ある日近所にあった古い家が壊されていた。


夜にそこを通る時はたまらなく怖いのに、無くなるとなんだか物足りなく、悲しい。


少しじっとその場で立って見ていたら、取り壊し作業をしてたおじさんに手招きされた。


素直におじさんの元にかけていくと、おじさんはこう言った。

『これが古い家を壊した時の匂いだよ。古い木が、ここに住んでた人たちの生活が、時間が、壊されていく匂いだよ。よく覚えておきなさい。』


私は迷うことなく全力で頷いた。それが私に出来る精一杯のことだった。

ただ、おじさん、わたしね、私、風邪ひいてるの。

おじさんが覚えときなさいと言った匂いは全くわからない。
だけど絶対に忘れないよ。
おじさんの悲しい顔だけは絶対に忘れない。
うちには猫が3びきいる。元々いた猫が女の子だから、色々男女混合だと大変だと聞いて、猫は女の子だけにしようと決めていた。
色々あって女の子と言われて引き取ったうちの新人たち、二匹。
ここ数ヶ月で何故か女の子と言われたはずの片方にあれが、股関にあれが、はえてきた。
いや、元々あったのかもしれないけど、少なくともうちの家族には、はえてきた、という表現の方がしっくりくる。

女の子として育てられた子が立派な男子になりました。
名前はしらたき。
ちなみに人間含めたうちの家族の誰よりも美形。
それでも、男は男。
私がお風呂に入るとしっかりドアの前で待っているし、いってきますのキスは当たり前。寝るときは私の顔によだれをたらしながら甘えてくる、THE エロ。

moecoro2さんのブログ-・・.jpg

今朝、早朝にもかかわらず上司がメタボの身体を揺らせながら少し興奮ぎみにバタバタと走ってきた。
とっさに怒られると思って3歩くらい下がって様子を見ていたが、どうやら怒っているわけではないようだ。むしろ機嫌がいい。

「おい、今な、あれを見たぞ。誰だ。あの、あれだよ。」そう言って指差した先に1人の男性がいた。こちらに背を向けているので、誰だかは分からない。

「な?」

もう訳がわからない。
仕方なく、[だれですか?]と聞くと、
「だから!あれぇ、あの、映画に出てる人!」
そう言っている間にその゙あの人゙は向こう側に歩き出してしまった。
「あぁー、残念だな、お前。イケメンだったぞ?」

[結局誰だったんですか?]

すると上司は閃いた顔で言った。
「デスクノートの主人公!!!!!!」