東京大学のホームページより、先月に令和7年度入試の要項が発表されました。来年の入試の変更点と言えば主に社会科の再編、情報の追加、国語の実用文追加、数学C追加といった共通テストの変化があります。

東大は共通テストに関して情報の増加分、1000点満点として110点に換算します。ちなみに社会は「歴史総合、地理総合、公共」での受験は出来ません。第一解答科目で選択されないように。

また、東大受験は共通テスト後の第一段階選抜も気になられる場合もあります。2025年度から理科3類を除いて第一段階選抜の倍率が変更になります。

文科 3倍→2.5倍

理1  2.5倍→2.3倍

理2  3.5倍→3倍

(理3は3倍)

したがって、昨年よりも足切り点(第一段階選抜突破に必要な点数)の基準が高くなると思われます。

昨年の足切り点は文科は文3のみ623点、理1は703点、理2は682点、理3は691点(いずれも900点満点)でした。

2021年からの共通テストは足切りに関しては8割あれば安心でしたが来年度は難易度にも左右されるとはいえ8割5分あたりが安心となるかもしれないです。対策は不可欠ですね。

また東大のこの変更は東大のみならず他の大学にも影響するので共通テスト後は動向に気をつけたいですね。

2次試験に関しては配点などの大幅な変更はなく、今までの内容を踏襲した形式となりそうです。気になったのは数学Bの「統計的な推測」が範囲にあるので統計も触れておいた方が良いでしょう。

現在のところの変更点はこのくらいですが、11月に発表されるの一般入試の実施要項も見てください。