新庄はスポーツ万能だったが野球が比較的苦手だったため野球の道を選んだという。いとうせいこうはスタジオパークで苦手の中に可能性があると言っていた。自分を表現するジャンルとして特に努力しなくても上手くできてしまうジャンルというものがあるかもしれない。そこにまとをしぼり技術を高めることによりもしかしたら世界的レベルに達したり、そうでなくても人に一目おかれたり褒められたり感心されたり世の中に必要とされたり喜ばれたりするかもしれない。それが自信となり尊厳となり自己肯定感となり充実した幸せな人生を送ることができるかもしれない。しかしあえて苦手なものに挑戦してみるとか、下手なんだけどやりたいからやるというのもあるだろう。出来ないことを努力して克服する喜びがあるし、壁を越えることで新しい自分や世界に出会える気がする。得意なことをやって始めから上手くてするすると上達しても面白くない。どんな世界でもそんなに甘くはないと思うが。しかし一番大事なのは自分自身の興味ではないだろうか。苦手だからやめるのではなくてそれをやることで何かその先に大きな可能性を感じることをやってみる。向いてるとか得意とか関係なくて何か惹かれるものがある、確実じゃないけどもしかしたら自分なりに大きな達成を得られるような気がする。そんな道を選ぶ。10年20年しても光が見えなくても「何となく惹かれるから」という理由で。それでやってみる。そんな道がある。