前々からこの時期に買おうと思っていた。とうとう来月24日からアナログ放送停止、総デジタル化だし。今までずっとアナログ録画だった。パイオニアのDVDレコーダーで。このDVDレコーダーは本当によくやってくれた。買ったのは2004年くらいか。蒲田の店で買った。実家でその少し前に同じ型のレコーダーを買っていた。色違いだ。実家は銀色、こっちは白だ。実家は近所の生協の中にあるジョーシンで買った。実家のレコーダーも長く活躍してくれたが去年の夏ハードディスクが壊れてしまった。中のDVDも取り出せなくなっていたが年末年始帰省した時に取り出しボタンを押したら出てきた。ハードディスクは壊れたままだが再生機として今後は活躍していただきたい。こちらのDVDレコーダー、ハードディスクに録りため編集したお宝映像の山が3回程ハードディスクの初期化やむなしとされ消滅した。DVDにダビングしてあるからまあいいけどこのDVDも完全ではないというか再び挿入し再生しようとしても「対応していないディスクです」となり再生できないことがある。そうなるとハードディスクに映像が残っていない場合あきらめるしかない。そうなるといい映像は不安なため何枚もダビングしたくなる。そのためにはハードディスクの映像もなかなか消せなくなるのだ。しかしハードディスクにも容量に限界がある。このレコーダーは160ギガである。充分な容量であるが何年もすると限界ぎりぎりになる。そして編集し圧縮し泣く泣く消去しこまめにハードディスクの最適化をしてもハードディスクが何かの限界を向かえ「ハードディスクを初期化して下さい」となる。これは一種の災害のようなもので積み上げた文明のようなものが一気にリセットされてしまう。それは決して望んでいたことではない。準備、用意、覚悟していたとはいえしばらく呆然としてしまう。一体何が消えたのか。一体何が積み上げられていたのか。妙に記憶がかすんでしまう。取り壊され更地にされた土地に以前何があったのか奇妙な程に思い出せないように。提示されればそうそうそれそれそういえばと必ずなるものであるのにかかわらず。キツネにつままれたように記憶は忘却されてしまう。いくつかは覚えているがとてもすべては思い出せない。そして少しほっとするのだ。またゼロから始められる。広大な何も無い平原から始められる。更地から始められる。神からの恵みのように広大な更地が再び与えられた。何をしても当分大丈夫だ。