら続けていけない」

「直す!!」

「う-ん。てか、涼チャンあたしが言いたいこと本当にわかってる?」

「わかってるよ」

「じゃあ、あたしは何が言いたかったの?」

「お互いに思いやりをもとうよってことやろ?」

「・・・うん」

「わかった。俺、言われたことは直すタイプやから!けど、3回までは許したってな?」

「いやいや。それ無理」

「仏の顔も3度までって言うやろ?」

「1回言われたら、次はないって思ってもらわないと困るんだけど」

「わかった」







そんな感じで仲直りして
翌日、涼チャンは休みだったから
昼間家を抜け出し明るい時間帯からふたりで会うことになった







「俺、早くモエに会いたいから寝ないで迎え行くわ」

「え-っ、寝ないとかそういうのやめてよ」

「じゃあ起きたら電話する。それでええ?」

「わかった。だいたい何時くらい?」

「昼くらいには出発出来ると思う」

「わかった。じゃあ明日電話待ってるね。おやすみ」

「おやすみ」








そう言って電話を切った








あたしはこのとき
涼チャンに自分の正直な気持ちを打ち明けて理解してくれたことが
嬉しくて舞い上がっていた










今まで感じてた
涼チャンとの距離が一気に縮まった



・・・ような気がしていた









別れようと思ってたけど
ちゃんと話ができて理解してくれて本当によかった・・








そのときは心からそう思った
その日の朝方着信があった






もう外が明るい時間帯の着信に
自分本位さを更に感じて思わずため息が出た






悩みに悩んで
別れる覚悟で今までためてた言いたいことを
遠慮なしで言おうと思い電話に出た





「はい」

「今日は気分がのらへんかった?」





涼チャンは甘い声で聞いてきた
逆にそれがカチンときた


それで誤魔化そうとしてるのが みえみえ




「そうゆうわけじゃないけど・・」

「なにが理由なん?」

「それはあたしが言うことじゃないよ。涼チャンが自分で考えて気付いてくれないと意味ないことだから」

「えっ、何?」

「だからさ、なんでこうなったか自分で考えてみてよ」





しばらく沈黙が続いた






「俺が最近ゲームばっかりしてほったらかしやから?」

「ほったらかしにしてるって思ってるの?」

「いや、そうゆう意識はないし、悪気はないけど・・」

「なら、ちがうんじゃん?」

「ふたりで会うことあんまないから?」

「えっ、故意的になの?」

「いや、俺としてはホテル行ったらふたりやからええかなぁと思って・・」







あたしがそれを不満に思ってることに気付いてる涼チャンにびっくりした

気付いてたんだ・・








気付いていなくてやるよりも

気付いててやるほうがタチが悪い









「それが直接的な原因じゃないよ。総合的にみてって話だから」

「理由ゆってや。言わへんかったら、わからへんやんか」

「てゆうか、あなたお酒入ってるじゃない?だからシラフのとき言うよ。明日のやすみ1日時間あったら考えて連絡して。」

「ちょ!待ってや!」

「なに?」








また沈黙







「俺モエのこと大事にしてへん?」

「そう思うの?」

「いや、そうは思ってへんけど・・」

「胸張って大事にしてるって言えないから、今そう言ったんじゃない?」

「はぁ・・もういいや。つかれた」

「どうゆう意味?」

「俺が一生懸命しても理由すら教えてくれへんやんか。直すとこも直されへんやん」

「いやいや、そうじゃなくてもういいやってどうゆう意味?」

「理由言ってよ」






そんな感じで
いくら話しても話は平行線だった






しまいには
あたしとの結婚とかそうゆう話をしてきた







「将来結婚できへんから?」








(゚Д゚)!





えっ・・

話がどんどん違う方向にむかってるし・・







この人にいくら
考えさせようとしても考えられない・・






むしろこの人の中には
同じ感覚がないんだって思ったら
いくら話しても無駄だと思ったから理由を言うことにした