パラレルキャリア研究所の中村みはるです。
ブログをご覧いただきありがとうございます。
昨日いただいたお声が良かったので、婚活コーチングの続きを書きます
婚活コーチングのご相談を受けるにあたり、度々向き合う問題があります。
その多くは、情動記憶による問題と環境的な問題です。
私の場合はこの２つの問題を両方とも持っていました。
今日は、情動記憶の問題について書こうと思います。
セッション中に、
父親から愛情表現をしてもらったことがなくて、男性と深く接するのが苦手で・・・。
厳しく躾けられたから、人に否定されたり怒られたりするんじゃないかと怖い・・・。
男友達は多いけど、異性としてみることができない・・・。
などなど、自分の過去の出来事や感情について切々と語られることがあります。
人は過去の強い感情をともなった出来事の記憶に基づいて、現在も物事を察知して、
行動を選択します。この過去の記憶を情動記憶と言います。
日々、私たちは情動記憶に縛られて行動しています。
私にも、情動記憶によって作られた過去の自分を乗り越えられない時期がありました。
私の両親は私が８歳の時に離婚し、母は家を出て行きました。
その時には強い見捨てられ感を感じました。
母親がいないことで、家庭は回らず、
私たち兄弟はほとんどコンビニ弁当やスーパーのお惣菜。
私は特に、寒い冬に家の外に設置された洗濯機で洗濯をするのが、
寒くて、冷たくて、惨めで、嫌でたまりませんでした。
家族間の喧嘩は増え、暴力もありました。
片親を理由に同級生だけでなく、先生からもいじめられたこともありました。
友達の普通の家庭を、何度も何度も羨ましいと思って過ごしていました。
この忌まわしい過去の経験や過去に感じた感情によって、
私の中には家族＝恐怖というイメージが出来上がってしまっていたのです。
自分の幸せな結婚、自分の幸せな家庭をイメージすることができない脳になってしまいました。
婚活と同時に、私は自分の心と脳のケアをする必要がありました。
インナーチャイルドの癒し、ヒーリング、セドナメソッド、
感謝のアプローチ等など手当たり次第取り組みました。
もしあなたにとっても、
以上のものが効果があるのであれば取り入れたらよろしいかと思います。
でも、新しい自分になるためにはさらに必要なことがあります。
それは、新しいあなたの記憶を作ることです。
結婚、家族に関する記憶を書き換えるのです。
私は、家族の温かさというものに飢えていましたが、
同時にそれがどういうものかよく分かっていませんでした。
私には、幸せな夫婦、暖かい家族を知る必要がありました。
周りにいる友達や先輩を見回して、
こんな楽しそうな家庭になれたら良いなという人に話しかけて、
夫婦のエピソードを聞いたり、ご家族を誘って食事に行ったりしました。
最初の頃は、冷え切った私の心は、友人家族のぬくもりに触れて、
かじかんだ手をストーブにかざした時の様に痛みを感じました。
でも、徐々に幸せな家族というものを理解し、体にもなじませて行きました。
そうこうするうちに、
婚活の場でも自分の理想の家族像を語ることができうよになっていって、
その家族像良いね！って言ってくれる主人に出会いました！
はい、最高に幸せです
『思考は実現する』とはよく言ったもので、
逆説すると、イメージできないことは現実しないのです。
過去は変えられません、
でも未来はいくらでも変えられます。
どうぞ、あなたの新しい未来の記憶を作ってください
