やっと残酷な観客達の録画を観終わった。テーマ曲の「エキセントリック」とても好きだ。「狂気」の表現としてとても洗練されているし生きる道がパッと照らされる感じだ。欅坂のアルバムも大変な名盤だと思う。またじっくり聴こう。ドラマはとても謎めいた作りで、映画版しか観てないけど「まどマギ」みたいな感じだと思う。(これからはネタバレになります)これはまあ普通の見方だとみこの唯一の親友ゆずきは事故か自殺か死んでいて、みこはそのショックから立ち直れていない。「永遠にゆずきと一緒の世界」を夢想している。その夢想が現実化しているのか夢想の中を漂っているのかはわからない。「残酷な観客達」とは「いいね」を付けずにみこ達を閉じ込め続ける存在であるが、それは同時に「ゆずきと一緒の世界」を守り続けてくれる「甘く優しい観客達」でもある。最終回みこは「現実」の「ゆずきの不在」に直面し「幻想」は破られる。孤独な教室に放り出されたみこは再び夢を見始める。しかしそこにゆずきはいない。クラスメートも観客も一変している。そしてみこは誓う。「私の中の闘いはまだ終わることはできない。私がみんなを外に出してやる」と。しかしこうも考えられる。死んだのはみこで、みこが自分の死を受け入れ、ゆずきとの別れを受け入れ、みこが「成仏」するために悪戦苦闘する物語、とも。観客達の圧倒的な肯定の力によって自らの死を受け入れて成仏するような。こうも考えられる。教室に居場所のない「ひとりぼっちの女の子」が延々と作り出す妄想の世界、とも。みこはこのシステムの中で観客と繋がりクラスメートとも繋がることができるのだ。みこは最後「今度こそ」と言って物語は終わる。キャストを変え観客を変え繰り返される脱出の物語。出口を本当に求めているか誰も知らない。