『僕の私の空耳城の』まとめ① | もえこの気まぐれダイアリー☆彡

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表現者・後藤萌子のブログです。
ペンネームは、水月あかりです。
気まぐれで更新します。

こんばんは。
日常に戻った後藤萌子です。

さて、何から話そうか…

まずは、改めて、ご来場くださった方々、応援してくださった方々、たくさんの共演者さんとスタッフさん、本当にありがとうございました。

千秋楽終わるまで怖くて読めなかった(笑)アンケート、打ち上げの席で読ませていただきました。

たくさん嬉しいことが書かれていました。

観に来てくれた私の友人らからも嬉しい言葉をかけていただけました。


☆☆☆☆☆

以下、思いつくままに長々と書きます。
(ゆえに、観てない方にはわからないことが多いかと思います。ご了承ください。)
興味のある方はそのままどうぞ↓


「空耳城」は、城主の小田原加壽美が完全ボランティアで運営している、家庭不和の子供たちを一時的に保護する避難シェルターです。
ボランティアでそんなことをするなんてすごいと思いますが、公的な施設ではなく、後ろ盾も何も無い、何か問題が起こればすぐに落城してしまう、実はとっても危うい施設なのです。

今回の物語では、「2035年」「2005年」「1989年」の3つの時代が登場しますが、私が出ていたのは物語の中心である「2005年」。
2005年、その城を落城させようとする一人の人物・鷹岡が現われて物語は動き出します。


私が演じたのは、空耳城への避難者・見城明日華(10歳)。
DVパパからママ(見城芙美子)を守るために、ママと一緒に空耳城に通うちょっと(?)生意気で元気いっぱいの子供です。※明日華はまだ暴力は受けてません。

ちなみにダブルキャストの名前、チャーミングとスカーレットは、物語中に出てくる、2005年の時点では明日華にしか見えない幽霊(実は加壽美さんの兄(姉))の通称です。

一見、強くてしっかり者に見える明日華ですが、実はただ強がってるだけで本当はただの普通の……いや、弱い子供です。
(空耳城では安心しきっているのであまり見えませんが)パパの影響で男の人に警戒心を示したり、
※浅川さんに対する態度はまた別の感情です(笑)ママにベタベタするなという意味です(笑)
優さんが吟子さんに怒鳴っているシーンで怯えて耳をふさいだり。

そういう部分は、自らの経験(←⁉)と想像力で何とでもなりましたが、
(むしろ、子供らしい元気なところや馬鹿笑いするところの方が大変だった)
明日華が、「パパがママを殴るのをやめさせたい」とか「3人で仲良く暮らしたい」とか自分の思いを訴えるシーンがすごくすごく私的には悩みました。

だって、第三者から見れば、もう絶対無理じゃないですか。そんなこと。
でも、純粋な明日華はまだ信じている。それを割り切ることがなかなかできなくて苦しかった。

今思えば、頭で難しく考えすぎて、「明日華」として舞台に立ててなかっただけなんだけれども。


そして、最後の鷹岡さんに空耳城を終わらせないでと頼むシーン。
観に来てくれた友人たちから、「あのシーン泣いた」とか言ってもらえましたが、
実は小屋入りするまで、ダメダメでした。全然、思いを伝えることができていなかった。

だけど、鷹岡役の田中沢木さんは、私が「出来る」まで折れてくれなかったし、いろんな言葉と方法で私の凝り固まっているものをほぐしてくれました。
むかついたら、殴っていいんだよ、と言ってくれて、そんなこと言われるまで全然思いつきもしなかった。
動いちゃダメなんて一切言われてないのに、なぜか身体硬くして台詞を叫んでいるだけだった。
とてもとても感謝しています。


書こうと思ったらキリがないくらい、いろんなことがありました。


明日華自身の居場所を守るために、
ママを守るために、
優さんの帰る場所を守るために、
みるくちゃんの居場所を守るために、
戻ってきてくれた慧理さんのために、
みんなの幸せを願う吟子さんのために、
空耳城と子供たちを見守ってくれる浅川さんのために、
加壽美さんとチャーミングさんの大切な場所を守るために、
チャーミングさんが幸せを願った佐保さんのために、
そして、その佐保さんが幸せを願った鷹岡さんのために、

明日華は、戦い抜きました。

空耳城の乱は終わっても、実は明日華の家庭環境は何も変わってなかったりします。
明日華はきっと戦い続けて、時間はかかっても自分なりの幸せを見つけられたと、「私」は信じています。


……おや?タイトルがまとめ①ってことは②があるのか?
ただ、全体的なことのまとめはこの記事で大方書ききりました。
②はおまけというか自己満足というかただただ書きたかっただけなのでつまんないと思いますです。(②は悩みすぎて書き途中なうなのです。)