昨日龍馬伝最終回でしたね。『龍の魂』。海、浜辺の龍馬の夢から始まり、砂浜の上、お龍が「う・み」と微笑んで終わる。龍馬が見ていた「海の向こうの世界」。そして現在。飛行機とインターネットの時代。「地球が狭くなった」エコロジーの時代。「共生」のために四苦八苦する時代。龍馬が命をかけてこじ開けた「上士も下士も大名も武士もない世界」「社会を治める○○○には「みんな」がはいる民主主義の世界」。しかし我々は今「楽園」にも「天国」にも住んではいない。何だかよくわからないものに支配され、追い立てられ常時監視され管理され調整され調合され調教され選別されているような奇妙なSF的な不安感。不自由感。この「不満足」や「危機感」や「閉塞感」をうまく表すことができるであろうか。それは資本主義やグローバリズムと呼ばれるものに所以するものなのだろうか。それともまた違うものによるものなのであろうか。それとも「個人的な悩み」「気のせい」「人生とは人間とはそんなもの」なのであろうか。しかし「何か」を打開したい、打ち破りたい、という思い。「何か」の抑圧が完璧に世界中、身体中を覆い尽くし、「勝算」「希望」「可能性」がきれいさっぱり蒸発してしまったかのような事態。「上士と下士のあるこの国の有様」を憎んだ龍馬。我々は何を憎み、何をどう切り開いたらよいのだろうか。